ITS世界会議2014:さらに進化した自動運転技術と支援システム

カメラ、V2Xシステム、ドライバー監視システム、HMIなど

2014/10/10

要 約

アイシングループの自動駐車システムのデモンストレーション

 第21回ITS世界会議デトロイト2014は、2014年9月7日から11日まで米国ミシガン州デトロイトで開催された。昨年、東京で開催された世界会議と同様、展示会での出展と技術デモンストレーションは「自動運転」が中心となっていた。ホンダとトヨタは高速道路での自動運転システムを披露し、他の企業はBelle Isle公園で自動運転のデモンストレーションを実施した。

 今年のITS世界会議では、ドライバーや自動運転車に情報を提供するカメラやセンサー等のシステムにも焦点が当てられた。GM、ホンダ、トヨタは、ドライバーに警告を発する様々なV2X(車車間、路車間通信)システムを出展した。パナソニックは、車の周囲の状況を明瞭に映し出す多様なカメラを展示した。

 本レポートは、ITS世界会議2014のレポートの2本目で、同会議に出展された展示品やデモンストレーションについて報告する。1本目のレポートは、主要自動車メーカーと部品メーカーの技術責任者によるセッションの概要を報告したものである。

関連レポート:
ITS 世界会議 2014 デトロイト:

CTOシンポジウムの概要: GM, Ford, トヨタ, ホンダ, 部品メーカーがITSの未来を討議


ITS 世界会議 2013 東京

自動運転の現状と将来
トヨタ・ホンダ・日産の自動運転技術展示
協調型安全運転支援システムとプローブデータ利用の最新動向

このレポートは有料会員限定です。 残り 3 章
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。