デトロイトオートショー2011 (2):市販予定車とパワートレインの展示取材
欧米各社はターボ付小型エンジンやディーゼル車を今後北米市場に投入
2011/01/31
- 要 約
- トヨタ:新しいPriusや2011年に北米で発売予定のScion iQ、Siennaベースのコンセプト車など多数の車を展示
- ホンダ:2012年新型 Civicコンセプトを出展
- マツダ:2010年に米国に投入したサブコンパクト Mazda2 を出展
- 富士重工:水平対向4気筒DOHCターボエンジン搭載IMPREZA WRX STIを展示
- デンソー:未来型コックピットを展示
- GM: 新型Chevy SonicとBuick Veranoなど多数の車両を展示
- Ford: 北米トラックオブザイヤー受賞の新型ExplorerのカットモデルやコンセプトカーVertrekを展示
- Chrysler:2011年に市販予定の300 と200を展示
- Hyundai: Veloster、コンセプトカーCurbなどを展示
- Kia:クロスオーバー車Sorento、セダンOptima、コンセプトKV7などを展示
- Mercedes-Benz:クリーンディーゼル Blue TEC搭載車2台を展示
- BMW:BluePerformance搭載の3 Series 335dほかを展示
- VW/Audi: 米国で生産予定のVW Passatを展示、新型Audi A6も発表
要 約
以下は、米国デトロイトで開催された2011年北米国際自動車ショー (2011年1月10~23日、以下デトロイトオートショー) で自動車メーカーが出展した2011年以降に米国で発売予定の車、及びパワートレインと関連部品 (デンソーの出展を含む)出展概要である。
米国では自動車の生産・販売台数が回復の兆しを見せ、政府から資金援助を受けていたGMが再上場を果たすなど、景気の上向く気配が見え始めている。今年のデトロイトオートショーではFordが昨年より25%広いフロアスペースを使い75台の車を展示するなど、会場全体に活気が戻ってきた。
本文中、HEV (Hybrid Electric Vehicle), EV (Electric Vehicle), PHEV (Plug-in Hybrid Electric Vehicle)などの省略記号を使用した。また今回のデトロイトオートショーで自動車メーカーが展示したHEVなど電動車両の詳細は、2011年1月掲載 「2011年デトロイトオートショー:自動車メーカーの電動車両展示の取材」を参照方。