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2024年04月25日(木)

・第18回北京国際自汽車展覧会(以下、2024年北京モーターショー)が、中国北京市にある国際展覧中心の順義館と朝暘館で4月25日開幕した。

・2024年北京モーターショーは「新時代、新自動車」をテーマに、世界から約1,500社が参加する。会場の総展示面積は約23万平方メートルで、20以上のフォーラムを開催予定。プレスデーは4月25日から26日まで、トレードデーは4月27日から28日まで、一般公開は4月29日から5月4日までとなる。朝陽館での自動車部品・コンポーネントゾーンは4月25日から27日まで開催される。主催者の発表によると、世界初公開が約120台(うちグローバル企業の世界初公開が約30台)、コンセプトカー約40台、新エネルギー車(NEV)約280台が出展される。

・中国の自動車メーカーでは、 BYD (比亜迪)、上海汽車(SAIC)、吉利汽車(Geely)、奇瑞汽車(Chery)、長城汽車(GWM)、北京汽車(BAIC)、広州汽車(GAC)、東風汽車(Dongfeng)、長安汽車(Changan)などが各ブランドの重要モデルや新開発した技術を展示する。吉利と力帆科技が合弁で設立した睿藍汽車(Livan)、吉利傘下でアウトドアライフに焦点を当てたNEVブランド雷達汽車(RADAR)、BYD傘下のNEV高級オフロードブランド方程豹(FangChengBao)は北京モーターショーに初出展となる。出展予定の主なモデルには、BYDのプラグインハイブリッド車(PHV)のミッドサイズセダン「秦L (Qin L)」、BYD傘下の騰勢(DENZA)ブランドの高級フラグシップセダン「Z9 GT」、吉利傘下のプレミアム電気自動車(EV)ブランド極氪汽車(Zeekr)のコンパクトMPV「極氪MIX」、吉利傘下ハイエンドNEVブランド吉利銀河(Geely Galaxy)のフラッグシップSUV、上汽傘下のハイエンドEVブランド智己汽車(IM Auto)のセダン「智己L6」、奇瑞の風雲シリーズ「E06」などがある。

・NEVブランドでは、蔚来汽車(NIO)、理想汽車(Li Auto)、零跑汽車(Leapmotor)、哪吒汽車(Neta)、小鵬汽車(XPeng)、ファーウェイのスマートカー事業の鴻蒙智行(Harmony lntelligent Mobility Alliance: HIMA)、賽力斯(Seres)などが出展する。小米汽車(Xiaomi)、吉利のプレミアムスマートカーブランド極越(Jiyue)、広汽埃安(GAC Aion)傘下のハイエンドシリーズHyper(昊鉑)は北京モーターショーに初めて出展する。零跑の6人乗りミッドサイズSUV「零跑C6」、高級EVセダン「享界S9 (Xiangjie S9)」、理想の6人乗りミッドサイズ高級SUV「理想L6」は注目度が高い。

・欧州系では、VWと小鵬汽車が共同開発する電気コンセプトカー「ID.CODE」、VWのコンパクトサイズの電気クーペSUV「ID.UNYX」が展示されるほか、ポルシェとメルセデス・ベンツも新世代の電動化モデルとして、ポルシェは電気SUV「マカン(Macan)」、アウディは中国向けロングホールベースのミッドサイズ電気SUVの新型「Q6L eトロン(Q6L e-tron)」を披露する。さらに、メルセデスベンツ、BMW、MINIといったブランドも出展している。

・米国系では、上汽GMがGMの中国における高級輸入車販売のためのライフスタイルプラットフォーム「デュラント・ギルド(The Durant Guild)」を初出展するほか、シボレーのPHVのコンパクトSUV「エキノックス(Equinox、探界者) Plus」、キャデラックのミッドサイズ電気クロスオーバーSUV「IQオプティック(IQ Optiq、IQ傲歌)」を発表する。また、長安フォードの新エネルギーSUV「CX810」、江鈴フォードのミッドサイズオフロードSUV「ブロンコ(Bronco、福特烈馬)」が発表される。

・日系では、トヨタが、EV専用シリーズ「bZ」の新型車2モデルを世界初公開し、新商品ラインアップを披露する。ホンダは、中国専⽤新ブランド「烨(yè:イエ)シリーズ」の第1弾となる「烨 P7」および「烨 S7」、第2弾のコンセプトモデルとなる「烨 GT CONCEPT」を出展する。 日産はEVのコンセプトモデル「Hyper Force」を中国初公開する。 マツダは、中国市場におけるマツダの開発戦略を発表し、初の新エネルギーモデルを世界初公開する。

・韓国系では、現代自が「N」シリーズの発表会を開催し、「アイオニック5 (Ioniq 5) N」中国版/漂移版がデビューする。 起亜のコンパクトSUV「ソネット(Sonet、索奈)」も発表される。

2024年04月25日(木)

・豪州の金融会社Macquarie Group傘下のMacquarie Asset Management (MAM)は4月22日、インドで車両電動化におけるエンド・ツー・エンドソリューションを提供する新プラットフォーム企業Verteloを設立した。リースと融資、充電インフラとエネルギーソリューション、フリート管理サービス、使用済み自動車管理などのサービスを提供する。このプラットフォームは最大2億ドルの投資を約束した緑の気候基金(Green Climate Fund)からアンカー投資(大口投資)を受けている。 

・Verteloは、第一段階としてインドの輸送技術会社Chalo Mobilityと長期リース契約を結び、ムンバイ(Mumbai)での運行のためのJBM製電気バス44台を供給する。また、JBMやEka MobilityなどインドのOEMから今後3~5年間で最大2,000台の電気バス、タタから今後3年間で最大2,000台の電気自動車を購入する契約も締結した。 

・緑の気候基金はMAMと提携してVerteloを支援しており、10年間で15億ドルを投資して温室効果ガス排出量を最大9.5 MtCO2e.2 (炭素重量換算で950万トン相当のCO2排出)を削減する。 

Based on the Macquarie Group Limited's press release

2024年04月24日(水)

・ミシガン州イプシランティ(Ypsilanti)にある自動運転テストコース運営会社American Center for Mobility (ACM)は4月19日、Demo Daysを5月8日と9日に開催すると発表した。このイベントでは、サイバーセキュリティ、先進運転支援システム(ADAS)、コネクテッド自動運転車(CAV)、および電動化における最新のイノベーションを取り上げ、安全で持続可能な最新モビリティ技術の最新動向を紹介する。 

・Demo Daysは、ACMがイプシランティの自動運転・電動走行試験場をグローバル開発センターとして再導入する場となる。主なデモ参加者は、ATT、BG Networks、Block Harbor、Drivesec、dSpace、EAVX、IBM、Keysight、S-E-A、Siemens、Terbine、Tracetronic、ミシガン工科大学などである。 

・ACMはまた、新しいEV充電Basecampの計画を発表する予定で、参加者はABB、Autel、Quench、S44、Weavegrid、Red E Charging、QualityLogic、AMPUREなどのパートナーが、電気自動車(EV)とEV充電ステーション間の相互運用性をどのように改善しているかを見ることができる。 

・重要な車両サイバーセキュリティニーズに対応するため、Block Harbor、BG Networks、Drivesec、Keysightの専門家が、車両サイバーセキュリティへのアプローチを前進させる新技術とプラットフォームのデモを行うことにもなっている。 

・このイベントのもう1つの目玉は、S-E-AによるSTEPロボットプラットフォームの独占プレビューである。このプラットフォームは、型式承認およびデータフリー試験のための合理化された歩行者試験を提供する。 

(American Center for Mobility release on April 19, 2024)

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