上海モーターショー 2015 (下):SUV/コンセプトカーの人気モデル

中国でブームのSUVも多く出展され、モーターショーのもう一つの風景となる

2015/05/29

要 約


 

上海モーターショー2015
第5ホールの様子
上海モーターショー2015の会場の様子。写真下は、Audi、VWなどの大手メーカーが集まっていた第5ホールの様子。

 上海モーターショー2015 レポートの3本目では、完結編として、PHVとHVモデルを紹介した第1、2弾に引き続き、各メーカーのSUV/コンセプトカーモデルの展示について報告する。

 今回のショーではPHV/EVなどの環境対応車が脚光を浴びていたが、もう一つ注目の的となったのは、今、中国でブームとなっているSUVモデルである。

 ベンツはGLEの設計コンセプトを共有したSUV―GLC Coupeを発表した。VolvoはXC90 T8 栄誉版を世界初公開。XC90の4席モデルでファーストクラス並の内部空間を持っている。日本メーカーではホンダがSUVコンセプトカー Concept Dを世界初公開した。

 中国メーカーも多くSUVを出展。長城汽車はHAVAL「紅藍標戦略」の公開とともに、「Concept R」と「Concept B」との2台のSUVコンセプトを世界初公開し、上海GM五菱汽車は完全自主開発のSUVモデルを公開。東風汽車は若者世代「80後、90後」をターゲットにしたコンパクトSUV東風風神AX3を発表。BMWの合弁会社のブランドZINOROもZINORO (之諾)Concept Nextを世界初披露。

 その他のコンセプトカー等の展示で注目を集めていたモデルを取り上げると、VWグループはワゴンとハッチバックを融合したモデルGran Santanaを世界初公開。GMは、Chevroletブランドでは未来感にあふれるCHEVROLET-FNRコンセプトカーで人気を集め、Buickブランドではグローバル戦略モデルVeranoを初披露。Fordも中国専用の現地生産フラグシップモデルを公開した。

 日産は、中国の若者に向けのセダンLanniaを世界初公開し、傘下のVenuciaブランドでは「新風潮スポーツカー」VOWを披露した。中国の大手メーカー上海汽車は、自主開発した第二世代自動運転車を展示。広州汽車は伝祺GA8(Trumpchi GA8)を、吉利汽車はEmgrand Concept (帝豪コンセプト)をそれぞれ披露。


 なお、今回の上海モーターショーでは世界初公開のモデル109台、コンセプトカー47台、アジア初公開モデルは44台を公開し、およそ92.8万人の観客を集めていた。


上海モーターショー 2015 レポート
(中):中国メーカーも多くのPHVを出展:日本車では、三菱がPHVのコンセプトモデルを展示、トヨタ/日産はHVモデルを初披露
(上):欧米メーカーが一斉にPHVをアピール:VWがフラグシップセダンのコンセプトモデルを、Audiが一挙3台のPHVモデルを世界初披露

 以下では、今回のモーターショーのもう一つの風景となっていたSUVを紹介する。