自動運転技術実現への社会的な課題と、ドライバーの関与のありかた
TU-Automotive Detroit 2015より
2015/06/29
- 要 約
- 自動運転車に関する規則、法律、倫理の観点からの考察
- 自動運転車におけるドライバーの関与
- 自動運転車に応用できる様々な経験:Local Motors社およびNASAの火星プログラム
要 約
TU-Automotive Detroit の展示会場の様子 |
2015年のTelematics Update Detroit(TU-Automotive Detroit) は2015年6月3日・4日に米国ミシガン州Noviで開催され、会期中、3,000人以上が来場。展示会と討論セッションでは、テレマティクス、モビリティ、自動運転車という3つの主要テーマが取り上げられた。
様々な分野の企業の代表が、自動車産業が直面する課題と最近の技術進歩が社会に与える影響について、その見解と解決方法を報告した。
本レポートは、TU-Automotive Detroitの討論セッションについて報告する3本のレポートのうちの最初の1本である。
本稿では、自動運転車をめぐる様々なテーマ、たとえば、
・自動運転技術に対する社会的課題(規則/法律/倫理の観点)、
・自動運転中のドライバーの問題、
・他のベンチャー企業の経験を自動運転車の開発に生かす方法、
に着目する。
セッションで取り上げられた具体的な事項には、
・自動運転技術に対する信頼と理解の重要性および同技術の限界、
・運転スキルが劣るドライバーの増加の可能性、
・自動運転技術の開発の際の具体的なシナリオの考察、
などがあった。
関連レポート:
自動運転技術のロードマップ:Telematics Japan 2014
自動運転:どのようなテクノロジーがカギを握るか?
ITS 世界会議 2014 (デトロイト) :
CTOシンポジウムの概要:GM, Ford, トヨタ, ホンダ, 部品メーカーがITSの未来を討議
さらに進化した自動運転技術と支援システム:カメラ、V2Xシステム、ドライバー監視システム、HMIなど
このレポートは有料会員限定です。 残り 3 章
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。