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CHANGZHOU NRB CORPORATION [常州光洋軸承股份有限公司] 2016年12月期の動向

買収

-子会社「天津天海同歩科技股份有限公司[Tianjin Tanhas Technology Co., Ltd.]」傘下の「湖北泰特機電有限公司[Hubei Taite Electromechanical]」は、欧州最大の新エネルギー車向けホイールモーターメーカー、オランダのe-Traction B.Vの全株式を買収すると発表。買収完了後、泰特機電は3つの部門を構成し事業展開する。オランダ企業はグローバル開発センターとして基礎業務の研究開発を行う。上海安亭の応用研究開発センターは中国における現地化に関する応用研究と市場開拓を進める。湖北荊門(Jingmen)工場は2017年末の量産開始に向け、2018年までに生産量2万セットを目指す。(2016年12月5日付け各種リリースより)

研究開発体制

-2016年末現在、357名の研究開発要員が在籍。

研究施設

-2つの省級R&Dセンター｢江蘇省ニードルローラベアリング技術研究センター[Jiangsu Province Needle Roller Bearings Engineering Technology Research Center]｣および｢江蘇省認定企業技術センター[Jiangsu Province Enterprise Technology Center]｣を保有。同センターに製品研究部門、工業技術研究部門、装備研究部門、情報研究部門、試験センターなど6つの部門を保有。試験センターは中国合格評定国家認可委員会(CNAS: China National Accreditation Service for Conformity Assessment)の認定を取得。

研究開発活動

-2016年、研究開発したプロジェクトの数は30、産学研プロジェクトは2つ。

製品開発

-2016年開発の主要ホイールハブベアリングは下記の通り

• SUV用フロントホイールハブベアリング：顧客の承認を取得、2017年第2四半期量産開始予定。
• 第3世代新エネルギー車用フロント／リアホイールハブユニットベアリング：量産開始。
• 第3世代都市型SUV用フロント／リアホイールハブユニットベアリング：2016年9月に量産開始。
• 第3世代新エネルギー車用4WDリアホイールハブユニットベアリング：2016年8月サンプルを顧客に提出、9月顧客の試験第1段階を終えて、顧客の承認を取得することを目指す。

-2016年開発の主要自動トランスミッションベアリングは下記の通り

• Borgwarner DCT向け：PPAP段階を終えて、小ロット生産開始。
• Getrag DCT向け数種：量産開始。ほかのプロジェクトはPPAP段階を終えて、小ロット生産開始。
• 上汽変速器 DCT360C 向け：PPAP段階を終えて、小ロット生産開始。
• 東安三菱AT向け：Bサンプル確認を終えて、2017年第1四半期量産開始予定。
• 盛瑞8AT向け：顧客が2回目の試験を開始。

-2016年開発の主要手動トランスミッションベアリングは下記の通り

• 上汽GM NMT向け：正式に量産開始。
• 広汽トランスミッションベアリング向け：正式に量産開始。
• 唐山アイシンF621A向け：正式に量産開始。
• 重慶青山MR623向け：正式に量産開始；MR630向け：2017年12月PPAP段階にはいる予定。

-2016年開発の主要油圧式クラッチベアリングは下記の通り

• A型油圧クラッチレリーズベアリング：試験完了、小ロット生産、市場へ投入。
• B型油圧クラッチレリーズベアリング：試作完了、試験段階にあり、2017年第3四半期市場へ投入予定。

-2016年開発のシンクロナイザは下記の通り

• Getrag 5MTT160向け：顧客の承認を取得、2017年第3四半期量産開始予定。
• 吉利7DCT向け：顧客の承認を取得、2017年第4四半期量産開始予定。

-2016年開発のプラネタリーギヤユニットは下記の通り

• VW DQ400E向け：顧客の試験段階にあり、2018年量産開始予定。
  
  

特許

-2016年、新たに82件の特許を取得、そのうち、5件は発明特許。2016年末現在、206件の特許を保有。そのうち、25件は発明特許、178件は実用新型特許、3件は外観特許。