・英国自動車工業会(SMMT)が4日に発表した4月の乗用車の新車登録台数は、前年同月比19.8%減の15万2,076台となった。自動車税の引き上げにより、大きく落ち込む結果となった。
・1-4月累計では前年同期比1.1%増の97万2,092台となっている。
・4月の乗用車の販売台数をブランド別にみると、フォードが前年同月比30.6%減の1万6,183台(シェア10.6%)、メルセデス・ベンツが10.5%増の1万3,345台(同8.8%)、アウディが4.2%減の1万3,094台(同8.6%)、BMWが2.7%増の1万1,277台(同7.4%)、GM傘下のボクソールが33.1%減の1万732台(同7.1%)など。
・モデル別では、1位がフォード｢フィエスタ (Fiesta)｣で4,957台、2位が日産｢キャシュカイ (Qashqai)｣で4,430台、3位がメルセデス・ベンツ「Cクラス(C-Class)」で3,777台、4位がメルセデス・ベンツ「Aクラス(A-Class)」で3,608台、5位がフォード｢フォーカス (Focus)｣で3,421台など。
・使用燃料別では、ガソリン車が13.1%減の7万7,497台(シェア51.0%)、ディーゼル車が27.3%減の6万8,306台(同44.9%)、代替燃料車(AFV)が1.3%減の6,273台(同4.1%)。
・販売先別では、個人が前年同月比28.4%減の5万9,912台(シェア39.4%)、フリートが12.3%減の8万6,678台(同57.0%)、ビジネスが21.0%減の5,486台(同3.6%)。
・なお、4月のバン(3.5トン未満)の登録台数は前年同月比18.8%減の2万2,625台、トラック(3.5-6トン)は6.4%減の612台、タクシーは0台となっている。
・SMMTのマイク・ホーズ(Mike Hawes)CEOは、4月からの自動車税切り替えや、イースター休暇による営業日数の減少で販売台数は下降したが、市場は未だ記録的な販売レベルを維持しているとした。また、年間を通じての需要は安定するだろうとも予測している。

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