1. ホーム
2. 部品メーカー情報
3. 主要部品メーカーレポート
4. China Automotive Systems, Inc.[中国汽車系統股份公司]
5. China Automotive Systems, Inc.[中国汽車系統股份公司] 2021年12月期の動向

China Automotive Systems, Inc.[中国汽車系統股份公司] 2021年12月期の動向

事業動向

-同社は、スカニアとの間でトラックおよびバス用のeRCBステアリングシステムを開発する契約を締結したことを発表した。CAAS独自の技術と革新的な知識をベースにADAS  L4プラットフォーム(AP04) と組み合わせて構築されるeRCBステアリングシステムは、小型・中型トラックおよび大型商用車向けの完全電動インテリジェントステアリングシステムとなる。このeRCBステアリングシステムは高出力トルクの革新的なツイン電動機構造を特徴とし、CAAS独自のAP04運転支援システムによりレベル4の自動運転を実現する。商用車向けに量産される世界初の完全電動インテリジェントパワーステアリングシステムとなることが期待されており、CAASは世界の商用車OEMへのティア1サプライヤーとしての地位強化を図るとしている。(2022年1月25日付プレスリリースより)

買収

-同社は、子会社の湖北恒隆汽車系統集団有限公司がSentientの株式40%を購入したと発表した。Jingzhou WiseDawn Electric Carは総額20百万ユーロでSentientの株式40%を売却する。2009年設立のSentientはスウェーデンのGothenburgに本拠を置き、スウェーデン国内で7カ所の施設を運営、中国の蘇州にもオフィスを構えている。Sentientのステアリング、車両モーションコントロール、自動運転のソフトウェア機能は、パワーパック(SW、ECU、モータ、ハウジング)やステアリングギアシステムなど、独自に設計されたハードウェアソリューションと統合できる。(2021年6月10日付プレスリリースより)

新製品

-同社は、先進運転支援システム (ADAS) 機能を補完する新型の電動パワーステアリング (EPS) を導入すると発表した。この製品は同社の開発チームが手掛けた独自の技術を活用している。車両データとシームレスに繋がり、ドライバーが様々な道路状況に適応できるようにし、ユーザー体験を向上させる。すでに長城汽車の新型車向けに量産を開始している。また、江淮汽車、奇瑞汽車、Stellantisなど多くの企業からの受注を獲得しているという。(2021年3月22日付プレスリリースより)

受注

-同社は、アルファロメオ向けの新型ステアリング開発がオフツールオフプロセス(OTOP : Off Tool Off Process)段階に入ったと発表した。このステアリングシステムはプラグインハイブリッドSUV「Tonale」に採用される。China Automotive Systemsは年間約10万個の受注を見込んでいる。China Automotive Systemsにとってアルファロメオとのプロジェクトはステランティスグループのハイエンドブランド初のプロジェクトで、ジープ「コンパス PHEV」に次いで2番目のプロジェクトとなる。(2021年7月6日付プレスリリースより)

-同社は、合弁会社であるBrazil Henglongが、ステランティスN.V.を中心とした南米のOEM顧客に対するステアリング製品の販売を2021年に約200％増やし、新たにステランティスの5モデルを追加し、合計12モデルを供給する見込みだと発表した。製品範囲は、SUV、ピックアップトラック、乗用車のステアリング製品をカバーする。南米事業の成長はブラジルとアルゼンチンに集中しており、2021年には南米での総販売台数が初めて45万台を超える見込み。(2021年４月15日付プレスリリースより)

研究開発体制