ロシア新車販売、7月は18.6%増の13.0万台

・欧州ビジネス協会(AEB)が8日に発表した7月のロシア国内新車販売台数(小型商用車を含む)は、前年同月比18.6%増の12万9,685台となった。
・1-7月の累計販売台数は前年同期比8.5%増の84万8,214台。
・7月の販売をグループ別に見ると、アフトワズ(AvtoVAZ)およびルノー・日産グループが22.1%増の4万5,550台(うちアフトワズは21.8%増の2万6,502台、ルノーが20.3%増の1万982台、日産は20.0%増の5,717台、ダットサンが49.7%増の1,950台、インフィニティが16.7%増の399台)。次いで起亜が36.7%増の1万6,187台となった。続いてVWグループが、VWが24.0%増、アウディが23.4%減、シュコダが13.6%増、バンは23.9%増となりグループ合計では13.8%増の1万4,413台、現代グループ(Genesis含)が11.1%増の1万2,000台。トヨタ(レクサス含)が12.7%増の9,924台などとなっている。
・ブランド別シェアでは、首位のアフトワズのラダ(Lada)が20.4%、続いて起亜が12.5%、現代が9.2%、ルノーが8.5%、トヨタが6.2%、VWが5.6%など。
・モデル別では、起亜のコンパクトモデル「リオ(Rio)」が8,456台で首位、アフトワズのラダ「グランタ (Granta)」が8,134台で2位、現代の「ソラリス (Solaris)」は6,951台で3位となっている。
・AEBの自動車製造業者委員会(AMC)のヨーグ・シュライバー(Joerg Schreiber)会長は、ロシアの自動車販売市場の2桁成長は、ホリデーシーズンの到来でも衰えることなく3カ月連続で続いた。経済の見通しが明るくなったことと政府による購入インセンティブによって、中流階級の購買層が活気づいており、2017年は自動車業界にとって転換年となるだろうと述べた。

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