Clio (Renault)

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2024年07月23日(火)

・ルノーグループは7月18日、2024年上半期の世界販売台数が前年同期比1.9%増の115万4,700台に達したと発表した。欧州での好調な販売が奏功した。

・欧州での販売台数は84万7,623台と前年同期比で6.7%増加し、第3位を堅持した。

・欧州におけるルノーグループの販売台数に占める電動車の割合は 29.6% (前年同期比 4.3%ポイント増)となった。これは特にハイブリッドパワートレインの成功によるもので、その販売台数は大幅に増加した(2023年上半期比59.6%増)。

・電気自動車(EV)は、ルノーブランド販売のほぼ12%を占め、Cセグメント電気SUV「セニック(Scenic) E-Tech」やルノー「サンク E-テック(5 E-Tech)」などの新型車の発売により、下半期もさらなる成長を見込む。

・ルノーは、CセグメントSUVの「オーストラル(Austral)」とDセグメントSUVの「エスパス(Espace) E-Tech」ハイブリッドを中心に、CセグメントとDセグメントで勢いを増している。ルノーの販売台数の半分近くが電動化されており、EVとHVのバランスが取れている。ルノーは欧州ナンバー2のHVブランドであり、「クリオ(Clio)」、「オーストラル」、「キャプチャー(Captur)」がHVのベストセラートップ10に入っている。

・ルノーブランドは現在、欧州では「シンビオズ(Symbioz)」、「マスター(Master)」、「サンク E-Tech」、海外ではルノー「ダスター(Duster)」、「グランド・コレオス(Grand Koleos)」、「カルディアン(Kardian)」の発売に向けて準備を進めている。ダチア(Dacia)は2025年上半期にCセグメントSUVの「ビッグスター(Bigster)」をディーラーに納車予定。

・ブランド別の2024年上半期の販売台数を見ると、ルノーが8.2%増の53万5,238台、ダチアが4.0%増の30万9,816台、アルピーヌが47.7%増の2,569台だった。

Based on Renault press release

2024年06月04日(火)

・スペイン自動車工業会(ANFAC)が3日に発表した5月の乗用車登録台数は、前年同月比3.4%増の9万5,158台となった。1-5月累計では、前年同期比6.8%増の43万1,884台となっている。

・5月の乗用車販売台数をブランド別にみると、トヨタが4.4%増の8,187台(シェア8.6%)、現代自が11.6%増の6,433台(同6.8%)、プジョーが6.6%減の6,249台(同6.6%)、VWが4.6%減の6,240台(同6.6%)、ルノーが6.3%減の6,218台(同6.5%)など。

・モデル別では、首位がシトロエン「C3」で2,823台、2位がプジョー「2008」で2,713台、3位がダチア「サンデロ(Sandero)」で2,527台、4位がルノー「クリオ(Clio)」で2,021台、5位が現代「ツーソン(Tucson)」で1,987台などとなっている。

・販売先別では、5月は個人向けが前年同月比2.5%増の3万7,421台、ビジネス向けが10.9%減の3万138台、レンタカーが27.1%増の2万7,599台だった。また燃料別の比率は、ガソリンが41.8%、ディーゼルが10.3%、その他(BEV、PHEV、HEV、FCV、CNGなど)が47.9%。

・ANFACは「5月は乗用車市場が減速した。成長はしているが、わずか前年同月比3.4%増だった。前向きなデータに留まるとすれば、今年の累積販売においては、ほぼ7% 増と成長軌道が続いているということだ。懸念されるのは、5月に11.9%減少した電気自動車およびプラグインハイブリッド車の販売の低迷だ。これらのタイプの車両の販売台数は昨年を下回っており、電気自動車に対する批判は販売に利益をもたらしていない。業界としては、このレベルのゼロエミッション車の販売では脱炭素化の目標を達成できないのではないかと懸念している。自動車業界はプラグインモデルの市場投入を止めていないが、私たちだけではプラグインモデルの販売をこれ以上推し進めることはできない。国民が新しいテクノロジーを選択できるようにするには、行政のさらなる関与とスピードが必要となるだろう」というコメントを発表した。

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2024年05月07日(火)

・スペイン自動車工業会(ANFAC)が2日に発表した4月の乗用車登録台数は、前年同月比23.1%増の9万2,000台となった。1-4月累計では、前年同期比7.8%増の33万6,726台となっている。

・4月の乗用車販売台数をブランド別にみると、トヨタが60.2%増の8,864台(シェア9.6%)、セアトが24.1%増の6,842台(同7.4%)、VWが6.8%増の6,785台(同7.4%)、現代自が47.7%増の5,854台(同6.4%)、ルノーが25.6%増の5,690台(同6.2%)など。

・モデル別では、首位がダチア「サンデロ(Sandero)」で3,380台、2位がセアト「イビサ(Ibiza)」で2,520台、3位がルノー「クリオ(Clio)」で2,379台、4位がセアト「アローナ(Arona)」で2,346台、5位がシトロエン「C3」で2,141台などとなっている。

・販売先別では、4月は個人向けが前年同月比32.3%増の3万7,548台、ビジネス向けが4.6%減の2万9,215台、レンタカーが60.2%増の2万5,237台だった。また燃料別の比率は、ガソリンが43.7%、ディーゼルが9.8%、その他(BEV、PHEV、HEV、FCV、CNGなど)が46.5%。

・ANFACは「3月と4月を加えて昨年と今年のイースターの効果のずれを調整すると、3月と4月の合計は7.2%増になる。それは肯定的な事実で、顧客はこの4カ月間前年同期よりも多くの車両を購入することを決定したが、プラグインハイブリッド車の販売シェアは伸びておらず、2023年をさらに下回っている。データを見ると、2024年1-4月の成長率は約8%で、2024年に乗用車販売台数 100万台の壁を突破するという目標に向けて順調に進んでいる。14年以上経過した車両を若返らせ、よりロー/ゼロエミッション車を販売するためには、年間販売台数120万台という目標に再び挑戦するには、そのハードルを乗り越える必要がある」というコメントを発表した。

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