業績

（単位：百万ドル）

	2009年 12月期	2008年 12月期	増減率 (%)	要因
全社
売上高	9,739.6	13,570.5	(28.2)	-
粗利益	360.2	747.6	(51.8)	-
シート部門
売上高	7,812.9	10,726.9	(27.2)	-北米や欧州での生産台数の減少や為替差損により売上高はそれぞれ2,500百万ドル、355百万ドルの減少。
電装パワーマネジメントシステム部門
売上高	1,926.7	2,843.6	(32.2)	-北米や欧州での生産台数の減少や為替差損により売上高はそれぞれ687百万ドル、50百万ドルの減少。

米連邦破産法11条

-2009年7月、米連邦破産法11条の適用を申請したと発表。米国とカナダの子会社も申請対象に含まれる。その他の地域の子会社は対象外。同社によれば、再建計画に関して大部分の債権者の支持を取り付けているという。（2009年7月7日付プレスリリースより)

-2009年11月、米国の連邦裁判所が同社の再建計画を承認したと発表。これにより同社は、破産法11条の適用から4ヶ月振りに脱却することになる。（2009年11月5日プレスリリースより)

合弁事業

-シート大手のタチエスと合弁でタイとインドに生産進出すると発表。2009年8月上旬にも両国に新会社を設立、日産自動車が生産する超小型車（Aプラッ トホーム）向けシートを2010年から量産する。日産の海外工場向けのシート供給で両社は「タックル・シーティング」の名称で合弁事業を軌道に乗せてお り、米国（テネシー州）、英国（タインアンドウェア州）と合わせこれで4拠点目となる。タイに設立するのは「タックル・シーティング・タイランド」（ラ ヨーン県）。資本金は約4億7千万円で、出資比率は同社（モーリシャス）51％、タチエス49％となる。投資額は2億3千万円で、2010年2月から生産 を開始する。（2009年7月27日付日刊自動車新聞より）

研究開発費

（単位：百万ドル）

	2009年12月期	2008年12月期	2007年12月期
全社	約83	113.0	134.6

特許

-高出力製品分野の特許や特許出願中のものは100以上。

研究開発体制

-6つの先端技術センターや、製品エンジニアリングセンターで技術開発を実施。

研究開発拠点

名称	所在地	事業内容
Gobal innovation and technology center	ミシガン州 Southfield	-新コンセプトの開発や統合。 -消費者調査やベンチマーキング、技能、設計の中心。
High Power Global Center of Excellence	ミシガン州 Southfield	-高出力、ハイブリッド電装システム・構成部品の開発によってハイブリッドや電気自動車市場における成長の機会を支援。

研究開発活動

-独自ブランドの開発やマーケティング戦略の立案を、3つのエリアに焦点を当て展開。
(i)フレキシブルシート構造、セルフアライニングヘッドレストを含むProTec(R)製品、ソリッドステートジャンクションボックスを含む電子技術など競争力のある製品。
(ii)ハイブリッド車や電気自動車市場向け電子製品のような重要市場機会の開拓。
(iii)SoyFoam(TM)やDynamic Environmental Comfort System(TM)を含む軽量、低質量製品のような、より燃費に優れ、環境に優しい次世代自動車への貢献。

電装パワーマネジメントシステム部門
ハイブリッド車や電気自動車用電装パワーマネジメントシステム・製品技術の開発に積極的に取り組んでいる。製品ポートフォリオは、下記の通り。

-自動車の至るところに張りめぐらされている高圧ワイヤーハーネスやバッテリーパック、高出力ターミナル・コネクター（高圧高容量、小型化、効率性、信頼 性や使い勝手を良く設計）、バッテリーディスコネクトユニット、マニュアルサービスディスコネクトを含む高出力分配システム。

-プラグインハイブリッドや電気自動車へ充電、エネルギー管理機能を統合するDC-DCコンバータ、バッテリー監視システム、デュアルストレージ管理ユニット、特許申請中の統合パワーモジュールを含むエネルギー管理システム。

設備投資額

（単位：百万ドル）

	2009年12月期	2008年12月期	2007年12月期
シート	65.5	106.3	114.9
電子・電装	44.8	60.8	80.3
内装	-(*)	-(*)	1.2
その他	8.5	0.6	5.8
合計	118.8	167.7	202.2

*2007年第1四半期、内装事業の売却を完了。