(株) 東海理化電機製作所 2017年3月期の動向
業績 |
(単位:百万円) |
2017年 3月期 |
2016年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 459,070 | 476,202 | (3.6) | - |
営業利益 | 30,522 | 34,608 | (11.8) | - |
経常利益 | 32,111 | 34,673 | (7.4) | - |
親会社株主に帰属する当期純利益 | (4,336) | 5,591 | - | -製品保証関連損失10,460百万円や独禁法関連損失12,092百万円を特別損失として計上した影響などにより損失を計上 |
地域別売上高 | ||||
-日本 | 224,556 | 226,204 | (0.7) | -円高の影響などにより減収。 |
-北米 | 109,923 | 121,649 | (9.6) | |
-アジア | 96,747 | 102,005 | (5.2) | -インドネシア及びインドでの主要客先向け売上高の増加があったものの、円高による為替換算上の影響などにより減収。 |
-その他 | 27,842 | 26,343 | 5.7 | - |
製品開発
-トヨタ「Lexus LC500/500h」に高級オーディオの重厚な操作フィーリングとダイヤル形状による分かりやすい操作性を持つオーディオスイッチ、スポーティな操作感と職人による新たな本革縫製法を採用したシフトレバーが採用された。
-トヨタ「C-HR」に車名ロゴを足元に映し出すおもてなし機能を内蔵したアウターミラーを開発し採用された。
受賞
-トヨタと共同で意匠開発した自動車用リモートキーが、乗降時の一連の操作のための高度な意匠が評価され、後世に残すべき優れた工業デザインとして、「JIDAデザインミュージアムセレクション」に共同で選定された。
研究開発活動
スイッチ関連
-意匠性と操作性の向上、小型化スイッチ
-スマートフォンのような直感的な操作を実現したタッチパッド式遠隔操作デバイスを量産化
シフトレバー関連
-ATシフトレバーの標準化、低コスト化
-バイワイヤータイプのシフトレバーのバリエーション展開
セキュリティシステム関連
-周辺製品を含めて小型化し衝突安全性を向上したステアリングロックを量産化
-小型車への普及を目指しスマートキーシステムの低コストタイプを開発
-コネクテッドカーに対応した製品の先行開発
セーフティシステム関連
-乗員保護性能の向上
-小型化ニーズに応えた次期標準リトラクターを搭載したシートベルト
-低コストドアミラーのラインナップ追加
その他の分野
-職人による新たな本革縫製を採用したシフトノブやマグネシウムの素材感を生かしたパドルシフトを量産化
-車名ロゴを投影するドアミラーを量産化
研究開発体制
-日本では先行開発や要素技術開発を行い、北米・欧州・中国の各拠点では地域ニーズの把握、地域最適を目指した企画提案や製品開発を行う。
主な技術導入契約 |
(2017年3月31日現在) |
契約会社名 | 相手方の名称 | 国名 | 契約内容 | 契約期間 |
同社 | Autoliv Development AB | スウェーデン | 自動車用シートベルトに関する特許実施権の許諾 | 2007年12月01日 - 該当特許権の終了日 |
業務提携契約 |
(2017年3月31日現在) |
契約会社名 | 相手方会社名 | 契約内容 |
同社 | 豊田合成 (株) | セーフティシステムの開発、設計、販売および生産について豊田合成 (株) と提携して業務を行う。業務提携の範囲は日本国を含む全世界を適用範囲とする。 |
(株) 村上開明堂 | 自動車用ミラー製品の開発、設計、生産および販売について、協業して業務を行う。 |
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2017年3月期 | 2016年3月期 | 2015年3月期 | |
日本 | 25,048 | 24,293 | 21,849 |
北米 | 620 | 712 | 678 |
全社 | 25,669 | 25,006 | 22,527 |
-2018年3月期計画 は26,500百万円。
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2017年3月期 | 2016年3月期 | 2015年3月期 | |
全社 | 22,299 | 21,908 | 24,186 |
-2017年3月期:
- 日本: 12,500百万円 新製品切り替えに対応した生産設備等
- 北米: 5,400百万円 メキシコでの新工場建設
- アジア: 3,900百万円 タイでの工場増築
- その他: 500百万円
-2018年3月期 (予想):
- 日本: 12,400百万円
- 北米: 4,000百万円
- アジア: 3,400百万円
- その他: 1,000百万円
-自動車用部品事業を中心に総額約20,800百万円を予定。
設備の新設計画 |
(2017年3月31日現在) |
事業所名 | 所在地 | 設備の内容 | 投資予定 総額 (百万円) |
着手 | 完了 予定 |
本社・本社工場 | 愛知県 大口町 |
スイッチ、エレクトロニクス製品等の部品製造、組付、検査設備等 | 4,672 | 2017年4月 | 2018年3月 |
豊田工場 | 愛知県 豊田市 |
シートベルト、装飾品の部品製造、組付、検査設備等 | 3,758 | 2017年4月 | 2018年3月 |
音羽工場・萩工場 | 愛知県 豊田市 |
キーロック、ステアリングホイール等の部品製造、組付、検査設備等 | 2,673 | 2017年4月 | 2018年3月 |
2018年3月期の見通し |
(単位:百万円) |
2018年3月期 (予想) |
2017年3月期 (実績) |
増減率 (%) |
|
売上高 | 450,000 | 459,070 | (2.0) |
営業利益 | 27,500 | 30,522 | (9.9) |
経常利益 | 28,500 | 32,111 | (11.3) |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 19,500 | (4,336) | - |