ASEANの日系部品メーカー (2):インドネシア、ベトナム、マレーシア他
自動車市場が拡大するインドネシアで、部品メーカーの生産進出・能力拡充が増加
2011/06/30
- 要 約
- インドネシア:小糸製作所、ジェイテクト、タカタ、東海理化、ユニプレス等が新拠点構築
- ベトナム:ケーヒンとフコクが新拠点設立、秋葉ダイカストと住友電工が生産能力拡充
- マレーシア/シンガポール/フィリピン:東洋ゴム、横浜ゴムが生産能力を増強
要 約
以下は、ASEAN諸国 (タイを除く) における日系自動車部品メーカーの最近動向である (収録対象は、2011年 6月中旬までの約 1年間)。
インドネシアでは、自動車市場の拡大に対応し、完成車メーカーが増産計画を推進。日系部品メーカーは、拡大する国内市場向けの生産拠点およびASEAN諸国やインド等向けの輸出拠点として、新拠点構築や生産能力拡充を進めている。
ベトナムでも、国内向けのほか、日本、米国、欧州およびASEAN諸国への輸出拠点として、部品メーカーの新工場建設・生産能力増強が増えている。
その他の国々 (マレーシア、シンガポール、フィリピン等) では、タイヤの生産能力拡充およびタイヤ用合成ゴムの生産進出を除くと、日系部品メーカーの動きは少ない。
なお、タイにおける日系自動車部品メーカーの動きは、2011年6月20日掲載の "ASEANの日系部品メーカー (1)" に収録する。
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