Amalgamations Group 2018年3月期の動向
近年の動向
業績
-近年、同グループ売上高の約15%が輸出によるものとなっている。
Bimetal Bearings Ltd.
-2018年3月の売上高は、前年比26.6%増の1,821.3百万インドルピー。輸出向けの中間品、最終製品の需要増が収益向上に寄与。
IP Rings Ltd.
-2018年3月期の売上高は前年比8.1%増の2,077.6百万ルピー。新規の生産拠点での量産化が開始。顧客需要が徐々に高まり、需要増に応じて収益向上。
技術提携
-同社は以下企業と技術提携関係にある:
- AGCO Corporation
- GKN
- Perkins
- Stanadyne
- Saft
- Valeo
- 日本ピストンリング
- 大同メタル工業
- Mahle
- Ricardo
- AVL
- Magna Steyr
- Miba
- UEF Group
Bimetal Bearings Ltd.
-大同メタル工業と知的財産および技術移転契約を締結。高性能・ユーロⅢ対応鉛フリー材料、製造工程の改良、オーバープレーティングめっき工程の導入。
IP Rings Ltd.
-オーストリアのMibaとシンクロコーンのカーボンフリクションライニングやシンクロナイザー部品について技術提携。
-合弁相手である日本ピストンリングより、PVDコーティングがなされたピストンリングに関する技術援助を受けている。
研究開発活動 (2018年3月期)
IP Rings Ltd.
-2018年3月期の研究開発費は3.4百万インドルピー。売上高に占める割合は0.16%。
-2018年3月期の主な研究開発は以下の通り:
- BSVI規範用低ピストンリングパックの開発
- ガソリンエンジン向けGN-PVD付属サイドレイルの開発
- 2ピースオイルリング間隔調整の性能向上
- ハイポイドギアの開発
- 成形工程におけるスロットの開発
-以下IP Rings の研究開発計画
- ターボチャージャーエンジン向けリングの小型化
- トップリングの直径拡張
- Euro V や VIといった環境規制へ対応した低摩擦コーティングの開発
Bimetal Bearings Ltd.
-2018年3月期、Bimetal Bearingsは研究開発費として14.7百万インドルピーを拠出。
-2018年3月期の主な研究開発は以下の通り:
- 顧客への提出、また自動車レベル検証に用いられる、高強度かつ鉛不使用のアルミー錫合金エンジンベアリング応用品/試験品を開発中
- ベアリング及びブッシュ向け、鉛不使用銅合金の開発
- 環境規制EURO VIへ対応する製品開発プロセスの強化として最新のソフトウェアを導入
- グローバルサプライヤーを通じ、製品の信頼性を獲得