Qashqai/Rogue Sport (Nissan)

 ニュース
2023年09月11日(月)

・中国国家市場監督管理総局は9月7日、東風汽車有限公司が同局に対しリコール計画を届け出たと発表した。
・リコールは2023年12月30日から実施する。対象となるのは2018年7月23日から2021年9月26日までに生産された東風日産ブランドの「エクストレイル(X-Trail、奇駿)」、「キャシュカイ(Qashqai、逍客)」、「アルティマ(Altima、第7世代天籟)」の一部の車両で、合計118万8,020台。
・エンジンのEGR (排出ガス再循環装置)のバルブの密封度が不十分なことが原因。それにより内部のベアリングが塩素を含む凝縮水により腐食し、バルブ本体が固着することで、エンジンの回転に不具合が生じ、故障ランプの点灯や、CO、NOXなど汚染物質の排出が増えたり、異常に排出される可能性がある。最悪の場合、車両が低速走行時に失速し、動力が中断され、危険が高まる可能性がある。
・今回のリコールは中国国家市場監督管理総局の欠陥調査を開始したことを受けたもの。東風汽車有限公司はリコール対象車両のEGRバルブを改良品に無償交換するとしている。
中国国家市場監督管理総局のリリースに基づく

2023年08月18日(金)

・東風日産は8月16日、コンパクトクロスオーバーSUVの第3世代「キャシュカイ(Qashqai、逍客)」を発売すると発表した。全4グレード設定され、価格は13.99万元-17.49万元。
・「磁力流動設計美学」を採用し、シャープな形状のLEDヘッドランプ、点灯時に立体的に輝くLEDリアランプ、0.82平方メートルのパノラマサンルーフと19インチのスタイリッシュなホイールなどを配する。車体サイズは全長4,440mm、全幅1,840mm、全高1,627mmで、ホイールベースは2,665mm。
・第2世代CMFのSUV専用プラットフォームをベースに開発され、1.3L HR13ターボエンジンを搭載し、最高出力は116kW、最大トルクは270Nm。次世代XTRONIC CVTを組み合わせる。駆動方式は前輪駆動。最高車速は196km/hで、WLTCにおける総合モードでの燃費は6.59L/100km。
・12.3インチの6コアHDセンターディスプレイとコネクテッドサービス「Nissan Connect2.0」システムを標準装備し、7インチまたは12.3インチの3Dインタラクティブインストパネルを搭載し、最上位グレードには10.8インチのウインドシールドヘッドアップディスプレイ(WS・HUD)を配し、一部のグレードには15Wワイヤレス充電やレベル2の運転支援システムの増強版となるProPILOTなどを配する。
東風日産のWechat公式アカウントモデル情報に基づく

2023年08月07日(月)

・英国自動車工業会(SMMT)が8月4日に発表した7月の乗用車の新車登録台数は、前年同月比28.3%増の14万3,921台となった。1-7月累計では前年同期比19.6%増の109万3,641台となっている。
・引き続き厳しい経済環境となっているものの、サプライチェーンの混乱は落ち着いてきており、生産が増加し納車も進んでいる。コロナウイルス感染拡大後の2020年以降で、7月としては登録台数が最も多かった。一方でコロナ禍以前と比較すると、依然として低い水準となっている。
・7月の乗用車の販売台数をブランド別にみると、VWが28.3%増の1万3,064台(マーケットシェア9.1%)、フォードが55.3%増の1万1,248台(同7.8%)、アウディが24.3%増の1万1,081台(同7.7%)、起亜が37.4%増の9,624台(同6.7%)、BMWが10.4%増の8,668台(同6.0%)などとなっている。
・モデル別では1位がフォード「プーマ(Puma)」で4,124台、2位が起亜「スポーテージ(Sportage)」で3,060台、3位が日産「キャシュカイ(Qashqai)」で3,032台、4位がボクソール「モッカ(Mokka)」で3,002台、5位が現代「ツーソン(Tucson)」で2,608台だった。
・使用燃料別では、ガソリン車が13.4%増の5万8,150台(シェア40.4%)、ガソリンマイルドハイブリッド(MHV)が56.8%増の2万3,590台(シェア16.4%)、電気自動車(EV)が87.9%増の2万3,010台(シェア16.0%)、ハイブリッド車(HV)が18.9%増の1万6,321台(シェア11.3%)、プラグインハイブリッド(PHV)が79.1%増の1万1,702台(シェア8.1%)、ディーゼル車が8.4%減の5,687台(シェア4.0%)、ディーゼルマイルドハイブリッド(MHV)が23.1%減の5,461台(シェア3.8%)となった。
・販売先別では、個人向けが0.3%増の6万45台(シェア41.7%)、フリート向けが61.9%増の8万961台(シェア56.3%)、ビジネス向けが28.7%増の2,915台(シェア2.0%)だった。
・なお、7月のバン(3.5トン未満)の登録台数は前年同月比44.2%増の2万6,990台、トラック(3.5-6トン)は111.6%増の713台、タクシーは24.0%減の114台となっている。
・2024年の見通しについて、SMMTは生活費の圧迫を背景に今年と比較して0.7%減の195.1万台と予測している。販売全体に占めるEVシェアは22.6% (44万台)、PHVは7.9% (15.5万台)と見込んでおり、2024年に登録される台数のうち10台に3台がEVまたはPHVになる見通しとなっている。
(SMMT press releases from August 4, 2023) 1 / 2