欧州における公共充電インフラの整備(2)
ChargUp Europe、IONITY、充電料金決済の課題と人気アプリ
2023/12/05
- 要約
- ChargeUp Europe:EV充電エコシステム
- IONITY:EV用高出力充電(HPC)ネットワーク
- テスラのスーパーチャージャー
- 充電料金決済の課題:アドホック決裁とサブスクリプション決済
- 充電アプリ(EnBM Mobility+、PlugShare、Chargemap)
- (付録)欧州の主要EV充電器メーカー、充電ポイント事業者
要約
自動車産業は、2050年までに気候中立を達成するというEU目標を達成するために、抜本的な変革を余儀なくされている。
このため、自動車メーカーやサプライヤーは、温室効果ガスの排出を削減するべく、新しい駆動技術の開発や代替燃料使用の可能性に焦点を当てている。
しかし、車両コストの高騰と、充電ステーションや代替燃料ステーションの不足により、電気、水素、バイオ燃料、バイオガスなどの代替低炭素燃料を動力とする車の市場開発は阻まれ続けている。
ゼロエミッション車への切り替えは、充電ステーションや代替燃料ステーションの包括的なインフラと連携させる必要がある。
本稿は2部構成である。第1部では、産業界に電化への移行を促す法令の政治的背景に加えて、公共充電インフラの現状、欧州における充電ポイントの分類について解説する。
この第2部では、充電インフラを促進するさまざまな協会の取り組みに加えて、支払い問題、定評ある充電アプリについて詳しく解説する。
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欧州における公共充電インフラの整備(1)(2023年12月)
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