Ningbo Joyson Electronic Corp.[寧波均勝電子股份有限公司] 2024年12月期の動向
業績 |
(単位:百万元) |
| 2024年12月期 | 2023年12月期 | 増減率(%) | 要因 | |
| 売上高 | 55,863.58 | 55,728.48 | 0.24 |
-複雑で変動の大きい外部環境に直面する中、同社はさまざまな対応策を講じた。グローバルサプライチェーンの最適化、重要部品の自社供給比率向上および一部原材料の国産代替の推進、グローバル生産能力の協調強化による生産能力の高コスト地域から低コスト地域への移転、グローバル人材プールの構築と地域間人材協働の強化、地域戦略の主体的な調整による市場変化への柔軟な対応などである。豊富な顧客基盤と国内顧客構成のタイムリーな調整により、同社は2024年も営業収入の堅調な成長を維持した。 |
| 営業利益 | 2,004.31 | 1,770.94 | 13.18 | |
| 経常利益 | 1,995.75 | 1,762.28 | 13.25 | |
| 純利益 | 1,326.28 | 1,240.09 | 6.95 |
-2024年の新規獲得ライフサイクル受注総額は839億元超で、そのうち自動車安全事業の新規指定案件のライフサイクル金額は約574億元、自動車電子事業の新規指定案件のライフサイクル金額は約265億元となった。新規受注のうち、新エネルギー車種に関連する受注は460億元超で、全体の55%超を占める。同社は2024年に約559億元の営業収入を実現し、そのうち自動車電子事業は約170億元、自動車安全事業は約387億元の営業収入を計上した。
新製品
CoreFusion
-黒芝麻智能は、均勝電子傘下の均聯智及(NESINEXT)と共同でCoreFusionコックピット・キャビン統合ソフトウェアオープンプラットフォームを開発したと発表した。これは黒芝麻智能の武当シリーズC1296スマートカー向けクロスドメインコンピューティングチップをベースに開発したもので、開発者に高効率なオペレーションシステムレベルのソフトウェア、開発ツールチェーン、完全なエコシステムを提供する。なお、均聯智及が開発したC1200シリーズチップに対応するスマートコックピットアーキテクチャ、インテリジェントドライブAP/CPミドルウェア及び自動化適合ツールは、クライアントがマルチドメインフュージョンおよびクロスドメインコンピューティング製品の迅速な量産を支援する。(2024年4月25日付黒芝麻智能のWechat公式アカウントより)
戦略的提携
FAW-VW
-同社傘下でコネクテッドカー技術を手掛ける寧波均聯智行科技股份有限公司(JOYNEXT)は1月20日、一汽VWとパートナーシップ契約を締結したと発表した。一汽VWとJOYNEXTは強力な連携とリソースの共有により、先端技術の研究開発、コスト競争力の強化などで提携する。JOYNEXTは引き続き技術イノベーションに努め、一汽VWとドメインコントロール、キャビン・コックピット融合、ソフトウェア開発などで提携する。
吉視伝媒
-同社は、傘下の寧波均聯智行科技股份有限公司[Ningbo Joynext Technology Co., Ltd.]が吉視伝媒と戦略的提携契約を締結したと発表した。両社は車両・道路・クラウドの協調統合分野において協業し、吉林省におけるコネクテッド技術普及を推進する。吉視伝媒は、吉林省の国有テレビ・サービス会社であり、5G産業エコシステムの発展とIoT(モノのインターネット)に注力している。「5G+ケーブル」の伝送ネットワークやビッグデータクラウドコンピューティング産業基地のプラットフォームの強みを活かし、各業界の情報化応用を積極的に推進している。(2024年10月18日付均勝電子のWechat公式アカウントより)
GAC Aion
-同社の自動車安全事業部門が広汽埃安[GAC Aion]とグローバル戦略的提携契約を締結したと発表した。均勝電子の自動車安全事業部門は、25の国や地域にあるネットワークを活かし、現地化された研究開発と生産を一体化したサービスを提供し、広汽埃安のグローバル市場進出を支援をする。近年、広汽埃安はブランドの国際化を推進しており、今後1~2年でヨーロッパ、南米、アフリカ、中東、東アジアなどに7つの生産販売拠点を構築する計画。(2024年9月26日付均勝電子のWechat公式アカウントより)
ファーウェイ端末BG
-同社は、子会社の寧波均聯智行科技股份有限公司(均聯智行)がファーウェイ端末BGと包括的提携契約を延長したと発表した。均勝電子のソフトウェア会社である均聯智及は、ワンストップサービスソリューションHUAWEI HiCarを開発することで、自動車メーカーにソフトウェアの開発、音声サポート、国外での路上試験など複数のグローバル進出サービスの提供を通じてHUAWEI HiCarプラットフォームの国内外市場における普及を推進する。現在、均勝電子は複数の国外高級自動車OEMの中国市場でのHUAWEI HiCarとの統合を支援している。均聯智及(NESINEXT)は均勝電子専用に設立されたソフトウェア会社で、世界の自動車業界に向けにソフトウェア開発ツールおよびサービスを提供している。均聯智及の製品やソリューションは、3D HMIインタラクションサービスプラットフォーム、ICT情報通信技術プラットフォーム、ベースソフトウェアツールチェーンプラットフォーム、コックピットオペレーションシステムプラットフォーム、ユーザー運営管理とデータプラットフォームおよびグローバル進出サービスプラットフォームの6つの事業をカバーしている。(2024年6月25日付均勝電子のWechat公式アカウントより)
受注
ドメインコントローラー
-同社は、ある中国自主系新エネルギーブランドのドメインコントローラー案件で量産受注を獲得した。同社は当該ブランドの百万台超の車両にドメインコントローラーを提供し、2025年に量産を実現する予定だ。(2025年1月13日均勝電子公式WeChatより)
展示会
-同社は、「2024均勝電子—賽力斯技術展」を重慶で開催した。同社はスマートドライビング時代の安全・スマート・環境配慮に焦点を当て、インテリジェント化、新エネルギー化、そして未来のスマートドライビングに適応する自動車安全分野における先端技術を披露した。展示内容には、未来志向の主・被動統合安全製品、コックピットHMIシステム、ドメインコントローラー、デジタルキーソリューション、新エネルギー管理などの自動車電子製品が含まれる。(2024年9月19日均勝電子公式WeChatより)
-同社は、Tech.AD Europe大会において、スマートドライビング製品群を集中展示した。展示は複数の自動運転ドメインコントローラーや高性能中央計算ユニットなどを含む。同社はグローバルOEMに対し、高通、地平線、Black Sesame(黒芝麻)などと協業した一連の革新的な研究開発成果と製品を披露した。展示製品には、高通チップをベースにした智駆ドメインコントローラーnDrive H、地平線チップをベースにしたnDrive Mシリーズ、中央計算ユニットnCCUなどの先端製品が含まれる。一部のプロジェクトはすでにAサンプルの開発および検証試験を完了している。(2024年3月19日均勝電子公式WeChatより)
特許
-2024年末現在、同社は世界中で2,000 以上のコア特許を保有。
研究開発動向
-同社は、車載ソフトウェア開発におけるプロセスや標準要件に対応するAIプログラミングツールJAIC(Joyson AI Coding)にDeepSeek、Llama、Qwenなどの複数のオープンソースを導入したと発表した。また、コーディングエージェント(Coding Agent)などの新ツールの開発も開始したという。これにより、自動運転、スマートコックピット、コネクテッドなどの技術の開発効率や品質の向上が望めるという。JAICは、基本的なコードの質問応答や生成機能に加え、単体テストの自動化、静的コード分析・修正などのカスタマイズ機能も備えている。また、均勝電子は各種AI大規模モデルを導入すると同時に、コーディングエージェントの開発も進めている。(2025年2月12日付均勝電子のWechat公式アカウントより)
研究開発費用 |
(単位:百万元) |
| 2024年12月期 | 2023年12月期 | 2022年12月期 | |
| 研究開発費用 | 3,685.71 | 3,647.97 | 3,033.87 |
| 売上高に占める割合(%) | 6.60 | 6.55 | 6.09 |
-2024年末現在、エンジニアリング技術者と研究開発要員の総数は6,370名で、全社数の13.33%を占める。



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