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Linamar Corporation 2018年12月期の動向

要因
1) 輸送事業部門の売上高
-同部門の2018年12月期売上高は、前年比5.6%増の5,734.3百万カナダドル。第4四半期の成長要因は以下の通り。

• 現在投入中のプログラムからの追加売上
• 2017年第4四半期からの為替変動による好影響
• ディーゼルエンジンに対する消費者心理の影響および新排出ガス基準WLTPの適用による欧州市場の下落により一部相殺
• 特定の主要顧客に影響を与えるアジア市場の下落により一部相殺

2018年第4四半期に影響を与えた要因は、同様に2018年の業績に影響を及ぼした。

2) 輸送事業部門の営業利益
-同部門の2018年12月期営業利益は、前年比13.2%減の473.7百万カナダドル。以下の要因が影響を及ぼした。

• 欧州およびアジアにおける既存プログラムの取引量の減少。
• 世界規模でのプログラム立ち上げに関する追加費用
• 2018年第4四半期に発生した一時的な事業再構築費用
• 投入中のプログラムの追加売上により一部相殺
• 2017年第4四半期からの為替変動による好影響により一部相殺

また、2018年第4四半期に影響を及ぼした要因は、アジアでの大規模プログラムの販売量の減少と相まって、2018年の業績に同様にも影響を及ぼした。

最近の動向

Protean Electricとの提携
-英国のProtean Electricは、主要製品のインホイールモーター「ProteanDrive」製造で同社との提携を発表した。この契約は「ProteanDrive」シリーズの全モデルを網羅し、同社は北米自動車メーカーの乗用車および商用車分野における市場機会をサポートする。150件超の特許を取得するインホイールモーター技術大手のProtean Electricは、デジタル車両制御やカスタマイズを強化するソフトウェアを備えたスタンドアローンの電気駆動ソリューションを提供している。(2018年11月1日付プレスリリースより)

カナダ・オンタリオ州からの支援
-カナダ・オンタリオ州政府は、同社の次世代車向け部品の技術開発を支援すると発表した。5億カナダドル (約440億円) を投資する同社に5千万カナダドル (約45億円) を助成する。カナダ連邦政府と合計で約1億カナダドル (約90億円) の資金を同社に提供する。同州に今後10年間で1500人分の新規雇用を創出し、既存の約8千人の雇用も維持されるとしている。 (2018年2月19日付日刊自動車新聞より)

国外での海外投資

<ハンガリー>
-ハンガリー投資促進公社（HIPA）は、同社がハンガリーのOroshazaとBekescsaba、Gyongyosにある工場に28百万ユーロを投資し、自動車向け部品や産業用機械の生産を拡大すると発表した。これにより、200人の新規雇用が創出される見通しだという。ハンガリーの子会社Linamar Hungary Autoipari es Gepgyartoは、自動車向け部品を主に製造している。(2018年2月27日付プレスリリースより)

-ハンガリー投資促進公社(HIPA)は、同社がハンガリー3番目の拠点Bekescsabaに電動ドライブトレイン製品を生産する欧州エレクトロモビリティセンターを設立すると発表した。投資総額は78百万ユーロで、10,000平方メートルの生産ホールを新設して250名の新規雇用を見込む。(2018年12月12日付HIPAプレスリリースより)

<メキシコ>
-50百万ドルを投じてメキシコGomez Palacioの工場を改修・拡張すると発表した。投資額の大半は最新設備の導入に使用し、少額を工場拡張に充てるという。同社は現在、メキシコ国内ではNuevo Laredo、Gomez Palacio、TorreonおよびRamos Arizpe 2カ所の合計5カ所に拠点を保有している。これらの拠点ではライトビークル、大型トラックおよび農業機械用エンジン部品、トランスミッション、ドライブシャフト、アクスル、ディファレンシャル等を製造している。(2018年3月23日付 Mexico-Nowより)