Lingyun Industrial Corporation Limited[凌雲工業股份有限公司] 2023年12月期の動向
業績 |
(単位:百万元) |
2023年12月期 | 2022年12月期 | 増減率(%) | |
売上高 | 16,648.73 | 16,688.81 | -0.24% |
営業利益 | 965.21 | 719.34 | 34.18% |
経常利益 | 958.28 | 723.12 | 32.52% |
純利益 | 868.02 | 603.79 | 43.76% |
受注
‐2023年、同社は金属分野で新規プロジェクトを240件獲得し、自動車パイプライン製品においては流体制御システムの受注を拡大し、344件の新規プロジェクトを獲得した。Waldaschaff Automotive Mexico S.de R.L.de C.V.はテスラから5件の新規プロジェクトを受注した。
-同社は、中国の自動車メーカーからバッテリーエンクロージャーの下筐体を受注したと発表した。供給期間は6年で、2024年12月から量産開始予定。(2023年7月20日付凌雲工業のプレスリリースより)
-同社は、子会社の成都凌雲汽車零部件有限公司(成都凌雲)がBYDのV67/VB1バッテリーケーストレイフレームビームを受注したと発表した。BYD傘下の弗迪に2種類12製品を供給する。全ライフサイクルにおける受注総額は1.2億元の見込み。また、アルミニウムバンパーの受注も獲得し、乗用車向けに4製品を供給する。全ライフサイクルにおける受注総額は2.16億元の見込み。(2023年2月27日付凌雲股份の公式サイトより)
生産再開
-同社は、涿州市の豪雨の影響を受けた子会社(河北亜大汽車塑料制品有限公司と阔丹凌雲汽車胶管有限公司)が生産を再開したと発表した。2023年8月に豪雨の被害を受け、生産を停止していた。現在、2社は生産を再開し正常稼働しているという。(2023年10月20日付プレスリリースより)
研究開発費用 |
(単位:百万元) |
2023年12月期 | 2022年12月期 | 2021年12月期 | |
研究開発費 | 782.70 | 622.30 | 543.22 |
売上高に占める比率(%) | 4.19 | 3.73 | 3.45 |
-2023年末現在、研究開発人員は1,805名で、全体の17%を占める。
展示会
-同社は、上海モーターショーに出展すると発表した。ボディ構造製品、バッテリー、冷却システム、セーフティシステム、等速ジョイントおよびフロントドライブシャフトなどの製品を展示する。(2023年4月11日付凌雲工業の公式サイトより)
研究開発体制
‐清華大学蘇州汽車研究院と先進自動車技術イノベーションセンターを共同で設立することに関して合意したと発表した。両社は自動運転、新エネルギー車(NEV)用バッテリーの管理、車両の熱管理システムなどの技術交流を行っており、今回の了解覚書(MOU)を締結したという。(2023年3月13日付凌雲工業の公式サイトより)
-上海にバッテリーパック機械検証研究所を設立。
-上海に凌雲中央研究院を設立。バッテリーケース、高強度・軽量衝突防止ソリューション、長繊維に関する新技術、低透水性低排出自動車配管システムなどの領域で研究開発を行う。
-凌雲中央研究所を中心に、武漢の研究拠点や、新エネルギー、自動車安全技術、熱成形、自動車チューブシステムなど全8の拠点で研究開発を行っている。
特許
-2023年に238件の特許を申請。うち46件の発明特許を含む。(2023年アニュアルレポートより)