業績	（単位：百万ユーロ）

	2008年 12月期	2007年 12月期	増減率 (%)	要因
全社
売上高	1,017.5	1,071.8	(0.5)	-
フィルター部品事業部門
売上高	497.5	548.2	(9.3)	-フィルター部品事業の売上は欧州市場においてダウン。これは、OE市場の収縮によるものが11.6%、アフターマーケットで売上げが独立系で13.8％、純正部品で15％ダウンしたことに起因。一方、南米地域の販売は好調ですべての製品分野において販売増を達成した。
営業利益	43.2	57.7	(25.1)	-年度内にイタリアとスペイン2か所の工場を閉鎖した。また、すべての事業の主な市場で組織改革を実施。こうしたリストラに支出した費用は年間1,040万ユーロであった（2007年度：680万ユーロ）。前年度の450万ユーロにのぼる資産売却益、ならびにその他負債のプラス調整は2008年度には発生しなかった。
サスペンション部品・精密ばね事業部門
売上高	521.9	524.6	(0.5)	-この事業部門全体の売上は0.5％の小幅の減少で収まる。これは、鉄鋼価格の上昇分を転嫁するため販売価格を改定した効果によるもの。欧州自動車メーカー向けの売上は7.8％ダウン。欧州産業機械市場では16.5％の売上増。Mercosur市場の売上増は21.5％。ただし、同市場の精密ばね部門は14.5％ダウン。
営業利益	47.5	58.8	(19.1)	-構造的コストはほぼ横ばいに推移したものの、連結営業利益は前年の5,880万ユーロ（売上比率11.2％）に対して、4,750万ユーロ（同：9.1％）と悪化した。

企業買収
-2008年11月、子会社Filtrauto S.A.は470万ユーロを投じてインドの2社の株式を60％取得した。買収した2社はBangaloreに本社を置くM.N.Ramarao Filters Private LtdとEMW Environmental Technologies Private Ltdで、両社はインドの自動車用と産業用のフィルターを生産している。
-中国の地場企業と設立したフィルター製造会社の株式のうち、地場企業が保有する30％を2008年度内に全額買収し経営権を全面的に取得した。

合弁事業
-2008年9月、同社は110万ユーロを投じて自社の子会社Allevard Rejna Autosuspensions S.A.とフランス企業との間にSardou S.A.を設立した。新会社ではスチールを使用しないサスペンションの開発・製造を担当する。スチールを使用しないことで、大幅な重量軽減が可能で、燃費向上と空気汚染の軽減に貢献出来るくるま野開発をめざす自動車メーカーの要求に応えることができる。

研究開発費

（単位：百万ユーロ）

	2008年12月期	2007年12月期	2006年12月期
合計	20.5	21.7	22.0

-2008年12月期の研究開発費は売上に対して2％となる2,050万ユーロを計上。前年は同じく2％の2,170万ユーロ。

-新規に取得したパテントは、フィルター部品事業部で6件、サスペンション事業部では1件。

設備投資額

（単位：百万ユーロ）

	2008年12月期	2007年12月期	2006年12月期
合計	41.1	35.9	39.7

-2008年度に全社で投資した費用は4,110万ユーロ（前年：3,590万ユーロ）で、主に生産体制の効率化と自動化などのほか、中国のサスペンション事業と米国のフィルター事業の製品開発に充当。

-Allevard Rejna Autosuspensions S.A.、Lpdn GmbH, Rejna S.p.A.、Issa S.A. とAllevard Molas do Brasil Ltda.などの子会社の生産設備の改良と生産システムの効率化を目的とした大幅な投資を実施。

-Lpdn GmbH、Allevard Sogefi U.S.A. Inc、などの子会社にも投資を実施。生産工場の改善と新製品開発を行う。投資事業の多くは年度末までに開始された。

-Sogefi Filtration Ltd、Sogefi Filtration S.p.A.、Allevard Rejna Autosuspensions S.A.、 Filtrauto S.A.、Allevard Rejna Argentina S.A.、などの子会社において設備の改善改良を目的とした投資が実施された。また、中国のShanghai Sogefi Auto Parts Co. Ltdでは新規にスタビライザーバーの生産ライン建設と新しい設備が設置された。アメリカのAllevard Sogefi U.S.A. Inc.では新規にフィルター製品生産ラインが増設された。