ロシア新車販売、12月は1.0%減の14.6万台、2016年通年は11.0%減の142.6万台

・欧州ビジネス協会(AEB)が12日に発表した12月のロシア国内新車販売台数(小型商用車を含む)は、前年同月比1.0%減の14万5,668台となった。2016年通年の累計販売台数は前年比11.0%減の142万5,791台。
・2016年の販売をグループ別に見ると、アフトワズ(AvtoVAZ)およびルノー・日産グループが7.9%減の47万7,279台(うちアフトワズは1.0%減の26万6,296台、ルノーが2.6%減の11万7,230台、日産は22.7%減の7万464台、ダットサンが41.4%減の1万8,772台、インフィニティが17.8%減の4,517台)。次いでVWグループで、VWが5.3%減、アウディが19.3%減、シュコダが0.7%増、バンは12.1%増となりグループ合計では4.9%減の15万6,712台となった。起亜は8.5%減の14万9,567台、現代グループ(Genesis含)が9.9%減の14万5,300台。続いてトヨタ(レクサス含)が0.3%増の11万8,685台などとなっている。
・2016年ブランド別シェアでは、首位のアフトワズのラダ(Lada)が18.7%、続いて起亜が10.5%、現代が10.2%、ルノーが8.2%、トヨタが6.6%、VWが5.2%など。
・モデル別では、現代「ソラリス(Solaris)」が9万380台で首位、アフトワズのラダ「グランタ (Granta)」が8万7,726台で2位、起亜のコンパクトモデル「リオ(Rio)」は8万7,662台で3位となっている。
・AEBの自動車製造業者委員会(AMC)のヨーグ・シュライバー(Joerg Schreiber)会長は、2016年は年明けから9カ月連続で2ケタ減が続いたが、最後に微減で12月を終えられたのは良い傾向だとし、全体としての市場は未だ上昇への勢いを欠いているが、景気の底は見えたと述べた。またAEBとしても、4年連続での前年比マイナスから脱却して緩やかな成長を見せると信じ、2017年の自動車販売台数は前年比4%増の148万台を見込むとしている。

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