1) 
- 「自動車下郷」、「省エネルギー車の購入補助金」などの政策が終了および条件強化により、同社の主要部品メーカーである哈飛汽車、昌河汽車の売上高は大幅 に落下した。それに伴い、同社の販売量も大幅に落下。同社は2011年にパワートレイン23.3万基を販売し、トランスミッション4953基を輸出。

- 哈爾浜東安汽車動力股份有限公司は2011年に中国長安汽車集団以外への販売比率が13.3%引き上げられた。その内、对陝西通家汽車股份有限公司への量産供給を開始した。長安軽型車事業部と重慶嘉川などへの供給は計画通りに進んでいる。また、東南アジアの自動車メーカーや貿易会社と緊密な業務関係を積極的に築き、既にある程度の輸出量を達成している。

-哈爾浜東安汽車動力股份有限公司の2012年度経営目標は、パワートレインは28万基、営業収益17.5億元。（2011年度同社の年鑑より）

ラインオフ

-哈爾浜東安汽車動力股份有限公司は2012年2月、200万基目となるエンジンのラインオフを祝う式典を行った。中国の自動車市場は爆発的な成長段階が一段落し、落ち着きを見せているが、同社は主力製品に有力な新製品が加わり、引き続き成長の勢いがある。2012年1月は12,319基を生産、 26,857基を販売した。(2012年2月29日付けプレスリリースより)

再編

-2009年12月、株主である中国航空工業集団公司(Aviation Industry Corporation of China)は、保有する同社の株式を中国長安汽車集団股份有限公司(China Changan Automobile Group Holdings Co., Ltd.)(略称：長安汽車)に譲渡することで合意しているが、2011年3月20日、両社は国有株無償譲渡の方式に則り無償譲渡することで譲渡報告書に調印した。譲渡後の同社の資本構成は、長安汽車54.51%、流通株45.49%となる。なお今回の譲渡はすでに国務院国有資産監督管理委員会の承認を得ている。(2011年3月20日付け会社公告より)

受注

-一汽吉林への販売が前年同期比43%増；

-Piaggio(Italy)へ納入するパワートレーンおよびトランスミッションの量産を開始；
-JACへ納入するエンジンとトランスミッションの量産を開始；

-浙江永源汽車(Zhejiang Jonway Automobile)と山東五征(shandong Wuzheng)へ納入するプロトタイプの組立を開始。 

-哈爾浜東安汽車動力股份有限公司は2010年に合計でエンジン361，980基を、株主である哈爾浜東安汽車発動機製造有限公司は347，940基を生産した。(2011年1月5日同社のリリースより）

AT生産の開始

- 同社と三菱自動車との合弁会社である東安汽車発動機製造有限公司(Harbin Dongan Automotive Engine Manufacturing Co.,Ltd 略称：DAE)はオートマチックトランスミッション(AT)の生産を開始した。生産開始時の生産能力は15万基/年であるが設備増強により将来30万基 /年の生産を計画。　合弁会社（DAE)でのATの生産開始により、当社はエンジン、MT、ATの3製品の製造技術をもつ中国で最初のメーカーとなる。 (2010年2月1日付プレスリリースより)

エンジン開発

-DAK10A型及びDA465QA型エンジンの開発、2011年3月量産が開始。
-DABS14R-03型及びDAT09R型トランスミッションの開発。
-DA5シリーズ1.3L　4シリンダーエンジンプロトタイプ組立が完成、量産準備を完了。
-DA5シリーズ1.0L アルミ及び鋳鉄3シリンダーエンジンプロトタイプは点火テストに合格。
-DAT13FおよびDAT16R、DAT10R型トランスミッションが自動車への搭載が可能か検討中。

1. 自主開発のデュアルVVT小排気量エンジン。第1期は年産能力5万基、更に第2期にこれを10万基まで増やす。投資金額は53115.64 万元。資金は企業や銀行両方により支援されている。
2. 知的財産権所有の電子制御システム小排気量ガソリンエンジン。年産能力は5万基。投資金額は15562.96万元。資金は企業や銀行両方により支援されている。
3. 小排気量乗用車用6速トランスミッション。年産能力は5万台。投資金額は19726万元。資金は企業や銀行両方により支援されている。
（2011年8月18日同社のリリースより）