自動車生産台数 タイ 2022年

2022年12月 生産台数速報

2023年1月24日

＊掲載している速報値とデータベースの詳細情報とでは、情報ソースの違い、速報値と確定値の違いなどから、差異が生じることがございます。

タイ、2022年の自動車販売は11.9%増、生産は11.7%増 (詳報)
・タイ工業連盟(FTI)が発表したデータによると、2022年12月のタイにおける国内新車販売台数は前年同月比9.0%減の8万2,799台だった。タイの各地で発生した洪水、一部モデルでの半導体不足が影響した。2022年通年では前年比11.9%増の84万9,388台となった。海外企業によるタイ進出の拡大にもつながる海外からの入国再開とそれに伴うタイ国内の雇用創出により経済が回復し、自動車販売も増加した。また、農作物保険制度、小規模店舗での支出に対し支出額の半分を補助する制度「コンラクルン(50-50 copayment)」や「We Travel Together」といった経済活動や消費を促進する政府支援策、新型車の発売などが奏功した。
・Toyota Motor Thailand (TMT)のデータによると、2022年のメーカー別販売は、トヨタ(Lexusを含む)が前年比20.5%増の28万8,809台、シェア34.0%で首位。続いて、いすゞが15.4%増の21万2,491台、ホンダが6.6%減の8万2,842台、三菱は6.8%増の5万385台、フォードは34.7%増の4万3,628台となった。
・2022年の販売台数を車型別に見ると、乗用車は5.3%増の26万5,069台、商用車は15.2%増の58万4,319台だった。商用車のうち1トンピックアップトラック(PPV含む)は15.6%増の45万4,875台。
・年間のモデル別販売上位5モデルは、1位がいすゞ「D-Max」が18万1,384台、2位がトヨタ「ハイラックス(Hilux)」で14万5,435台、3位がホンダ「シティ(City)」で4万6,222台、4位がフォード「レンジャー(Ranger)」2万9,310台、5位がトヨタ「ヤリス(Yaris)」が2万8,522台となった。
・FTIが発表した12月の生産台数は前年同月比2.7%増の15万8,606台だった。半導体をはじめとする部品供給の改善により生産が増加した。2022年通年の生産台数は前年比11.7%増の188万3,515台となった。
・12月の完成車輸出台数は前年同月比10.2%増の11万1,605台。過去45カ月で最高となった。2022年通年では前年比4.3%増の100万256台、金額ベースでは10.4%増の6,193億バーツとなった。
・FTIは、2023年の自動車生産について、2022年比3.5%増の195万台と予想する。内訳は輸出向けが105万台(1.2%増)、国内販売向けが90万台(6.4%増)となる。

タイの自動車生産・小売販売台数

	2022年12月	前年同月比	2022年 1-12月	前年同期比
生産	158,606	2.7%	1,883,515	11.7%
国内販売	82,799	-9.0%	849,388	11.9%
輸出 (CBU)	111,605	10.2%	1,000,256	4.3%

出所: FTI (Federation of Thai Industries), 各種報道

2022年11月 生産台数速報

2022年12月23日

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タイ、11月の自動車販売は4.8%減、生産は15.0%増 (詳報)
・タイ工業連盟(FTI)が発表したデータによると、2022年11月のタイにおける新車販売台数は前年同月比4.8%減の6万8,284台となった。海外企業によるタイ進出の拡大にもつながる海外からの入国再開とそれに伴うタイ国内の雇用創出により経済は回復しているものの、タイの各地で発生した洪水が影響し販売は減少した。1-11月の累計販売台数は前年同期比14.7%増の76万6,589台となった。
・Toyota Motor Thailand (TMT)のデータによると、11月販売のメーカー別では、トヨタが前年同月比6.0%増の2万4,554台、シェア36.0%で首位。続いて、いすゞが10.1%減の1万6,561台、ホンダが15.0%減の7,328台、フォードは67.7%増の4,807台、三菱が21.2%減の3,469台となった。
・11月の販売台数を車型別に見ると、乗用車は14.8%減の2万263台、商用車は0.2%増の4万8,021台だった。商用車のうち1トンピックアップトラック(PPV含む)は5.9%減の3万6,286台。
・11月のモデル別登録台数上位5モデルは、1位がいすゞ「D-Max」で1万3,378台、2位がトヨタ「ハイラックス(Hilux)」で1万227台、3位がホンダ「シティ(City)」で3,472台、4位がトヨタ「ヤリス エイティブ(Yaris ATIV)」で3,097台、5位がフォード「レンジャー(Ranger)」で2,676台となった。
・FTIが発表した11月の生産台数は前年同月比15.0%増の19万155台。国内販売向け生産が全体の44%、輸出向けが56%だった。1-11月の累計生産は前年同期比12.6%増の172万4,909台。
・11月の完成車輸出台数は、前年同月比11.0%減の8万7,979台。FTIによると自動車輸出用のRoRo船が不足しているという。完成車輸出は金額ベースでは前年同月比2.9%減の561億バーツだった。1-11月の累計輸出台数は前年同期比3.6%増の88万8,651台。

タイの自動車生産・小売販売台数

	2022年11月	前年同月比	2022年 1-11月	前年同期比
生産	190,155	15.0%	1,724,909	12.6%
国内販売	68,284	-4.8%	766,589	14.7%
輸出 (CBU)	87,979	-11.0%	888,651	3.6%

出所: FTI (Federation of Thai Industries), 各種報道

2022年10月 生産台数速報

2022年11月24日

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 タイ、10月の自動車販売は0.2%増、生産は10.8%増 (詳報)
・タイ工業連盟(FTI)が発表したデータによると、2022年10月のタイにおける新車販売台数は前年同月比0.2%増の6万4,618台となった。海外企業によるタイ進出の拡大にもつながる海外からの入国再開とそれに伴うタイ国内の雇用創出により経済が回復し、自動車販売も増加した。また、農作物保険制度、小規模店舗での支出に対し支出額の半分を補助する制度「コンラクルン(50-50 copayment)」や「We Travel Together」といった経済活動や消費を促進する政府支援策、新型車の発売などが奏功した。1-10月の累計販売台数は前年同期比17.1%増の69万8,305台となった。
・Toyota Motor Thailand (TMT)のデータによると、10月販売のメーカー別では、トヨタが前年同月比11.4%増の2万5,439台、シェア39.4%で首位。続いて、いすゞが8.6%減の1万4,087台、ホンダが17.7%減の5,909台、フォードは78.7%増の5,046台、三菱が17.0%減の3,402台となった。
・10月の販売台数を車型別に見ると、乗用車は2.4%減の1万9,468台、商用車は1.4%増の4万5,150台だった。商用車のうち1トンピックアップトラック(PPV含む)は0.3%増の3万5,447台。
・10月のモデル別登録台数上位5モデルは、1位がいすゞ「D-Max」で1万2,313台、2位がトヨタ「ハイラックス(Hilux)」で9,565台、3位がホンダ「シティ(City)」で3,526台、4位がトヨタ「ヤリス エイティブ(Yaris ATIV)」で2,602台、5位がフォード「レンジャー(Ranger)」で2,197台となった。
・FTIが発表した10月の生産台数は前年同月比10.8%増の17万717台。国内販売向け生産が全体の43%、輸出向けが57%だった。1-10月の累計生産は前年同期比12.4%増の153万4,754台。
・10月の完成車輸出台数は、前年同月比15.5%増の9万4,228台。一部の乗用車および乗用ピックアップ(PPV)で半導体を始めとした部品の調達環境が改善し、豪州、中東、アフリカ向け輸出も回復した。完成車輸出は金額ベースでは前年同月比29.3%増の618億バーツだった。1-10月の累計輸出台数は前年同期比5.5%増の80万672台。
・FTIは2022年の生産見通し175万台について、達成できるという見込みを示している。

タイの自動車生産・小売販売台数

	2022年10月	前年同月比	2022年 1-10月	前年同期比
生産	170,717	10.8%	1,534,754	12.4%
国内販売	64,618	0.2%	698,305	17.1%
輸出 (CBU)	94,228	15.5%	800,672	5.5%

出所: FTI (Federation of Thai Industries), 各種報道

2022年9月 生産台数速報

2022年10月20日

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タイ、9月の自動車販売は15.6%増、生産は28.0%増 (詳報)
・タイ工業連盟(FTI)が発表したデータによると、2022年9月のタイにおける新車販売台数は前年同月比15.6%増の7万4,150台となった。新型車の発売、コロナウイルス流行抑制のためのロックダウンのさらなる緩和の発表と海外観光客受け入れの再開、海外企業の投資拡大、経済活動や消費を促進する政府支援策などにより増加した。1-9月の累計販売台数は前年同期比19.1%増の63万3,687台となった。
・Toyota Motor Thailand (TMT)のデータによると、9月販売のメーカー別では、トヨタが前年同月比14.9%増の2万2,954台、シェア31.0%で首位。続いて、いすゞが58.2%増の2万1,598台、ホンダが7.6%増の6,793台、フォードは137.8%増の5,010台、三菱が10.5%増の3,872台となった。
・9月の販売台数を車型別に見ると、乗用車は8.6%減の2万3,074台、商用車は31.4%増の5万1,076台だった。商用車のうち1トンピックアップトラック(PPV含む)は37.2%増の4万1,396台。
・9月のモデル別登録台数上位5モデルは、1位がいすゞ「D-Max」で1万9,077台、2位がトヨタ「ハイラックス(Hilux)」で1万4,528台、3位がホンダ「シティ(City)」で3,767台、4位がトヨタ「ヤリス エイティブ(Yaris ATIV)」で2,725台、5位がフォード「レンジャー(Ranger)」で2,413台となった。
・FTIが発表した9月の生産台数は前年同月比28.0%増の17万9,237台。生産台数は2022年1月以来最高となった。国内販売向け生産が全体の41%、輸出向けが59%だった。1-9月の累計生産は前年同期比12.5%増の136万4,037台。
・9月の完成車輸出台数は、前年同月比36.0%増の10万389台 。一部のモデルで部品調達環境が改善したことから、輸出台数も2022年1月以来最高となった。欧州を除くほとんどの仕向地で増加した。完成車輸出は金額ベースでは前年同月比50.8%増の675億バーツだった。1-9月の累計輸出台数は前年同期比4.3%増の70万6,444台。

タイの自動車生産・小売販売台数

	2022年9月	前年同月比	2022年 1-9月	前年同期比
生産	179,237	28.0%	1,364,037	12.5%
国内販売	74,150	15.6%	633,687	19.1%
輸出 (CBU)	100,389	36.0%	706,444	4.3%

出所: FTI (Federation of Thai Industries), 各種報道

2022年8月 生産台数速報

2022年9月22日

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タイ、8月の自動車販売は61.7%増、生産は64.9%増
・タイ工業連盟(FTI)が発表したデータによると、2022年8月のタイにおける新車販売台数は前年同月比61.7%増の6万8,208台となった。前年8月まで新型コロナウイルス流行抑制のロックダウン措置が取られていたため、比較のベースが低い。新型車の発売、部品供給の改善、コロナウイルス流行抑制対策のさらなる緩和の発表と海外観光客受け入れの再開、海外企業の投資拡大、経済活動や消費を促進する政府支援策などにより販売が増加した。1-8月累計では前年同期比19.6%増の55万9,537台となった。
・Toyota Motor Thailand (TMT)のデータによると、8月販売のメーカー別では、トヨタが前年同月比88.9%増の2万3,356台、シェア34.2%で首位。続いて、いすゞが43.7%増の1万5,858台、ホンダが32.3%増の7,071台、フォードは132.3%増の4,676台、三菱が49.5%増の4,013台となった。
・8月の販売台数を車型別に見ると、乗用車は62.7%増の2万2,530台、商用車は61.2%増の4万5,678台だった。商用車のうち1トンピックアップトラック(PPV含む)は67.0%増の3万6,528台。
・8月のモデル別登録台数上位5モデルは、1位がいすゞ「D-Max」で1万7,001台、2位がトヨタ「ハイラックス(Hilux)」で1万3,182台、3位がホンダ「シティ(City)」で2,761台、4位がトヨタ「ヤリス(Yaris)」で2,538台、5位がフォード「レンジャー(Ranger)」で2,465台となった。
・FTIが発表した8月の生産台数は前年同月比64.9%増の17万1,731台。8月の生産は国内販売向け生産が全体の51.4%、輸出向けが48.6%だった。1-8月の累計生産は前年同期比10.5%増の118万4,800台。
・8月の完成車輸出台数は、前年同月比23.1%増の7万3,325台。欧州と北米を除くほとんどの仕向地で増加した。完成車輸出は金額ベースでは前年同月比38.1%増の494億バーツだった。1-8月累計では前年同期比0.4%増の60万6,055台となった。

タイの自動車生産・小売販売台数

	2022年8月	前年同月比	2022年 1-8月	前年同期比
生産	171,731	64.9%	1,184,800	10.5%
国内販売	68,208	61.7%	559,537	19.6%
輸出 (CBU)	73,325	23.1%	606,055	0.4%

出所: FTI (Federation of Thai Industries), 各種報道

2022年7月 生産台数速報

2022年8月25日

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タイ、7月の自動車販売は22.1%増、生産は16.1%増 (詳報)
・タイ工業連盟(FTI)が発表したデータによると、2022年7月のタイにおける新車販売台数は前年同月比22.1%増の6万4,033台となった。コロナウイルス流行抑制のためのロックダウンのさらなる緩和の発表と海外観光客受け入れの再開、海外企業の投資拡大、経済活動や消費を促進する政府支援策などにより販売が増加した。また6月の販売台数は6万7,945台、1-6月の累計販売は42万7,296台にそれぞれ修正された。1-7月累計では前年同期比15.4%増の49万1,329台となった。
・Toyota Motor Thailand (TMT)のデータによると、7月販売のメーカー別では、トヨタが前年同月比19.0%増の2万277台、シェア31.7%で首位。続いて、いすゞが19.0%増の1万6,282台、ホンダが4.3%増の7,256台、三菱は23.3%増の3,951台、フォードが70.0%増の3,611台となった。
・7月の販売台数を車型別に見ると、乗用車は15.0%増の1万9,194台、商用車は25.4%増の4万4,839台だった。商用車のうち1トンピックアップトラック(PPV含む)は22.4%増の3万4,054台。
・7月のモデル別販売上位5モデルは、1位がいすゞ「D-Max」で1万4,036台、2位がトヨタ「ハイラックス(Hilux)」で1万352台、3位がホンダ「シティ(City)」で2,330台、4位がトヨタ「ヤリス(Yaris)」で2,187台、5位がフォード「レンジャー(Ranger)」で1,844台となった。
・FTIが発表した7月の生産台数は前年同月比16.1%増の14万2,958台。7月の生産は国内販売向け生産が全体の50.1%増、輸出向けが49.9%増だった。1-7月の累計生産は前年同期比4.7%増の101万3,069台。
・7月の完成車輸出台数は、前年同月比17.7%増の8万3,086台。多くの市場向けで輸出は増加したが、アジア向けのみ減少した。完成車輸出は金額ベースでは前年同月比19.7%増の520億バーツだった。1-7月累計では前年同期比2.1%減の53万2,730台となった。

タイの自動車生産・小売販売台数

	2022年7月	前年同月比	2022年 1-7月	前年同期比
生産	142,958	16.1%	1,013,069	4.7%
国内販売	64,033	22.1%	491,329	15.4%
輸出 (CBU)	83,086	17.7%	532,730	-2.1%

出所: FTI (Federation of Thai Industries), 各種報道

2022年6月 生産台数速報

2022年7月25日

＊掲載している速報値とデータベースの詳細情報とでは、情報ソースの違い、速報値と確定値の違いなどから、差異が生じることがございます。

タイ、6月の自動車販売は4.6%増、生産は6.5%増 (詳報)
・タイ工業連盟(FTI)が発表したデータによると、2022年6月のタイにおける新車販売台数は前年同月比4.6%増の6万7,952台となった。コロナウイルス流行抑制のためのロックダウンのさらなる緩和の発表と海外観光客受け入れの再開、海外企業の投資拡大、経済活動や消費を促進する政府支援策などにより販売が増加した。1-6月累計では前年同期比14.5%増の42万7,399台となった。
・Toyota Motor Thailand (TMT)のデータによると、6月販売のメーカー別では、トヨタが前年同月比5.9%減の2万1,026台、シェア30.9%で首位。続いて、いすゞが42.9%増の2万146台、三菱が22.1%増の4,815台、ホンダは40.1%減の4,395台、マツダが6.5%増の3,199台となった。
・6月の販売台数を車型別に見ると、乗用車は13.0%減の1万9,598台、商用車は13.9%増の4万8,354台だった。商用車のうち1トンピックアップトラック(PPV含む)は13.4%増の3万7,619台。
・6月のモデル別販売上位5モデルは、1位がいすゞ「D-Max」で1万6,481台、2位がトヨタ「ハイラックス(Hilux)」で1万2,757台、3位がホンダ「シティ(City)」で3,697台、4位がトヨタ「ヤリス(Yaris)」で2,715台、5位がトヨタ「フォーチュナー(Fortuner)」で2,458台となった。
・FTIが発表した6月の生産台数は前年同月比6.5%増の14万3,016台。国内販売向け生産が全体の50.35%、輸出向けが49.65%だった。1-6月の累計生産は前年同期比3.0%増の87万1,111台。
・6月の完成車輸出台数は、前年同月比11.0%減の7万3,887台。アジア、豪州、欧州、北米向けが減少した。完成車輸出は金額ベースでは前年同月比13.2%減の428億バーツだった。1-6月累計では前年同期比5.0%減の44万9,644台となった。

タイの自動車生産・小売販売台数

	2022年6月	前年同月比	2022年 1-6月	前年同期比
生産	143,016	6.5%	870,111	3.0%
国内販売	67,952	4.6%	427,399	14.5%
輸出 (CBU)	73,887	-11.0%	449,644	-5.0%

出所: FTI (Federation of Thai Industries), 各種報道

2022年5月 生産台数速報

2022年6月23日

＊掲載している速報値とデータベースの詳細情報とでは、情報ソースの違い、速報値と確定値の違いなどから、差異が生じることがございます。

タイ、5月の自動車販売は15.7%増、生産は7.8%減 (詳報)
・タイ工業連盟(FTI)が発表したデータによると、2022年5月のタイにおける新車販売台数は前年同月比15.7%増の6万4,735台となった。コロナウイルス流行抑制のためのロックダウンのさらなる緩和の発表と海外観光客受け入れの再開などにより販売が増加した。ただし、FTIは原油価格の高騰、バーツ安、家計債務の増加が購買力低下につながる可能性があるとの懸念を示した。1-5月累計では前年同期比16.6%増の35万9,351台となった。
・Toyota Motor Thailand (TMT)のデータによると、5月販売のメーカー別では、トヨタが前年同月比12.2%増の2万2,181台、シェア34.3%で首位。続いて、いすゞが5.8%増の1万5,728台、ホンダが0.7%増の5,035台、三菱は39.0%増の4,714台、マツダが7.1%増の3,005台となった。
・5月の販売台数を車型別に見ると、乗用車は29.0%増の2万84台、商用車は10.6%増の4万4,651台だった。商用車のうち1トンピックアップトラック(PPV含む)は6.4%増の3万3,822台。
・5月のモデル別販売上位5モデルは、1位がいすゞ「D-Max」で1万6,950台、2位がトヨタ「ハイラックス(Hilux)」で1万3,504台、3位がホンダ「シティ(City)」で4,508台、4位がトヨタ「ヤリス(Yaris)」で2,801台、5位がフォード「レンジャー(Ranger)」で2,596台となった。
・FTIが発表した5月の生産台数は前年同月比7.8%減の12万9,231台。国内販売向け生産が全体の49.05%、輸出向けが50.95%だった。1-5月の累計生産は前年同期比2.4%増の72万7,095台。
・5月の完成車輸出台数は、前年同月比3.2%減の7万6,937台。アジアおよび欧州向けが減少した。完成車輸出は金額ベースでは前年同月比4.5%減の462億バーツだった。1-5月累計では前年同期比3.8%減の37万5,757台となった。

タイの自動車生産・小売販売台数

	2022年5月	前年同月比	2022年 1-5月	前年同期比
生産	129,231	-7.8%	727,095	2.4%
国内販売	64,735	15.7%	359,351	16.6%
輸出 (CBU)	76,937	-3.2%	375,757	-3.8%

出所: FTI (Federation of Thai Industries), 各種報道

2022年4月 生産台数速報

2022年5月23日

＊掲載している速報値とデータベースの詳細情報とでは、情報ソースの違い、速報値と確定値の違いなどから、差異が生じることがございます。

タイ、4月の自動車販売は9.1%増、生産は12.9%増 (詳報)
・タイ工業連盟(FTI)が発表したデータによると、2022年4月のタイにおける新車販売台数は前年同月比9.1%増の6万3,427台となった。コロナウイルス流行抑制のためのロックダウンのさらなる緩和が発表され、4月3日まで開催されたバンコク・モーターショーでの受注分の納車が進み、海外観光客受け入れが再開したことなどにより販売が増加した。1-4月累計では前年同期比16.8%増の29万4,616台となった。
・Toyota Motor Thailand (TMT)のデータによると、4月販売のメーカー別では、トヨタが前年同月比13.2%増の2万1,681台、シェア34.2%で首位。続いて、いすゞが11.0%増の1万6,595台、ホンダが5.8%減の5,107台、三菱は5.8%減の3,870台、マツダが24.7%増の2,753台となった。
・4月の販売台数を車型別に見ると、乗用車は20.6%増の2万492台、商用車は4.4%増の4万2,935台だった。商用車のうち1トンピックアップトラック(PPV含む)は3.1%増の3万3,629台。
・4月のモデル別販売上位5モデルは、1位がいすゞ「D-Max」で1万5,050台、2位がトヨタ「ハイラックス(Hilux)」で1万1,181台、3位がホンダ「シティ(City)」で4,124台、4位がトヨタ「ヤリス(Yaris)」で2,485台、5位がフォード「レンジャー(Ranger)」で2,275台となった。
・FTIが発表した4月の生産台数は前年同月比12.9%増の11万7,786台。国内販売向け生産が前年同月比32.3%増となった。ただし、輸出向け生産は一部モデルで半導体・部品不足の影響が続き1.7%減となった。1-4月の累計生産は前年同期比4.9%増の59万7,864台。
・4月の完成車輸出台数は、前年同月比5.3%増の5万5,696台。ピックアップトラックの需要増に加え、アジア、中東、北米、中米、南米向けが増加し、2022年に入って初めて増加に転じた。完成車輸出は金額ベースでは前年同月比11.3%増の335億バーツだった。1-4月累計では前年同期比3.9%減の29万8,820台となった。

タイの自動車生産・小売販売台数

	2022年4月	前年同月比	2022年 1-4月	前年同期比
生産	117,786	12.9%	597,864	4.9%
国内販売	63,427	9.1%	294,616	16.8%
輸出 (CBU)	55,696	5.3%	298,820	-3.9%

出所: FTI (Federation of Thai Industries), 各種報道

2022年3月 生産台数速報

2022年4月26日

＊掲載している速報値とデータベースの詳細情報とでは、情報ソースの違い、速報値と確定値の違いなどから、差異が生じることがございます。

タイ、3月の自動車販売は9.1%増、生産は6.2%増 (詳報)
・タイ工業連盟(FTI)が発表したデータによると、2022年3月のタイにおける新車販売台数は前年同月比9.1%増の8万7,245台となった。海外観光客受け入れの再開や、政府による経済活動や消費の振興策が奏功し販売が増加した。バンコク・モーターショー(3月23日-4月3日開催)では四輪車・二輪車合計で3万3,000台超の成約があり、3-4月の販売台数に貢献する。1-3月累計では前年同期比19.1%増の23万1,189台となった。
・Toyota Motor Thailand (TMT)のデータによると、3月販売のメーカー別では、トヨタが前年同月比34.7%増の2万9,997台、シェア34.4%で首位。続いて、いすゞが24.4%増の2万1,801台、ホンダが2.8%減の1万9台、三菱は9.5%減の4,637台、マツダが1.1%減の4,594台となった。
・3月の販売台数を車型別に見ると、乗用車は1.4%減の2万9,771台、商用車は15.4%増の5万7,474台だった。商用車のうち1トンピックアップトラック(PPV含む)は21.7%増の4万6,363台。
・3月のモデル別販売上位5モデルは、1位がいすゞ「D-Max」で1万8,259台、2位がトヨタ「ハイラックス(Hilux)」で1万5,407台、3位がホンダ「シティ(City)」で5,636台、4位がトヨタ「ヤリス(Yaris)」で3,273台、5位がトヨタ「フォーチュナー(Fortuner)」で3,151台となった。
・FTIが発表した3月の生産台数は前年同月比6.2%増の17万2,671台。バンコク・モーターショーと4月のソンクラン休暇の需要に対応するため、国内販売向け生産が前年同月比32.2%と増加した。ただし、輸出向け生産は一部モデルに半導体・部品不足の影響が続き11.4%減となった。1-3月の累計生産は前年同期比3.1%増の48万78台。
・3月の完成車輸出台数は、前年同月比10.2%減の9万3,840台。半導体・部品不足により一部の乗用車モデルの生産が休止したため、アジア、豪州、欧州向けの輸出が減少した完成車輸出は金額ベースでは前年同月比4.4%減の559億バーツだった。1-3月累計では前年同期比5.8%減の24万3,124台となった。

タイの自動車生産・小売販売台数

	2022年3月	前年同月比	2022年 1-3月	前年同期比
生産	172,671	6.2%	480,078	3.1%
国内販売	87,245	9.1%	231,189	19.1%
輸出 (CBU)	93,840	-10.2%	243,124	-5.8%

出所: FTI (Federation of Thai Industries), 各種報道

・速報値を含むため、数値に修正が入ることがあります。

2022年2月 生産台数速報

2022年3月24日

＊掲載している速報値とデータベースの詳細情報とでは、情報ソースの違い、速報値と確定値の違いなどから、差異が生じることがございます。

タイ、2月の自動車販売は26.3%増、生産は0.3%増 (詳報)
・タイ工業連盟(FTI)が発表したデータによると、2022年2月のタイにおける国内新車販売台数は前年同月比26.3%増の7万4,489台となった。海外との往来の再開や、小規模店舗での支出に対し支出額の半分を補助する制度や農作物保険スキームなど政府の消費振興策が奏功し販売が増加した。1-2月累計では前年同期比26.1%増の14万3,944台となった。
・Toyota Motor Thailand (TMT)のデータによると、2月販売のメーカー別では、トヨタが前年同月比57.2%増の2万4,998台、シェア33.6%で首位。続いて、いすゞが22.6%増の2万193台、ホンダが21.3%減の7,090台、三菱は26.4%増の4,604台、マツダが8.5%増の3,336台となった。
・2月の販売台数を車型別に見ると、乗用車は19.1%増の2万2,590台、商用車は29.8%増の5万1,899台だった。商用車のうち1トンピックアップトラック(PPV含む)は33.0%増の4万1,447台。
・2月のモデル別販売上位5モデルは、1位がいすゞ「D-Max」で1万3,412台、2位がトヨタ「ハイラックス(Hilux)」で1万2,689台、3位がホンダ「シティ(City)」で4,897台、4位がトヨタ「フォーチュナー(Fortuner)」で2,944台、5位がトヨタ「ヤリス(Yaris)」で2,886台となった。
・FTIが発表した2月の生産台数は前年同月比0.3%増の15万5,660台。ピックアップトラックの生産が国内向けで27.8%増、輸出向けで11.0%増と貢献した。1-2月累計の自動車生産は前年同期比1.3%増の30万7,407台。
・2月の完成車輸出台数は、前年同月比0.02%減の7万9,451台。半導体や部品の不足による乗用車の一部モデルの生産休止により、アジア、豪州、中米、南米向けの輸出が減少。完成車輸出は金額ベースでは前年同月比5.7%増の455億バーツだった。海外の自動車工場の稼働再開に伴い、エンジンや部品の輸出額も前年同月に対し増加した。1-2月累計では前年同期比2.8%減の14万9,284台となった。
・FTIは、バンコク国際モーターショー(3月23日から4月3日開催)に合わせた販売促進キャンペーンが多く行われ、3月から4月にかけて電動化車両などの販売拡大が見込まれるとしている。

タイの自動車生産・小売販売台数

	2022年2月	前年同月比	2022年 1-2月	前年同期比
生産	155,660	0.3%	307,407	1.3%
国内販売	74,489	26.3%	143,944	26.1%
輸出 (CBU)	79,451	0.0%	149,284	-2.8%

出所: FTI (Federation of Thai Industries), 各種報道

2022年1月 生産台数速報

2022年2月25日

＊掲載している速報値とデータベースの詳細情報とでは、情報ソースの違い、速報値と確定値の違いなどから、差異が生じることがございます。

タイ、1月の自動車販売は25.8%増、生産は2.5%増
・タイ工業連盟(FTI)が発表したデータによると、2022年1月のタイにおける国内新車販売台数は前年同月比25.8%増の6万9,455台となった。海外との往来の再開や2021年から続くコロナウイルス流行抑制のためのロックダウンの緩和、小規模店舗での支出に対し支出額の半分を補助する制度や農作物保険スキームなど政府の消費振興策が奏功し販売が増加した。3月下旬から4月初めに予定されるバンコク国際モーターショーにより第1四半期の販売は拡大が見込まれる。
・Toyota Motor Thailand (TMT)などのデータによると、1月販売のメーカー別では、トヨタが前年同月比24.7%増の2万2,149台、シェア31.9%で首位。続いて、いすゞが1.2%増の1万5,426台、ホンダが50.7%増の8,525台、三菱は45.6%増の4,834台、マツダが1.9%増の3,230台となった。
・1月の販売台数を車型別に見ると、乗用車は45.1%増の2万3,365台、商用車は17.9%増の4万6,090台だった。商用車のうち1トンピックアップトラック(PPV含む)は16.1%増の3万4,962台。
・1月のモデル別販売上位5モデルは、1位がいすゞ「D-Max」で1万5,549台、2位がトヨタ「ハイラックス(Hilux)」で1万4,426台、3位がホンダ「シティ(City)」で5,141台、4位がトヨタ「ヤリス(Yaris)」で3,077台、5位がフォード「レンジャー(Ranger)」が2,656台となった。
・FTIが発表した1月の生産台数は前年同月比2.5%増の15万1,747台。1月生産のうち国内販売向けは49.2%となり、前年同月比19%超増加した。
・1月の完成車輸出台数は、前年同月比5.8%減の6万9,833台。半導体不足により、豪州と中南米市場を除くほとんど全ての仕向地で減少した。金額ベースでは完成車輸出は前年同月比3.2%増の428億バーツだった。エンジンや部品の輸出額も前年同月に対し増加した。
・FTIは、2022年の自動車生産について、2021年比6.8%増の180万台と予想する。内訳は輸出向けが100万台(4.5%増)、国内販売向けが80万台(9.7%増)となる。

タイの自動車生産・小売販売台数

	2022年1月	前年同月比
生産	151,747	2.5%
国内販売	69,455	25.8%
輸出 (CBU)	69,833	-5.8%

出所： FTI (Federation of Thai Industries), 各種報道