Clarity (Honda)

 ニュース
2020年07月08日(水)

・7月6日付のタイ現地紙Bangkok Postと7日付のThansettakijの報道によると、メルセデス・ベンツのタイ法人であるMercedes-Benz Thailandが電気自動車(EV)の「EQC」生産プロジェクトが中止になったとしても、タイで他のEVモデルを生産する意向を表明したと報じた。どのモデルを生産するかなど詳細は明らかになっていない。
・メルセデス・ベンツの経営陣や在タイドイツ大使と最近面会した工業連盟(FTI)会長によると、メルセデス・ベンツはタイ政府による「明確で誠実な」投資政策を求めており、それがなければタイでのEV生産計画を変更するという。メルセデス・ベンツは政府が追加の対応を取らないため、EV産業を支援するタイの政策が不明だとしている。また、充電ステーションや屋内充電設備の整備時期も不明で、関連する規制の見直しも進捗していない。EV政策の成功はEVの国内需要を刺激するなど政府の取り組みによるところが大きいとメルセデス・ベンツは考えている、
・FTIによると、タイ政府が欧州からの進出企業に対する支援を控えたため、複数のドイツ企業がコロナウイルス禍におけるタイのビジネス環境に懸念を抱いているという。多くの企業にコロナウイルスの影響が及んでいるが、それらの企業は支援を受けられていない。多くのドイツ企業はタイの商業銀行から資金を調達していないが、彼らも支援を必要としているという。
(From an article of Bangkok Post on July 6 and an article of Thansettakij on July 7, 2020)

2020年04月13日(月)

※英LMC Automotive社のアナリストによるショートレポート(4月7日付)をマークラインズが翻訳したものです。

・世界は新型コロナウイルスの大流行に翻弄されており、2020年3月のライトビークル(乗用車+ライトトラック)世界販売台数の急激な落ち込みに対する驚きはほとんどない。米国市場では、3月の自動車需要が前年同月比38.6%減の98万2,953台まで落ち込んだようだ。この減少幅は41.4%減少した金融危機時の2009年2月以降、過去2番目に大きい(だが、2020年3月の販売台数は2009年1-12月間のほとんどの月を上回っている)。月間販売台数で100万台を下回ったのは2000年1月以降、計27カ月しかない。LMC Automotiveは今回、米国3月の販売台数(推定値)をブランド、車型、モデル別にまとめた。

・ブランド別
 2020年3月に前年同月比で増加したブランドは1社のみで、フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下のベントレーで34%増の219台だった。この超高級ブランドを除くと、FCAのラムブランドと起亜のみが、20%以上の減少を回避した。4万5,413台を販売した起亜は、兄弟ブランドの現代を1万台上回った。現代に対して起亜が上回ったのはこれが5度目で、両ブランドの差がここまで広がったのは初めてだった。
 一方で、GMのビュイック(Buick)、ダイムラーグループのフレイトライナー(Freightliner)、吉利のロータス(Lotus)、BMWのMINI、FCAのフィアット、カルマ(Karma)の6ブランドは前年同月比60%超減少したようだ。
販売台数の減少が最も大きかったブランドはシボレーだったが、「シルバラード(Silverado)」はFCAの「ラム(Ram) 1500」を上回った。LMC Automotiveの予測では、トヨタ、日産、ホンダはそれぞれ6万台以上減少するとみている。ロックダウン実施の動きがアジアブランドが好まれている米国沿岸部から広まったことを踏まえると、シボレーの不調はやや不思議な印象を受ける。

・車型別
 販売が最も減少した車型は乗用車(前年同月比48%減)となった。相対的に良くなった車型はピックアップ(同19%減)で、うちフルサイズピックアップ(同16%減)はミッドサイズ(同31%減)よりも健闘した。ピックアップは市場全体でのシェアを21.1%まで伸ばした。ピックアップのシェアが20%以上を超えたのは2005年以来初となる。
 ピックアップの好調な売れ行きによって、フォードがシェアを2011年以来の高水準となる16%まで伸ばした。全米最量販車のフルサイズピックアップ「F-150」、ならびに前年同月の比較対象台数は小さいものの約80%増加したミッドサイズピックアップ「レンジャー(Ranger)」に支えられた。
 市場シェアが最も減少した車型は乗用車(前年同月比で4%ポイント減)で、前月比で市場シェアが最も減少した車型はSUV (4.1%ポイント減)だった。新型コロナウイルス大流行のあとの景気後退は不可避で厳しいものになると予想されるが、そこで消費者がより手頃な乗用車に移行するかどうかが注目される。
 3月の乗用車販売は、アジアメーカーで興味深い動きがあった。ホンダ「シビック(Civic)」が2019年5月以来初めて「CR-V」を抜き、日産のミッドサイズセダン「アルティマ(Altima)」がコンパクトクロスオーバーSUV「ローグ(Rogue)」との差を拡大したほか、トヨタのミッドサイズセダンの「カムリ(Camry)」はコンパクトクロスオーバーSUVの「RAV4」との差を縮めた。

・モデル別
 過去12カ月で販売中止となったモデルを除いて、販売台数が最も減少したモデルはBMW「i3」(前年同月比98%減)だった。これに近い水準でトヨタ「ヤリス (Yaris)」(同85%減)、ホンダ「クラリティ(Clarity)」(同84%減)、トヨタの燃料電池車 (FCV)「ミライ (MIRAI)」(同82%減)が続いた。電気自動車(EV)の販売を巡っては、ハイブリッド車(HV)とEVで米国一の需要を持つカリフォルニア州が最も早い段階でロックダウン(都市封鎖)を実施したほか、ガソリン価格が2-3月間に1ガロン当たり0.30ドル下落した2つの要因が大きな障害となった。

・全体のまとめ
 2020年3月第1週目の販売台数は米国のほとんどの州で比較的例年通りだったことから、新型コロナウイルスの実害が3月全体の販売に及んでいない可能性がある。販売台数は4月と5月でさらに下落し、2020年通年のライトビークル(乗用車+ライトトラック)販売は1,420万台となると予測される。LMC Automotiveは3月当初、1,650万台の通年販売台数を予測していた。前例がなく先行きも不透明な現在の健康の危機的状況では、この販売予測の下方修正をさらに余儀なくされる可能性もあるだろう。

原文はこちら

2020年03月06日(金)

・ホンダは3月4日、米環境保護庁(EPA)が発表した2019年の自動車燃費トレンドレポートにおいて、ホンダがフルラインの自動車メーカーで1位となったと発表した。リアルワールドの燃費は30.0mpgでフルラインメーカーで1位、全体でもテスラに次いで2位となった。燃費は5年間で2.8mpg改善し、2018年型モデルの平均値を4.9mpg上回る実績となる。
・また、CO2排出量は296g/マイルで、2013年の実績から31g/マイル改善し、2018年型モデルの平均を57g/マイル上回った。
・ホンダは2019年、「クラリティ(Clarity)」シリーズ、「アコード ハイブリッド(Accord Hybrid)」、「インサイト(Insight)」など米国での電動車販売が過去最高を記録した。3月1日には「CR-V」のハイブリッド(HV)バージョンを発売しており、電動車販売の拡大を見込んでいる。
・ホンダはCO2排出量削減に向けて、2030年までに電動車の販売比率を全体の2/3に高める計画で、「インサイト」、「アコード」および「CR-V」ハイブリッドバージョンのほか、アキュラ「MDX」や「NSX」のHVなど、米国での電動車生産に大規模な投資を行っている。
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