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Mando Corporation [(株) 万都] 2015年12月期の動向

*2014年9月1日付の会社分割により、2014年9月1日から12月31日までの4カ月間を対象とする。

見通し
-2020年度に連結売上高9兆ウォン、営業利益率7%を目指すと発表した。また、同年度における売上構成を現代・起亜40%、北米メーカー (GM、Ford等) 20%、中国メーカー20%、欧州およびその他メーカー20%とする計画。(2015年7月13日付プレスリリースより)

受注

<現代自動車>
-現代自動車が2015年12月に発売した大型セダン 「Genesis EQ900」 に高速道路走行支援 (Highway Driving Assist: HDA) システムが採用されていると発表した。HDAシステムはステアリングを握らなくても、高速道路上で速度や前方車との車間距離を自動的に調節するシステム。(2016年1月8日付プレスリリースより)

-現代自動車が2015年に販売を開始した小型クロスオーバーSUV「Tucson」に緊急ブレーキシステム (AEB: Autonomous Emergency Braking) を供給している。同社が既に現代自の大型セダン「Genesis」に納入しているAEBに歩行者検知機能を加えたもの。万都は今後、同システムの採用をSUVに加えて中型乗用車にも拡大していく考え。(2015年6月22日付プレスリリースより)


2015年4月、ポーランド子会社Mando Corporation Poland Sp. z o. o.において、Volkswagen向けブレーキキャリパーの量産を開始した。同社の製品はVolkswagenの「Polo」、「Golf」等に使用される。(2015年4月15日付プレスリリースより)

会社設立

<メキシコ>
-同社の100%出資によりメキシコにMando Corporation Mexico (仮称) を設立すると発表した。新会社は起亜自動車のメキシコ工場向けに部品を供給する計画。なお、Mando Mexicoの設立は2015年6月を予定している。 (2015年5月13日付プレスリリースより)

事業再編

<中国>
-中国子会社である万都 (北京) 汽車底盤系統有限公司[Mando (Beijing) Automotive Chassis System Co., Ltd.]は、2015年12月30日付で中国の万都 (哈爾浜) 底盤系統有限公司[Mando (Harbin) Automotive Chassis System Co., Ltd.]を吸収合併する。万都 (哈爾浜) 底盤系統は黒龍江省の哈爾浜 (Harbin) 市に本拠を置き、マスターシリンダー&ブレーキブースター等を製造・販売している。(2015年12月21日付プレスリリースより)

研究開発体制

<韓国>
-京畿道 城南 (Sungnam) 市(Mando Global R&D Center)

<海外R&Dセンター>
-米国 ミシガン州デトロイト
-中国 北京
-インド ハリアナ州
-ドイツ フランクフルト

<冬季テストセンター>
-米国 ミシガン州スーセントマリー
-中国 黒龍江省黒河 (Heihe)
-スウェーデン アリエプローグ
-ニュージーランド ワナカ

-韓国の自動車安全研究院 (Korea Automobile Testing & Research Institute: KATRI) がこのたび新設した「自動車安全研究サポートセンター」に入居したことを発表。KATRIは交通安全公団 (Korea Transportation Safety Authority) 付属の研究施設で、京畿道の華城 (Hwaseong) 市に位置する。同公団は入居企業に対して、部品安全評価設備、実車評価設備などの各種設備を提供し、研究開発や評価認証業務の円滑化に向けた支援を行う。(2015年9月24日付プレスリリースより)

*2014年9月1日付の会社分割により、2014年9月1日から12月31日までの4カ月間を対象とする。

海外投資

<メキシコ>
-メキシコ北東部のコアウイラ州アルテアガにおいて、2015年8月16日に新工場の起工式を開催した。この工場は11万平方キロメートルの規模で、2017年1月よりブレーキブースター、マスターシリンダー等を生産する計画。なお、同社は2026年までに総額130百万ウォンをメキシコ工場に投資する。(2015年8月17日付プレスリリースより)