タイ、12月販売は14.4%減、2016年通年は3.9%減の76.9万台

・タイ国トヨタ自動車(TMT)および各種報道によると、2016年12月の国内新車販売台数は前年同月比14.4%減の8万6,858台となった。12月の販売はタイ工業連盟(FTI)自動車部会が予想した7万台を大きく上回ったが、2016年1月からの新物品税導入前の駆け込み需要が発生した2015年12月と比べると二桁以上の減少になった。
・2016年通年の販売台数は前年比3.9%減の76万8,788台となった。ファーストカー減税終了の2013年以後、4年連続の減少となった。車型別では、乗用車が6.5%減の27万9,827台、商用車は2.3%減の48万8,961台だった。商用車のうち1トンピックアップトラックは1.4%増の39万4,127台。
・2016年通年のブランド別では、トヨタ(レクサスを除く)が7.9%減の24万4,317台でシェア31.8%。いすゞが0.8%減の14万3,170台、ホンダが4.3%減の10万7,342台、三菱は7.4%減の5万5,409台、日産は16.6%減の4万2,677台。

・12月の生産台数は前年同月比11.1%減の13万5,792台。2016年の生産台数は前年比1.6%増の194万4,417台。
・12月の輸出台数は前年同月比0.6%減の8万6,120台、2016年の輸出台数は前年比1.4%減の118万8,515台。

・タイ工業連盟(FTI)自動車部会は、2017年の販売はファーストカー減税で購入した消費者が5年経過して買い替えが可能となるために2013年以来初めて増加に転じ、2016年比で4.1%増の80万台と予測している。2017年の生産台数は前年比2.9%増の200万台(国内向け80万台、輸出向け120万台)の予測。