電気自動車(BEV/PHV/FCV)販売月報 2025年8月
8月の電気自動車販売台数は前年同月比19.4%増の151.9万台(主要12ヵ国+北欧3ヵ国)
電気自動車(BEV/PHV/FCV)のシェア
主要12カ国とノルウェー、スウェーデン、フィンランドの北欧3カ国(計15カ国)における8月の電気自動車販売台数は151.9万台となり、前月比8.1%増、前年同月比でも19.4%増だった。8月の電気自動車シェアは29.4%で、前年同月比で3.5ポイント増加、前月比でも2.4ポイント増加し、過去最高となった。2025年1-8月の電気自動車累計販売台数は、前年同期比24.9%増の1,082.2万台で、自動車販売台数全体に占めるシェアは25.8%となった。
HVの8月の販売台数は37.8万台となり、前月比1.3%減、前年同月比では0.3%微増。8月のシェアは7.3%となり、前月比で1.2ポイント減、前年同月比では0.5ポイント減少した。2025年1-8月のHV累計販売台数は359.4万台、前年同期比で16.6%増加し、自動車販売台数全体に占めるシェアは8.6%だった。
米国の追加関税について、トランプ大統領は9月4日、日本との新たな関税包括協定への署名を発表し、自動車関税は9月16日以降、27.5%から15%に引き下げられている。24日には欧州連合(EU)に対しても15%に引き下げると発表、8月1日に遡って適用する。一方で韓国は対米投資に関する交渉が難航し、未だ合意に至っていない。
メキシコは、貿易協定を結んでいない中国やインド、韓国などからの輸入品に対して、最大50%まで関税を引き上げると報じられており、自動車や鉄鋼、アルミなどが対象品目に含まれている。中国は再考を促し、投資やプロジェクトの中止を警告したほか、韓国は国内メーカーと連携してリスク軽減に取り組むと表明した。カナダでも中国製EVに対する100%関税の再検討が報じられている。2026年に米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の見直しを控える中、トランプ政権が両国に対しても追加関税を賦課する現状を踏まえ、今後の3カ国間での連携や域外への対応など交渉の行方が注目される。
主要12カ国と北欧3カ国の合計販売台数と電気自動車及びHVシェアの推移
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