Beijing Horizon Information Technology Co., Ltd.[北京地平線信息技術有限公司] 2024年12月期の動向
業績 |
(単位:百万元) |
| 2024年期 | 2023年期 | 増減率(%) | ||
| 営業収入 | 2,383.55 | 1,551.61 | 53.62% | -2024年12月31日までの年度において、プロダクトソリューションの収入は前年比31.2%増の664.2百万元となった。この増加は主に年間のデリバリー増加によるもの -2024年12月31日までの年度において、ライセンスおよびサービス事業の収入は前年比70.9%増の1,647.5百万元となった。これは、インテリジェントカー産業が加速的にインテリジェント化へと移行し、高度運転支援および高レベル自動運転ソリューションの普及と技術進展が進んだことによるもの。こうした動向が、OEMおよびティア1サプライヤーによる同社アルゴリズム、ソフトウェア開発ツール、カスタマイズ技術サービスへの大規模需要を促した。 |
| 粗利益 | 1,841.35 | 1,094.31 | 68.27% | |
| 税前利益 | 2,351.02 | (6,744.13) | - | |
| 当期利益 | 2,346.51 | (6,739.05) | - |
-同社は2024年10月に香港証券取引所へ上場。2024年、同社は収入2,383.6百万元を達成し、前年比53.6%増となった。粗利益は1,841.4百万元で、前年比68.3%増。同時に、同社は研究開発および事業効率を着実に向上させ、調整後営業損失は前年比191.8百万元縮小した。
-2024年末時点で、同社は中国のOEM向け高度運転支援市場で40%以上のシェアを占めた(アニュアルレポートより)。
-2024年、同社のプロダクトソリューションのデリバリーは約290万件に達し、累計デリバリーは約770万件となった。2024年、同社は100車種以上の量産指定を獲得。2024年12月31日時点で、累計の量産指定車種は310車種以上に増加した。
2025年見通し
-自動運転ソリューションは拡大する車種ラインアップに搭載される見込み。2025年には、Journeyシリーズ処理ハードウェアの累計出荷量が1,000万件を超える見通し。
-同社は、より複雑な走行シーンに対応し、人間らしい運転体験、シーンの汎化、全国規模でのシームレスな展開を実現するため、HSDの性能を引き続き向上させる予定。自社専有の処理ハードウェアをベースとするHSDは、複数の有力OEMブランドから戦略車種への統合が指定されており、2025年第3四半期から量産開始が見込まれる。インテリジェントカーへの移行は、世界自動車産業の革命的な大潮流である。技術革新、規制の追い風、消費者意欲の高まりが大衆市場でのインテリジェントモビリティ採用を後押しする中、同社は2025年をインテリジェントドライビング産業の重要な転換点になると予測している。
戦略的提携
-同社は、VWグループと自動運転分野において同社の自動運転ソリューションであるHSD (Horizon SuperDrive)をベースに提携を強化すると発表した。HSDは、VWグループの自動運転技術開発の重要な技術的基盤として、VWのソフトウェア子会社CARIADと地平線の合弁会社である2023年11月に設立された酷睿程(CARIZON)において研究開発が行われる。開発されたソリューションは、VWグループ傘下のモデルに順次搭載される計画。現在、CARIZONによる地平線「征程6 (Journey6)」をベースにした自動運転レベル2+の自動運転ソリューションは、大規模な公道試験を実施中。2026年にCEAアーキテクチャを搭載した新型コンパクト電気自動車(EV)と共に市場に投入される予定。(2025年4月7日付地平線のWechat公式アカウントより)
受注
-同社は、北京軽舟智航智能技術有限公司(軽舟智航)が同社の車載チップ「征程6M(Journey 6M)」をベースにした中・高価格帯の運転支援ソリューション「軽舟乗風」が大手新興メーカーの量産プロジェクトで採用されたと発表した。軽舟智航が「征程6M」をベースに開発した「軽舟乗風」ソリューションは、高速Navigation on Autopilot(NOA)、都市内でのメモリ走行、メモリ駐車、ドアツードアなどの機能を実現し、15万元以上のモデルには都市NOAの機能を搭載する。また、「征程6E」をベースにしたコストパフォーマンスが高い中高価格帯の運転支援ソリューションを開発し、10万元以下のモデルに高速NOA機能を搭載する。「軽舟乗風」ソリューションに採用された「征程6E」と「征程6M」は、中高価格帯の運転支援市場向けに設計されたコンピューティングソリューションであり、「征程6」は内蔵されたBPU ナッシュアーキテクチャによって128 TOPSの処理能力を提供し、都市NOAやメモリ走行機能をサポートする。一方、「征程6E」は高速NOA市場に特化し、80 TOPSの処理能力を備える。(2024年12月26日付地平線のWechat公式アカウントより)
-同社は、iCARブランドの新型モデル「iCAR V23」に自動運転ソリューションを提供すると発表した。同社の自動運転ソリューション「Horizon Mono3」を活用することで、「iCAR V23」はL2++レベルの運転支援システムを搭載する。800万画素のフロントカメラ、300万画素のサラウンドビューカメラ、5つのミリ波レーダー、12の超音波レーダーのハードウェアを配置することで、高速道路でのパイロットナビゲーション運転支援(NOP)、レーンキープアシスト、交通渋滞時運転支援、自動駐車、遠隔駐車、メモリー機能付き駐車などの運転支援システムに対応できる。(2024年11月18日付同社のWechat公式アカウントより)
-同社は、深藍汽車(Deepal)初のコンパクトSUV「深藍S05」が標準装備する走行駐車一体型スマート運転ソリューションに車載チップ「征程(Journey)3」が搭載されたと発表した。スマート運転ソリューションのハードウェアは、800万画素のHDカメラ、4つのサラウンドビューカメラ、5つのミリ波レーダー、12の超音波レーダーから構成される。クルーズアシスト機能では、全速度域でのアダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線中央維持支援(LCC)、インテリジェント速度アシスト、車線逸脱補正などを含む全方位における運転支援機能を実現する。パーキングアシスト機能では、より高い認識能力、多様な駐車シナリオへの対応、効率的な駐車を実現し、車内での駐車アシスト、リモートでの駐車アシスト、リモートでの出入りサポート、後退時アシストなどの機能を提供する。(2024年11月1日付同社のWechat公式アカウントより)
-同社は、四維図新が同社の車載チップ「征程(Journey)6」シリーズをベースにしたインテリジェントドライブ製品ラインナップをリリースしたと発表した。「征程6」シリーズをベースにした「NI in Car」シリーズは、自動運転レベル2の走行アップグレードバージョンや走行・駐車一体型の低価格帯製品のアップグレードバージョン、および「征程6E/M」をベースにした走行・駐車一体型の中・高価格帯製品を含むエントリー製品からハイエンド製品までインテリジェントドライブ製品のラインナップを網羅している。特に、「征程6E」をベースにした走行・駐車一体型の中価格帯インテリジェントドライブソリューションは、高速道路でのパイロットナビゲーション運転支援(NOP)や、メモリー機能付きの運転支援、自動駐車を実現している。四維図新はさらに「征程6M」をベースにした中・高価格帯のインテリジェントドライブソリューションも発表した。このソリューションは、都市部NOA(Navigate on Autopilot)機能を実現し、ユーザーにより高度な自動運転体験を提供することができる。(2024年10月12日付同社のWechat公式アカウントより)
-同社は、同社の自動運転ソリューションが捷途(Jetour)ブランドの改良型「X70 PLUS」に採用されたと発表した。「征程2(Journey 2)」をベースに自動運転レベル2のシステム機能を実現する。車両はアクティブセーフティの基準を満たし、ガソリン車ユーザーにも高機能のモビリティ体験を提供する。現在までに、同社の自動運転技術を搭載した電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)、ガソリン車など110モデル以上が量産販売されている。(2024年7月31日付同社のWechat公式アカウントより)
新製品
-同社は、車載チップ「征程(Journey) 6」の量産を開始したと発表した。この製品は、すでに20社以上の自動車メーカーやブランドに採用が決まっているという。
・BPU、CPU、GPU、MCUなどの豊富なコンピューティングリソースを統合し、単一のチップで自動運転システムのフルスタックコンピューティングを実行可能にしていることが特長。システムの統合と展開の難易度を大幅に軽減できるという。また、「征程6」全シリーズにBPUナッシュを搭載し、大規模パラメータのTransformerアルゴリズムをネイティブにサポートし、エンドツーエンドやインタラクティブな駆け引きなどの高度な自動運転アルゴリズムにも対応している。
・そのほかの特長として、同製品は互換性を備えたスケーラブルなアーキテクチャを採用することで、上位アプリケーションの効率的な適応と展開をサポートし、自動運転のプラットフォーム化を効率的に行うことが可能。セキュリティ面では、先進的なシステムセキュリティ技術を活用しており、各認証システムによってライフサイクル全体を通じた品質と信頼性を確保している。 多種多様な車載センサーにも対応し、車載10ギガビットイーサネットなどの高速データ通信インターフェースもサポートしているほか、自動運転開発プラットフォームにより、ソフトウェア
・ハードウェアの参考事例や開発ツールを充実させ、アジャイルな開発と効率的な量産を支援する。(2025年3月24日付同社のWechat公式アカウントより)
-同社は、新世代車載チップ「征程(Journey) 6」シリーズおよびインテリジェント・ドライブソリューション「Horizon SuperDrive」を発表した。 ・「征程6」シリーズは「征程6B (低価格帯インテリジェントドライブ)」、「征程6L」、「征程6E」、「征程6M (中価格帯インテリジェントドライブ)」、「征程6P (高価格帯インテリジェントドライブ)」を含む6つのバージョンが設定され、さまざまなインテリジェントドライブ用途に向けたコンピューティングソリューションを提供する。インテリジェントドライブソリューション「SuperDrive」は動的、静的、OCC(Occupancy Network)のエンド・ツー・エンドの感知アーキテクチャを採用し、物理的世界を正確に復元する。これにより、現在の課題である感知アーキテクチャの遅延、規則が多い、過負荷という問題を効果的に解決し、渋滞場面での車線変更成功率が50%向上し、交差点通過率が67%高まったという。また、「征程6」シリーズは2024年内に量産車への搭載を開始し、2025年には10を超えるモデルに搭載する予定。一方の「SuperDrive」は、2024年第2四半期に複数のTier1や自動車ブランドと提携し、第4四半期から標準版をリリースし、2025年第3四半期には量産モデルに搭載予定。(2024年4月24日付同社のWechat公式アカウントより)
研究開発
-2024年12月31日までの年度において、同社の研究開発費は前年比33.4%増の3,156.1百万元となった。
| 名称 | 所在地 | 設立時期 | 概要 |
| 上海自動運転R&Dセンター | 上海市 | 2017年5月 | ADAS・自動運転の製品開発、車載ソフトウェアの開発・システムテストおよび適合、完成車への統合、フロントエンドのカスタマーサポートサービス |
| シリコンバレーAIテストラボ | 米国 シリコンバレー | 2018年8月 | AI基礎研究所とAI応用研究所から構成される研究拠点 |
| 南京R&Dセンター | 南京市 | 2016年8月 | 特にシステムソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、音響信号処理の3つの技術領域、およびスマートホーム、自動運転、深層学習チップの3つの用途における研究開発を行う |
| 車載AIチップグローバルR&D本部 | 上海市 | 建設中 | 2020年11月、中国(上海)自由貿易試験区臨港新片区管理委員会との間でプロジェクト契約を締結。 総額約30億元の投資を行い、今後2年間で100万台の車載AIチップ搭載スマートカーの量産を計画。ADAS・コックピットHMI向けAIコンピューティングに資する半導体チップの開発および量産化に注力。 |
-同社創業者の余凱博士および研究チーム、清華大学の張钹学術研究員および国内のAI研究チーム、そして南京政府が2018年4月に「南京先進AI研究所」を設立。
-長安汽車、PATEO CONNECT+、上汽集団、中国第一汽車股份有限公司智能網聯開発院と共同でAIラボを設立。



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