プレス工業株式会社 2008年3月期の動向
ハイライト
業績 | (単位:百万円) |
2008年3月期 | 2007年3月期 | 増減率(%) | 要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 185,523 | 175,858 | 5.5 | - |
営業利益 | 11,094 | 10,249 | 8.2 | |
経常利益 | 10,308 | 9,862 | 4.5 | |
当期純利益 | 5,253 | 5,164 | 1.7 | |
自動車部分品部門 | ||||
売上高 | 127,892 | 116,415 | 9.9 | -普通トラック国内需要が前年比約2万台減の85,000台であったが、輸出が好調であったことにより増収。 |
受注
-いすゞの新型エルフのフレームを全量受注
-ボルボコリア向けキャブを受注
工場別新規立ち上げアイテム(2008年3月期)
<川崎工場>
-三菱ふそうトラック・バス向け中型アクスル溶接組立・機械加工 (2008年1月開始)
<藤沢工場>
-いすゞ向け中型フレーム(2007年4月開始)
-日産向けライトトラック用アクスルユニット(2007年5月開始)
-日産向けハイテンパネル(2007年10月開始)
<尾道工場>
-ダイハツ向け小型フレーム・サイドメンバ(2007年5月開始)
-ベバストジャパン向けサンルーフ用フレーム(2007年9月開始)
国内事業
-2007年11月、子会社である信和塗装工業株式会社を解散することを発表した。信和塗装工業株式会社は、同社川崎工場におけるフレームの塗装・部品加工業務を担ってきたが、この度いすゞ自動車株式会社向け大型・中型フレーム生産ラインを同社藤沢工場へ移管したことでその役割を終えたと判断し、解散することとした。(2007年11月16日付プレスリリースより)
海外事業
-2007年6月、欧州の関連会社2社を完全子会社化したと発表した。子会社化を機に、事業基盤の再整備を急ぎ、ダイムラークライスラーやボルボ、スカニアなど、欧州の商用車メーカー向けの拡販活動を強化する。子会社化するのは、PRESS & PLAT N.V.(PPB、ベルギー・リンブルグ州)とPRESS & PLAT INDUSTRI AB(PPI、スェーデン・オスカーハム市)の2社。PPBの株式を合弁パートナーであるベルギーの投資会社から取得、5月31日までに保有比率を50%から100%に引き上げ、完全子会社とした。PPBが全額出資していたPPIも子会社となる。(2007年6月4日付日刊自動車新聞より)
事業計画
中期経営計画 (2009年3月期 - 2011年3月期)
2011年3月期の目標
連結売上: 2,400億円
連結営業利益: 150億円
開発動向
-2008年3月期の研究開発費の総額は、187百万円。
研究開発活動
①自動車部分品部門
開発期間・生産準備期間の短縮
-塑性加工成形シミュレーション技術や、他の要素加工分野におけるFEM解析ソフトも導入し、その解析技術ノウハウ蓄積を開始。今までに蓄積したノウハウをこれらの解析技術に結び付けることにより、デジタル・エンジニアリング的開発体制の構築を図る。
環境負荷軽減・軽量化を考慮した工法開発
-キーとなるハイテン材を量産材として安定して使用するために、金型耐久性、成形精度維持を考慮した塑性加工方法の開発、溶接強度を考慮した溶接工法の開発、塗装性能向上等に注力。
研究開発活動
①自動車部分品部門
開発期間・生産準備期間の短縮
-塑性加工成形シミュレーション技術や、他の要素加工分野におけるFEM解析ソフトも導入し、その解析技術ノウハウ蓄積を開始。今までに蓄積したノウハウをこれらの解析技術に結び付けることにより、デジタル・エンジニアリング的開発体制の構築を図る。
環境負荷軽減・軽量化を考慮した工法開発
-キーとなるハイテン材を量産材として安定して使用するために、金型耐久性、成形精度維持を考慮した塑性加工方法の開発、溶接強度を考慮した溶接工法の開発、塗装性能向上等に注力。
設備投資
-2008年3月期の設備投資は総額6,708百万円。
-コア商品(フレーム、アクスル、サスペンション、建設機械用キャブ)の新規受注に対応するための生産体制確立、コストの削減及び品質の向上に重点をおき、設備投資を行った。
重要な設備の新設(自動車部品部門)
-コア商品(フレーム、アクスル、サスペンション、建設機械用キャブ)の新規受注に対応するための生産体制確立、コストの削減及び品質の向上に重点をおき、設備投資を行った。
事業部門 | 金額(百万円) |
自動車部分品 | 6,642 |
自動車組立 | |
建設機械用部分品 | |
自動車用プレス金型及び組立機器 | 11 |
その他 | 54 |
合計 | 6,708 |
重要な設備の新設(自動車部品部門)
会社名 事業所名 |
設備の内容 | 投資予定 総額 (百万円) |
着手年月 | 完了予定 年月 |
完成後の 増加能力 |
川崎工場 | 大・中型アクスル加工設備 | 1,084 |
2007年 12月 |
2008年 8月 |
生産能力増強 |
藤沢工場 | パネル新規受注設備 | 79 |
2006年 6月 |
2008年 |
生産能力増強 |
パネル新規受注設備 | 260 |
2007年 7月 |
2009年 3月 |
生産能力増強 | |
フレーム組み立て設備合理化 | 108 |
2007年 8月 |
2008年 6月 |
合理化 | |
フレーム部品加工設備合理化 | 500 | 2008年10月 |
2009年 6月 |
合理化 | |
アクスル加工設備 | 642 |
2008年 6月 |
2009年 5月 |
生産能力増強 | |
尾道工場 | アクスルハブ機械加工設備 | 132 |
2006年 10月 |
2008年 4月 |
生産能力増強 |
宇都宮工場 | アクスル溶断設備 | 348 |
2008年 4月 |
2009年 2月 |
生産能力増強 |
埼玉工場 | アクスル加工設備 | 600 |
2008年 10月 |
2009年 6月 |
生産能力増強 |
PK U.S.A., Inc. ミシシッピ工場 |
プレス機 | 611 |
2008年 1月 |
2008年 12月 |
生産能力増強 |
新工場 | 578 |
2008年 1月 |
2008年 12月 |
生産能力増強 | |
Thai Summit PKK Bangna., Ltd. | 新工場 | 1,545 |
2008年 6月 |
2008年 12月 |
生産能力増強 |
プレス機 | 603 |
2008年 7月 |
2008年 12月 |
生産能力増強 |