第一汽車: 2020年にグループ販売400万台、うち自主ブランドで200万台

自主ブランドは早急に組織の立て直し、合弁ブランドは生産体制の強化を図る

2016/12/05

要約

第一汽車グループの販売台数

 中国第一汽車集団(以下、一汽グループ)は、中国東北部吉林省長春に本部を置く、中国で最も歴史のある自動車製造を柱とした政府系グループ企業である。一汽グループの前身は、中華人民共和国建国4年後の1953年に設立された「第一汽車製造厰」で、1956年にトラック「解放」、その後中国政府公用車「紅旗」の生産を開始している。

 1991年にVW、2000年代初頭にはトヨタ自動車と合弁契約を締結し、中国自動車産業の発展とともに成長してきたが、近年では民営や地方政府系の自動車メーカーにおされている。

 多くの中国自動車グループ企業が上場する中、一汽グループ内のいくつかの子会社は上場しているものの、本体は未上場である。2015年3月、グループトップの徐健一 氏が重大な規律違反と違法行為の疑いにより、共産党中央規律検査委員会に取り調べを受け、その後辞任。中国自動車業界を揺るがす事件となった。

 一汽グループの自動車販売台数(工場出荷台数)は、2013年は291万台、2014年には300万台を突破したものの、2015年は前年比7.9%減の284万台と減少。自主ブランドは前年比18.8%減の50万台、外資ブランドも前年同期比5.1%減の234万台となった。なお、外資ブランドでは、一汽トヨタのみ前年同期比プラスとなった。また、2010年中国市場での一汽グループの市場占有率は14.2%であったが、以降縮小し続け、2015年には11.6%となった。なお、2016年1-10月の販売台数は、前年同期比12.2%増の255万台となったが、市場占有率は2015年通年と変わらない。

 一汽グループは今後、高品質・高収益企業を目指し、2020年までグループ全体で販売台数を400万台以上、うち自主ブランド200万台、市場占有率15%以上を目標に掲げている。目標達成のために、グループ内に点在している自主ブランドメーカーの一部を整理統合し、効率化を図ることで強い自主ブランドづくりを構築する方向で進めている。





一汽グループの概要

 一汽グループは、乗用/商用車、大型・小型トラック、特装車等の完成車やエンジン、自動車部品の製造から金融、物流、通信まで幅広く事業展開している。グループ傘下の完成車メーカーのうち「天津一汽車夏利汽車」と「一汽轎車股份」が上場している。「中国第一汽車股份」は、「一汽轎車股份」の支配株主で「中国第一汽車集団公司」によって、2011年6月に設立された会社であり、トヨタの合弁先である。

第一汽車集団における主なグループ企業の相関関係図(%は出資比率)

第一汽車集団における主なグループ企業の相関関係図(%は出資比率)



一汽グループの主なメーカー及び主なブランド

主なメーカー名 2015年販売台数(台) 前年比 主なブランド
一汽轎車 154,877 -18.1% 自主ブランド:紅旗(Hongqi)、奔騰(Besturn)、欧朗(Oley) 
81,126 -20.4% マツダブランド
一汽海馬 70,617 -19.4% 自主ブランド:海馬(Haima)、福美来(Family)、普利馬(Freema)
天津一汽夏利 64,849 -10.0% 自主ブランド:駿派(Junpai)、夏利(Xiali)、威志(Weizi)
一汽吉林 36,864 4.0% 自主ブランド:森雅(Xenia)、佳宝(Jiabao)
一汽VW 1,650,185 -7.3% VWブランド、Audiブランド
一汽トヨタ 610,066 4.2% トヨタブランド
総合計 2,668,584 -6.4%

(資料:MarkLines データベースより作成)



中期計画:グループで2020年に400万台超えを目標

 一汽グループは、2011年に発表した「十二五計画」で、グループ全体の目標販売台数を2015年までに500万台超、うち自主ブランド車を200万台としていた。しかし、実際は2015年グループ全体で284万台(自主ブランド50万台)の販売台数にとどまった。販売台数が低迷する中、一汽グループは2016年初め、2020年までに販売台数を400万台以上、自主ブランドを200万台、市場占有率15%以上とする目標を設定した。

 グループでは、老舗ブランド「紅旗」の若返りを図り自主ブランドを強化する。また、天津一汽夏利汽車(以下、一汽夏利)の経営立て直しのため、一汽轎車股份(以下、一汽轎車)との統合を推進し、出遅れている新エネルギー車の市場投入のスピードアップを図るとしている。

 他の自動車メーカーが、自主ブランド車で人気のSUVモデルを市場投入し、積極的に新エネルギー車を開発するなか、一汽グループは、乗用車の販売モデルに偏りがあり、市場ニーズに対応できていない。2016年1-10月では、他のグループ企業(上汽/東風/長安)に比べてセダン/ハッチバックモデルの割合が30%近く高く、SUVやMPVの割合が低い。2015年10月の一人っ子政策の解除によるMPVのニーズへの対応など、多様化する消費者ニーズに合ったモデル戦略が求められる。


(資料:MarkLines データベースより作成)

(資料:MarkLines データベースより作成)

(資料:MarkLines データベースより作成)

(資料:MarkLines データベースより作成)


一汽グループの施策:グループ全体で50モデルの投入、うち自主ブランドは18モデル、新エネルギー車は19モデル

十三五期間(2016-2020年)の計画

目標販売台数 ・2020年までにグループ全体で400万台以上、自主ブランドで200万台を目標とする。なお、2015年の販売台数は、284万台(自主ブランド50万台)。
市場占有率、
利益目標
・2020年までにグループ全体で、中国での市場占有率15%以上、利益率8%を目標とする。なお、2015年の市場占有率は、11.6%。
モデル計画 ・2016年~2020年中に、50モデルを市場投入予定。このうち自主ブランドは18モデル。
技術イノベーション目標 ・技術イノベーション目標として、「低炭素化、情報化、インテリジェント化、高品質、高効率」の5つを展開する。
自主ブランドにおける
3つの事業部
・2016年3月、自主ブランド「一汽乗用車」「商用車」「紅旗」を3つの事業部に分けることを発表した。



新エネルギー車戦略

計画全体 ・2016-2020年に、19モデルを市場投入予定。
・乗用車は5つのプラットフォームで11モデル、商用車は5つのプラットフォームで8モデルの市場導入を計画している。
・2016年3月、5モデル(紅旗H7のPHV、紅旗H5のPHV、紅旗のEV、小型セダンの2モデル)を開発中であることが報じられた。
2016年 ・モーターおよび電池システムの量産能力を整え、重点モデルの商品化の開発研究を行う。
2018年 ・新エネルギー関連製品の量産化や燃料規制へ対応する。
2020年 ・新エネルギー車カテゴリーでの市場占有率を10~15%とし、新エネルギー分野において、トップグループ入りを目標とする。



業務提携

新エネルギー/インフラ関連 中国電科
グループ
・2015年9月、以前より新エネルギー車や自主ブランド車の研究開発で協業している「中国電科グループ」と、自動車の電子及びインテリジェント化等の幅広い領域に関する戦略提携に調印した。
中国石油 ・2016年1月、「中国石油天然気集団」(以下、中国石油)と新エネルギー車の研究開発とコネクティッドカー領域に関する協定を締結した。中国石油の持つガソリンスタンドにEV充電施設や天然ガス施設を新設/増設するほか、実験室の建設や潤滑油などの研究開発等も共同で行う。
物流/金融/IT 瀋陽鉄道局 ・2015年9月、以前より協業関係にあった瀋陽鉄道局と戦略提携の枠組み協定を締結。本協定により、物流設備の建設、商品の物流、国際物流、物流金融等の幅広い分野で連携する。
中国農業銀行 ・2016年1月、電子商取引、融資、金融派生商品等などに関する戦略提携の枠組み協定を締結した。また、本協業により、地方での自主ブランド車の販売促進を図る。
Huawei ・2015年10月、ITソリューションプロバイダー大手「華為公司(Huawei)」と新エネルギー車、コネクティッドカー、アフターサービス等の分野で戦略的協定を結んだ。
行政 成都市 ・2015年8月、一汽グループの生産拠点のある成都市と戦略協定を締結した。成都市を西南地区の産業拠点として、コネクティッドカーや新エネルギー車の研究開発や製造を行う。なお、成都市は、一汽グループに対して、利便性が高く、効率の良い、高品質の行政サービスを提供する。
天津市 ・2016月2月、天津市との戦略的協定を締結した。天津市は、一汽VWの工場、一汽トヨタの生産ラインの新設など第一汽車グループの業務拡大に伴い、高品質な行政サービスなどを提供する。


メーカー別計画:自主ブランドの立て直し、外資ブランドの生産体制を強化

 一汽グループの外資合弁先はVWとトヨタで、マツダからはマツダ車の生産を委託されている。自主ブランド車の販売台数割合は2010年時点で、4割程度あったがその後減少し、2015年通年では2割にも満たない。

 一汽轎車は、自主ブランドの「紅旗(Hongqi)」、「奔騰(Besturn)」、「欧朗(Oley)」を展開しており、「紅旗」を高級自主ブランドに育てようとしているが結果がでていない。「奔騰」ブランド車は、2020年までに5モデルの市場投入を計画している。「欧朗」ブランド車の2016年1-10月の販売台数は、前年同期比84.1%減の300台と低迷。この様な中、2016年11月、自主ブランド「奔騰」に注力し、「紅旗」ブランドを長期的に育てるために、「紅旗」ブランドを親会社の一汽股份へ売却することが正式に発表された。今後、双方の署名後の20日以内に売却資産に関する支払いが行われる。

 その他自主ブランドを製造する一汽グループの「一汽海馬」、「一汽吉林」、「一汽夏利」とも製品ラインナップが少なく、2010年の販売台数と2015年の販売台数を比較すると、いずれも約49.7%~74.1%減であり、各社とも経営の立て直しや製品ラインナップの強化が求められている。

 一方、一汽VWは2020年の販売台数300万台を目標に、SUVモデルや中国専用モデルの投入等を計画し、中国全土に生産拠点を展開。研究開発施設に関しても充実を図る。2016年11月、VWグループは、中国でのAudiブランド車の販売台数拡大のために、上海汽車とAudiとの合弁を発表した。Audiブランド車は、今まで一汽Audiのみの販売であったが、今後は上海汽車からも製造/販売を行うこととなり、上汽とのAudiブランドに関する競争が激しくなると予想されている。今後の上汽及び一汽のそれぞれの取り扱いモデルに関する報道は現時点では報道されていないが、2016年11月時点での一汽VWの生産モデルは、A3、A4、A6、A6L-etron、Q3、Q5となっている。

 一汽トヨタは、2015年下期販売の中国国産Corolla Hybridに引き続き、2018年には中国国産のPHV導入を予定している。2020年の目標販売台数100万台に向けて生産ラインを新設する。


(資料:MarkLines データベースより作成)

(資料:MarkLines データベースより作成)


自主ブランド:「紅旗」「奔騰」「駿派」「森雅」製品ラインナップの拡充が急務

一汽轎車:「紅旗」ブランドの売却で、「奔騰」ブランドに注力

 保有する3つの自主ブランド(紅旗、奔騰、欧朗)のうち「奔騰」は2013年以降、唯一継続して12万台以上の販売台数を維持しており、当ブランドに経営資源を集める。一方「紅旗」は歴史あるブランドのため、モーターショーで注目を集めるが、2015年の販売台数は、5,000台となっている。一汽轎車は「紅旗」ブランドを親会社への売却を発表しており、署名後に正式に売却資産の支払いが行われる。

2016年の経営計画 ・2015年の販売台数は23.6万台、2016年は、27万台を目標に掲げている。(マツダ車含む)
・しかしながら、2016年1月~10月の販売台数は、前年度同期比16.6%減の15.8万台となっている。
自主ブランドのモデル計画/2016年新型モデル 紅旗(Hongqi) ・「紅旗」事業部を2016年3月に設立。
・「紅旗」ブランドの「一汽股份」への資産売却計画が2016年11月に正式に発表された。
・2016年、北京モーターショーで「紅旗」ブランドを毎年1モデル市場投入し、2020年までに8モデルを展開すると発表。
・新型「H7」と大型SUVモデル「LS5」、新型セダン「H5」(「紅旗 B-concept」ベース)を2017年に市場投入予定と報じられている。
・2016年10月にITソリューションプロバイダーの「東軟集団(Neusoft)」、半導体メーカーの「インテル」と共同でスマートカー向けのソリューションを発表した。
・新しいソリューションは、インテルのプロセッサ(開発コード:Apollo Lake)をベースとし、車載インフォテインメントシステムやデジタルインパネ、カーナビ等の使用にシームレスに対応する。2018年に同ソリューションを搭載した紅旗ブランドのモデルが量産化される予定となっている。
奔騰(Besturn) ・2016~2020年の間に、プラットフォームのモジュール化を継続して行い、奔騰ブランド車を引き続き市場投入すると発表した。
・コンパクトセダン、コンパクトSUV/MPV、新エネルギー車の投入を検討している。
・コンパクトセダンの新型「奔騰B50」が、2016年7月に発売された。パワートレインは、1.6Lガソリンエンジンと5速MT/6速ATの組み合わせ、及び1.4Lターボエンジンと6速ATの組み合わせ。
・都市型SUVの新型「奔騰X80」が、2016年9月に発売された。パワートレインは、1.8Lガソリンエンジンと6速ATの組み合わせ、及び2.0Lガソリンエンジンと6速AT/6速MTの組み合わせ。
・2016年11月の広州モーターショーでコンパクトSUV「奔騰X40」が発表された。2017年に発売予定。

紅旗H5を想定した「紅旗 B-concept」(2016年北京モーターショー)

奔騰X40のコンセプトカー (2016年北京モーターショー)



一汽夏利:早急に求められる経営の立て直し

 2007年にダイハツとの合弁を解消した一汽夏利は、小型のセダン及びハッチバックモデルが中心の上場メーカーである。2010年及び2011年は25万台超の販売台数があったが、中国で人気のSUVモデルの導入が遅れ、2015年は前年比10%減の6.5万台となった。経営の立て直しを図るため、2015年以降は、継続して資産や株式の売却を行っており、「一汽轎車」との統合の話が進められている。

統合計画 ・2016年6月、「一汽夏利」の株主総会で、「一汽轎車」との統合計画に関する3年間の延長が否決された。
・2011年から5年間で傘下の「一汽轎車」と「一汽夏利」を」統合して、グループ内での競争を解消し、経営の効率化を図る予定であった。2016年内での統合は不可能とし、3年の期間延長を発表していた。
株式及び資産の売却 ・2015年12月に一汽夏利は「天津市汽車研究所有限公司」の株式全てを495万元で、エンジン組立製造関連の資産(子会社の内燃機器製造会社及び変速機会社)を1.7億元、商品開発センターの資産を7.2億元で「一汽股份」に売却した。
・2016年9月、「一汽夏利」が保有する「天津一汽豊田」株式30%うち15%を、「一汽股份」に25.6億元で売却した。これにより、自主ブランドの事業資金を調達し、新製品を投入し経営の改善を図る。
2016年上期 販売不振 ・2015年の営業収入は、前年比5.34%増の34億元。販売台数は、前年比9.98%減の6.5万台。
・2016年上半期(1~6月)の営業収入は、前年同期比50.93%減の10億元。販売台数は、前年度同期比49.04%減の1.9万台。マイナス要因として、一汽夏利のモデルが多いエコノミー市場が細分化され、毎年販売価格が下落している点と、製品ラインナップの拡張と組織調整が完了していないためとしている。なお、製品ラインナップの拡張と組織調整は、2018年に完了予定。
モデル計画/2016年新型モデル ・2020年までに、SUV/ハッチバック/EVなど、11モデルの市場投入を計画している。
・2017年に「Junpai(駿派)D60」の改良モデルを、2018年には大幅改良モデルを市場投入予定。
・2016年9月、コンパクトセダンの「Junpai(駿派)A70」が発売された。パワートレインは1.6Lと6速AT/5速MT。最高出力83kW、最大トルク155N・m。
ライドシェア大手との提携 ・2016年8月、中国ライドシェア大手の「滴滴出行」とインターネットでの配車予約関する提携を結んだ。
・具体的には「Junpai(駿派)A70」200台を7都市(天津、済南、長春、成都、東莞、長沙、西安)に導入する。同時に、ドライバーリストより優秀なドライバーを選び訓練し、試験後に専属ドライバーとしてライドシェアを展開する。

駿派(Junpai) A70 EV

駿派(Junpai)D60



一汽海馬:新エネルギー車及びMPVに注力

 一汽海馬は、1998年に「中国第一汽車集団公司」の100%子会社となり、マツダより委託を受けファミリアやプレマシーを製造。2007年にマツダとの生産委託契約が終了した後は、部品供給*1により海馬ブランドの製造を開始した。2016年11月に、一汽海馬のEV研究開発/検査センター建設、第1工場でのEV生産、第3工場の塗装ライン建設に関する環境アセスメントが公表された。これによると、第3工場は年産18万台規模となる予定。

 *1):2016年時点、マツダからはサービス部品のみの供給

生産工場(海南省)の拡充 ・生産規模8万台の第1工場のうち、1万台を電気自動車の生産へ変更とする内容の環境アセスメントが、2016年11月に公表された。なお、具体的な変更時期は未定。

・第3工場では、現在の生産能力15万台を今後18万台規模まで拡張する計画がある。(A0級セダンを年産15万台、A級セダンを3万台/時期は未定。) なお、第3工場の総投資額は、30.5億万元。

EV研究開発センター/
検査センターの建設
・海南省海口市の海馬工業パーク内に電気自動車に関する研究開発センターと検査センターの建設に関する環境アセスメントが2016年11月に公表された。なお、具体的な完成時期は未定。
モデル計画/
2016年新型モデル
・2016~2020年に、販売台数のうちに新エネルギー車の占める割合を20%とし、全てのモデルにターボエンジンを設定する。
・2017年に4代目「Freema(普利馬)」のEVとSUVモデルのEVを市場投入予定。
・2016年4月、7人乗りMPV 「海馬(Haima) V70」が発売された。パワートレインは1.5Lエンジンと5速MT及び6速AT。今後、MPVに関して4モデル(V60, V50, V80, V90)の市場投入を計画している。



一汽吉林:自主ブランド「Xenia」の拡充

 一汽吉林は、1980年代初頭より吉林軽型工場として微型モデルの生産を行っていたが、1987年に「中国第一汽車集団公司」の100%子会社となった。現在も、微型モデルを中心に製造している。2016年1-10月は、コンパクトSUV「森雅(Xenia)R7」の発売もあり、前年同期比約68.1%増の4.6万台と販売を伸ばしている。

十三五期間の計画 ・一汽グループの小型商用車及び小型乗用車事業の重要拠点として展開する。
・2020年の目標販売台数15万台以上。

・「森雅(Xenia)」ブランド:微型バン/SUV市場をカバーし、ブランドの基礎を構築し、新エネルギー車の開発につなげる。
・「佳宝(Jiabao)」ブランド:微型バン/微型トラック市場をカバーし、微型トラックの基礎を開拓し、製品差別化を図り、微型の新エネルギー車の開発につなげる。

・2016年~2020年に、SUV/MPV/新エネルギーの領域を注力する。具体的には、2017年に「Xenia R7」のEVモデル、7人乗りSUV。2018年にはコンパクトSUV、7人乗りMPVの市場導入が報じられている。
モデル計画/
2016年新型モデル
・2016年4月の北京モーターショーで、コンパクトSUV「Xenia R7」を発売した。パワートレインは1.5Lエンジンと5速MT。本モデルを一汽吉林の戦略車の一つと位置づけている。

森雅(Xenia) R7

森雅(Xenia) R7


外資ブランド: 2020年に向けて生産体制を強化と中国専用ブランド及びやモデルの投入

一汽VWグループ:2020年に300万台を目標に、中国華北/華東/華南と広範囲で生産拠点を拡大

2020戦略 ・2014年、2020年に生産/販売台数300万台を目標とした「2020戦略」を発表。
①中国乗用市場でトップとなる。②業界トップレベルの販売利益率を達成する。③質、量ともに業界トップレベルの顧客満足を提供する。④社会的責任を意識し、中国の経済発展を推進し、OEM、ディーラー、政府、株主とWin-Winの関係を築く。⑤トップレベルの生産/質量の管理体系、マーケティング力、販売力の確立。研究開発力、ディーラーのレベルアップ。人的資源戦略の整備。
年産300万体制へ拡充 華南地区:佛山 ・2014年5月、華南地区の生産拠点となる広東省の佛山工場第2期の起工式(年産/30万台)が行われた。2017年の完成後には、年産60万台規模となる。EVの生産が報じられている。
華東地区:青島 ・2014年11月、華東地区の生産拠点となる山東省の青島工場の起工式が行われた。総面積650万㎡、年産30万台(第1期)で、第3期までの建設予定(総合計/年産60万台)とされている。第1期の総投資額は144.3億元で、2018年に量産開始予定。
華北地区:天津 ・2016年5月、華北地区の生産拠点となる天津工場の起工式が行われた。一汽VWの中期戦略における、「2020戦略」最後の生産拠点であり、総面積108.1万㎡、年産30万台の規模。総投資額195億元、2018年末に稼働予定。
・主要量産モデルは、小型セダン及びSUVとされている。
研究開発施設の拡充 ・2015年10月、「清華大学中国産業発展研究センター 一汽 VW Audi自動車産業研究センター」が設立された。研究センターでは、自動車産業に関する企業の調査研究や戦略などを行う。
・一汽VWの2015年末までの、研究開発費の総額は180億元。
・2016年1月、一汽VWのベンチテストセンターが開設された。敷地面積12,000㎡、投資額は5.2億元で、完成車及び関連部品の試験場としては、中国国内最高レベルと報じられている。
・2017年に、性能試験場、新エネルギーセンター、衝突安全センターの拡張などが予定されている。



一汽VW:中国専用の新ブランドを展開

新ブランド展開 ・2016年5月、VWグループの決算発表会において、一汽VWから中国専用ブランドの低価格車を製造すると発表された。新ブランドは、まずSUV 2モデルを計画している。市場投入は2018年と報じられている。
技術提携 ・2016年11月、一浙江亜太機電股份有限公司と「自動運転実行機能を有するブレーキバイワイヤシステム」を共同開発に関する開発協定書を取り交わした。
2016年
新型モデル
宝来(Bora) ・2016年3月、コンパクトセダン新型「宝来(Bora)」が発売された。排気量は、1.4Lガソリンターボと1.6Lガソリンエンジンの2仕様。
Golf嘉旅 ・一汽VWによる初めてのミニバン「Golf嘉旅」が2016年5月に発売された。排気量は、1.6Lガソリンエンジン、1.2Lターボエンジン、1.4Lターボエンジン(230TSI/280TSI)を設定。
邁騰(Magotan) ・2016年7月、中型セダン新型「邁騰(Magotan)」が発売された。「Passat B8」の中国仕様車となるモデルで、VWのMQB-Bプラットフォームをベースとしている。1.4Lターボエンジンと2.0Lターボエンジンを設定。
蔚領(C-TREK) ・2016年11月、新型ハッチバック「蔚領(C-TREK)」が発売された。パワートレインは、1.6Lガソリンエンジンと5速MT/6速ATの組み合わせと1.4Lターボエンジンと5速MT/7速ATの組み合わせの仕様。

宝来(Bora) (写真:一汽VW)



一汽Audi:中国国産EVモデルを投入

一汽Audiの中長期計画 ・2016年11月、Audiは今後10年間の中国における事業計画を発表した。一汽Audiは、今後5年以内に航続距離500kmのEVを含むAudi「e-tron」シリーズ5モデルの現地生産を行う。
・2025年までにEV車(少なくとも1台のSUVとセダン)を現地生産する。
・2016年からの10年間で、電動モビリティ領域における生産及び開発部門の協力体制を強化する。
・2017年に北京にAudiと一汽で販売・マーケティング機能を持つ、モビリティ、デジタルサービスの合弁会社の設立を予定。
技術提携 ・2016年9月、電子取引大手の阿里巴巴(アリババ)、検索エンジン大手の百度(Baidu)、SNS大手の騰訊(テンセント)とビッグデータの活用、電子商取引システム、インターネットにおける自動車金融、コネクティッドカーに関するプラットフォームの構築及び都市部におけるインテリジェント交通システムに関する戦略的協定を締結した。
・2016年11月、IBM、Huawei、深セン清華大学研究院傘下の力合科創集団と「イノベーションとデジタルトランスフォーメーション戦略協定」を締結した。イノベーションとデジタル実験室を基盤に、一汽VWの佛山工場を共同で「インテリジェント工場」として展開していく。
2016年
新型モデル
Audi A4L ・「MLB evo」プラットフォーム採用の長春工場生産の新型Audi 「A4L」が2016年9月発売された。海外モデルのA4より16mmホイールベースが長い。パワートレインは、2機種のTFSIエンジンを設定。
Audi A6L e-tron ・中国国産のPHVモデルAudi「A6L e-tron」が、2016年11月広州モーターショーで正式に発表された。パワートレインは、2.0L、TFSIのガソリンエンジンと電気モーターの組み合わせ。燃費は2.2L/100km。

A6L e-tron



一汽トヨタ:2020年までに15モデル、100万台を目標に生産体制の拡充を図る

三大戦略 ・2014年、一汽トヨタは「三大戦略」を発表した。三大戦略は、小型化戦略、若年化戦略、華北戦略を指す。
小型戦略:今後中国で導入予定のTNGA(Toyota New Global Architecture)は、小型車モデルが中心となる。
若年化計画:80後(1980年代生まれ)が社会の中堅層となり、販売手法の革新が求められている。クラウンのターゲット年齢を10歳下げる。
華北戦略:一汽トヨタの販売台数が多い河北省と山東省で、深堀りを行い、更なる販売増につなげる。また、河北省と山東省以外の華北地域で大都市以外の地域にViosやCorollaを積極的に展開する。
2020年に100万台 ・2020年までの目標販売台数を100万台とし15モデルを市場投入予定。2020年までにディーラー網を700店舗とするために、4S店(ディーラー)以外に小規模ディーラーの拡充を図る。
・2015年の販売台数は、61.78万台(小売)で2016年の目標販売台数は62万台としている。2016年は基盤を固め、2017年は業界でリードするための営業体制に変える。なお、2016年1-10月の販売台数は約54万台(小売)超で、2016年は65万台に到達するであろうと報道されている。
・2018年に、TNGAプラットフォーム採用のモデルの市場投入を計画。
天津に新生産ライン ・2016年3月、天津経済技術開発区にある天津一汽トヨタの泰達工場で、新生産ラインの起工式が行われた。新生産ラインでは、TNGA採用の車種を生産する。
・新生産ラインは、敷地面積57万㎡、延床面積23.6万㎡で、投資額は54億元。年産20万台で設計されており、2018年6月に1期工事(年産/10万台)を完了し、稼働開始予定。なお、現在ある天津西青工場は、2017年年末に停止予定である。
研究開発機関 ・2015年11月、天津経済技術開発区西区に「一汽トヨタ技術開発有限公司」が落成した。2013年5月に天津一汽トヨタの敷地内で業務を行っていたが、今回新拠点の第1期工事が完了した。
・総面積は11.2万㎡、延床面積は7.46万㎡。本センターは、一汽トヨタで製造販売する車両の一部の自主開発や合弁自主ブランド車の研究開発等を行う。
・造型、設計、試作、法規承認関連サービスなどが総合的に行え、実験棟は風洞試験設備を備えている。完成車の環境・騒音試験、性能試験、新エネルギーパワートレイン試験などが可能。
ディーラー向け
研修センター
・2016年4月長春に、ディーラー向けに「一汽トヨタ長春研修センター」が開設された。北京、上海、広州、成都に続く研修センターとなる。対象は、中国東北部の62余りのディーラーの技術部門及び専門サービス人員。
モデル計画/
2016年の新型モデル/
・中国で開発した中国国産のPHV版「Corolla」を2018年に導入予定。
・2016年4月、大型SUVの「LAND CRUISER 200」が発売された。パワートレインは、4.0L V6 DualVVT-iと4.6L V8 DualVVT-iの2仕様。
・2016年6月、新型SUV「RAV4(栄放)」が発売された。パワートレインは、2.0L VALVE MATICエンジン、または2.5L デュアルVVT-iエンジンの2仕様。2.0L VALVE MATICエンジンが、中国市場に導入されるのは初めてである。また、トヨタの衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」も中国で初めて搭載。

LAND CRUISER200 (写真:中国トヨタ)

RAV4(栄放) (写真:中国トヨタ)



一汽マツダ:中国専用モデル「CX-4」で若年層に訴求

2016年の新型モデル ・中国専用モデル「CX-4」が2016年6月に発売された。SKYACTIV技術搭載の新型クロスオーバーSUV。パワートレインは、2.0Lエンジンと6速MTまたは6速ATの組み合わせ.及び2.5Lエンジンと6速ATの組み合わせ。
・2016年8月、新型スポーツセダン「アテンザ(阿特慈)」が発売された。パワートレインは、2.0Lエンジンと6速ATの組み合わせ及び2.5Lエンジンと6速ATの組み合わせ。



主な工場生産能力

単位:台/年

工場 2016年 計画
一汽轎車 吉林省長春第1工場 20万 20万
吉林省長春第2工場 20万 20万
紅旗製造部 3万 3万
合計 43万 43万
天津一汽夏利 天津第1工場 18万 18万
天津第2工場
天津一汽華利汽車
(第3工場)
15万 15万
第4工場 未定注)1 未定注)1
合計 33万 33万
一汽海馬汽車 海南省海口第1工場 8万 8万
(うち1万台がEV/時期は未定)
海南省海口第2工場 8万 8万
海南省海口第3工場 15万 18万台(時期は未定)
合計 31万 34万
一汽吉林汽車 吉林省第1工場 *20万 *20万
吉林省第2工場 *20万 *20万
合計 *40万 *40万
一汽新能源汽車分公司 吉林省長春工場 1万 1万
一汽トヨタ 天津一汽トヨタ 天津西青工場 12万 2017年末までに生産停止
天津泰達工場 41万 51万(2018年6月)→61万
合計 53万 61万
四川一汽トヨタ 四川省成都工場 5万 5万
吉林省長春工場 東工場 1万 1万
西工場 10万 10万
合計 16万 16万
一汽トヨタ合計 69万 77万
一汽VW 吉林省長春第1工場 90万 90万
吉林省長春第2工場
四川省成都第3工場 54万 60万
広東省佛山第4工場 30万 60万(2017年)
山東省華東工場 2014年11月着工 30万(2018年)→60万(2020年)
天津市華北工場 2016年5月着工 30万(2018年)
合計 174万 270万(2018年)→300万(2020年)
一汽GM軽型商用汽車 吉林省長春工場 *8万 未定注)2
雲南省曲靖工場 *10万 未定注)2
黒竜江省ハルビン工場 *10万 未定注)2
合計 *28万 未定注)2

(資料:MarkLinesデータセンターが各種報道を元に作成)
注) *印の付いたデータは商用車または商用車を含む生産能力。
1.2014年に一部報道があったものの、第4工場建設に関して、2015年の年次報告書の重要建設項目に記載なし。
2.GM中国は、一汽GM軽型商用汽車の生産台数及び販売台数に関する情報は未公開としている。



中国販売台数(工場出荷台数)

メーカー 車種 モデル 2013年 2014年 2015年 2015年
1月-10月
2016年
1月-10月
一汽VW SUV 奥迪 (Audi) Q3 38,945 87,311 68,519 54,558 72,040
奥迪 (Audi) Q5 102,121 106,999 114,000 92,407 109,863

基本型乗用車

(セダン・ハッチバック)

CC 41,161 47,892 31,970 25,526 24,203
奥迪 (Audi) A3 0 32,034 64,353 50,289 69,582
奥迪 (Audi) A4 121,804 120,193 115,148 94,800 87,208
奥迪 (Audi) A6 148,130 166,463 147,977 120,520 115,744
高尓夫 (Golf) 101,802 193,047 193,612 158,256 181,463
捷達 (Jetta) 263,408 296,960 274,932 222,222 301,751
新宝来 (New Bora (Model X)) 237,156 222,663 204,275 162,216 171,847
速騰 (Sagitar) 271,188 300,082 279,892 224,875 284,488
邁騰 (Magotan) 187,172 207,243 155,507 127,820 136,787
蔚領 (C-TREK) 0 0 0 0 2,966
合計 1,512,887 1,780,887 1,650,185 1,333,489 1,557,942
天津一汽トヨタ SUV RAV4 55,182 0 0 0 0

基本型乗用車

(セダン・ハッチバック)

威馳 (Vios) 28,616 127,827 114,467 90,237 94,958
鋭志 (Reiz) 64,553 40,782 23,689 21,342 15,287
花冠/卡羅拉*1
(Corolla/New Corolla)
294,401 257,322 300,641 235,568 261,535
皇冠 (Crown) 23,315 14,881 26,017 18,000 25,101
合計 466,067 440,812 464,814 365,147 396,881
四川一汽トヨタ成都 SUV 普拉多 (Land Cruiser Prado) 20,217 12,637 23,731 17,135 29,159
中型バス 5,541 3,141 2,976 2,187 2,207
合計 25,758 15,778 26,707 19,322 31,366
四川一汽トヨタ長春 SUV RAV4 62,618 124,680 116,731 89,568 90,645
陸地巡洋艦 (Land Cruiser) 5,246 2,760 1,406 1,174 594

基本型乗用車

(セダン・ハッチバック)

普鋭斯 (Prius) 513 1,288 408 345 18
合計 68,377 128,728 118,545 91,087 91,257
一汽マツダ MPV 馬自達 8 (Mazda 8) 5,897 3,577 1,715 1,507 873
SUV CX-4 0 0 0 0 27,280
CX-7 0 3,218 4,591 2,855 2,402

基本型乗用車

(セダン・ハッチバック)

馬自達 6 (Mazda 6)/
睿翼 (Mazda 6 (Ruiyi))/
阿特茲 (Mazda 6 (Atezi))
111,162 95,144 74,820 61,671 36,021
合計 117,059 101,939 81,126 66,033 66,576
外資系ブランド 2,190,148 2,468,144 2,341,377 1,875,078 2,144,022
一汽轎車股份 (FAW Car) SUV 奔騰 (Besturn) X80 41,491 79,444 55,131 44,715 17,295

基本型乗用車

(セダン・ハッチバック)

欧朗 (Oley) 6,300 6,933 1,936 1,882 300
紅旗 (Hongqi) H7 2,981 2,708 5,037 4,028 3,596
紅旗 (Hongqi) V501 0 0 7 7 2
奔騰 (Besturn) B30 0 0 10,770 1,879 34,521
奔騰 (Besturn) B50 63,438 73,391 61,370 52,423 16,201
奔騰 (Besturn) B70 7,945 22,667 19,240 16,680 4,204
奔騰 (Besturn) B90 8,380 3,951 1,386 1,321 358
奔騰 (Besturn) D015 0 0 0 0 14,551
合計 130,535 189,094 154,877 122,935 91,028
天津一汽夏利 SUV 駿派 (Junpai) D60 0 4,041 29,308 23,845 10,464

基本型乗用車

(セダン・ハッチバック)

威楽 (Vela) 1,118 0 0 0 0
威姿 (Vizi) 1 0 0 0 0
威志 (Weizhi (C1)) 25,495 12,441 7,796 6,687 6,859
威志 V2/121系列 2,826 1,729 1,086 886 400
夏利 (Xiali) (Charadeベース) 101,071 53,848 0 0 0
夏利 (Xiali) N3 0 0 13,939 10,468 22
夏利 (Xiali) N5 0 0 9,567 7,458 9,144
夏利 (Xiali) N7 0 0 3,153 2,693 665
駿派 (Junpai) A70 0 0 0 0 2,912
合計 130,511 72,059 64,849 52,037 30,466
一汽海馬汽車 (FAW Haima) MPV 海馬 V70 (Haima V70) 0 0 0 0 8,128
普利馬 (Freema) (Premacyベース) 12,034 2,207 337 301 907
SUV 海馬騎士 (Qishi) (S3) 42,251 25,578 18,757 15,924 6,621

基本型乗用車

(セダン・ハッチバック)

M8 286 438 512 419 424
丘比特 (Cupid) (Haima 2) 20,542 4,370 1,589 1,472 354
福美来 (Family
(Based on Mazda Familia))
32,645 54,969 49,422 33,413 33,604
合計 107,758 87,562 70,617 51,529 50,038
一汽吉林 MPV 森雅 (Xenia) 40,424 17,666 14,159 10,922 11,428
SUV 森雅 (Xenia) R7 0 0 0 0 25,713
微型バン 佳宝 (Jia Bao) 39,544 17,776 22,705 17,373 8,640
合計 79,968 35,442 36,864 28,295 45,781
天津天汽集団美亜汽車製造 SUV 騎兵 (Qi Bing) 30 1 0 0 22
軽型トラック 1,646 484 19 19 299
軽型バス 996 50 2 2 17
合計 2,672 535 21 21 338
一汽通用紅塔雲南汽車製造 MPV 自由風 (Zi You Feng) 8 8 0 0 0
中国第一汽車集団 セミトレーラー セミトレーラー (25t-40t) 36,440 21,235 23,651 19,469 24,903

セミトレーラー

(25t以下)

21,246 26,267 17,036 13,779 25,917

セミトレーラー

(40t以上)

23,121 26,964 24,545 19,495 39,856
軽型トラック 50,527 32,945 15,972 13,154 14,902
軽型トラック (シャシー) 17,991 20,923 12,812 9,905 12,606
軽型バス 321 240 20 17 5
軽型バス (シャシー) 0 0 0 0 30
重型トラック 3,536 558 436 288 1,054
重型トラック (シャシー) 46,478 41,610 20,537 17,002 28,458
大型バス 895 484 264 205 16
大型バス (シャシー) 1,596 845 574 501 51
中型トラック 4,753 5,349 2,618 2,114 742
中型トラック (シャシー) 45,840 44,369 40,195 33,217 33,058
中型バス 295 278 182 44 124
中型バス (シャシー) 1,099 593 785 781 5
微型トラック 15,303 10,790 15,563 13,189 6,272
微型トラック (シャシー) 30 375 0 0 0
合計 269,471 233,825 175,190 143,160 187,999
自主ブランド 720,923 618,525 502,418 397,977 405,650
総合計 2,911,071 3,086,669 2,843,795 2,273,055 2,549,672

*1)花冠/卡羅拉 (Corolla/New Corolla)は、2013年7月まで四川一汽トヨタ長春でも製造。
(資料:MarkLinesデータセンター)



LMC Automotive販売予測:第一汽車の販売は2017年に増加に転じるも、一定の地位を確立するのは困難

(LMC Automotive,2016年第3四半期)

 LMC Automotiveが発表した2016年第3四半期の予測によると、第一汽車自主ブランドのライトビークルの2016年販売は前年比19.1%減の24.8万台になる見込みである。しかしその後、2019年には2016年比8.5%増の29.5万台になると予測している。

 競争が厳しくなっている小型車市場において、第一汽車は次第に市場占有率を落としてきている。SUV 森雅R7の発売を受けて、SUVのラインナップが同社の販売の伸びの大部分を占めるとLMC Automotiveは予測している。しかし、2016年通年では、第一汽車の販売台数は前年に比べて低い水準で終わると見込まれる。

 夏利N5、奔騰B30などの発売により、小型セダンの生産台数が大幅に伸びた。第一汽車は、新しい経営戦略を策定中で、将来的な増産も検討中。例えば、2017年の第二四半期の新しい小型SUVの奔騰 X40を発売予定である。

 LMC Automotiveは以下のようにコメントしている。「第一汽車の市場占有率は、今後数年低いままであろう。いくつかの新モデルの導入が成長の刺激となるものの、ブランド力に限りがあるため、市場で強固な地位を確立することは困難である。」

第一汽車グループの市場・ブランド別販売予測

(台)

COUNTRY GLOBAL MAKE 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
FAW
Group
FAW 296,068 296,569 262,029 215,859 228,231 229,971 232,293
Daihatsu 30,322 13,260 10,622 11,676 15,377 15,262 16,577
Xiali 103,593 56,655 28,534 15,486 10,766 11,872 11,811
Hongqi 2,961 2,708 5,037 4,755 5,491 7,422 8,214
FAW GroupTotal 432,944 369,192 306,222 247,776 259,865 264,527 268,895
China FAW 290,679 292,060 258,632 214,069 223,393 224,813 227,081
Daihatsu 30,322 13,260 10,622 11,676 15,377 15,262 16,577
Xiali 101,071 53,848 26,659 13,559 8,731 9,827 9,729
Hongqi 2,961 2,708 5,037 4,755 5,491 7,422 8,214
China sub-total 425,033 361,876 300,950 244,059 252,992 257,324 261,601
Iran FAW 0 742 2,615 286 3,198 3,415 3,462
Russia FAW 4,838 2,164 0 954 988 1,141 1,162
Uruguay Xiali 1,868 1,333 907 835 901 935 944
Chile Xiali 131 777 507 664 701 703 728
Kazakhstan FAW 0 913 0 196 427 442 454
Xiali 0 131 0 0 0 0 0
Kazakhstan sub-total 0 1,044 0 196 427 442 454
Peru Xiali 523 566 461 428 433 407 410
South Africa FAW 258 562 773 354 225 160 134
Indonesia FAW 0 8 9 0 0 0 0
Ukraine FAW 293 120 0 0 0 0 0

Source: LMC Automotive "Global Automotive Production Forecast (Q3. 2016)"
(注)
1. データは、小型車(乗用車+車両総重量 6t以下の小型商用車)の数値。
2. 本表の無断転載を禁じます。転載には LMC Automotive 社の許諾が必要になります。
モデル別やパワートレインタイプ別等のより詳細な予測データのご用命、お問い合わせはこちらのページへ

------------------

キーワード

第一汽車、一汽、自主ブランド、紅旗、一汽VW、一汽トヨタ、一汽マツダ

<自動車産業ポータル マークラインズ>