Mercedes-Benz, BMW, Audiの予防安全装備
新型E-Class, 新型7 Series, 新型Audi Q7とA4に多数の新装備を搭載
2015/10/15
- 要 約
- Daimler: 中大型車向けと小型車向けに異なるDriving Assistance Packageを設定
- BMW:全車種に同一のDriving Assistant Packageを設定
- Audi:新型Q7と新型A4にフラッグシップ車を上回る予防安全装備を搭載
要 約
![]() Mercedes-Benzが新型 E-Classに搭載する車間・ 車線維持システム (部分的に自動運転技術を導入) (Mercedes-Benzプレスリリースより) |
以下は、Daimler, BMW, Audiが欧州販売(予定)車に搭載している、先進的な予防安全装備の概要である。各社のフラッグシップ車から中型車、エントリー車まで幅広いモデルを5車種ずつ選択し、その装備を比較した。
Daimler (Mercedes-Benzブランド車)
・中大型車向けと小型車向けに、異なる運転支援装備パッケージを設定。中大型車向けにはステアリングアシスト機能などを追加。
・2016年春に発売予定の新型E-Classに多数の新しい予防安全装備を搭載(例: 右図の車間・車線維持システム)。
BMW (BMWブランド車)
・全車種にほぼ同一のDriving Assistant Packageを設定。
・さらに、機能追加のオプションとして、車種により異なる内容のDriving Assistant Plus Packageを設定。
・2015年10月発売予定のフラッグシップ車新型7 Seriesに、車外から自動駐車できるシステムなど、多数の新装備を設定。
VW (Audiブランド車)
・2015年発売の新型Q7と新型A4にフラッグシップ車を上回る予防安全装備を搭載。
・車両・歩行者に対する自動ブレーキや二次衝突防止システムを標準装備。
・Tour, City, Parkingの3つのassistance systemパッケージも個別に選べるように設定。
今後の予防安全装備に関連する動き
・Euro NCAPによる自動車安全アセスメントの評価項目
2014年から対車両の自動緊急ブレーキと車線維持支援システムを追加
2016年から対歩行者の自動ブレーキを追加
・各社とも自動運転の研究・開発が進展
部分的な自動運転システム (渋滞時運転支援システムなど) の搭載拡大
![]() BMWの新型7 Seriesの運転席 (BMWプレスリリースより) |
![]() Audiが新型A4に搭載する多数の運転支援システム |
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