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インドネシア:トヨタとダイハツが新工場を建設し、低価格小型車を生産

日産も生産能力を拡充して、インドネシア政府が推進するエコカーを生産

2011/11/28

要 約

 インドネシアの2010年の生産台数は702,508台、販売は764,710台で、生産・販売とも景気後退の影響を受けた2009年比で5割強増加した。2011年1~10月の販売も746,199台で19.3%増加している。

 インドネシアの人口は約2億4,000万人で世界第4位であり、また自動車市場の成長期を迎えている。四輪車販売台数は近い将来ASEAN最大市場であるタイを超えると言われているが、タイ洪水の影響もあり、2011年1~10月の販売台数は、インドネシアがタイを32,357台上回っている。

 インドネシア市場では日本車が約95%のシェアを持ち、2010年のトヨタのシェアは37.7%で、ダイハツを含めると5割を超える。

 日本自動車メーカーは、今後のインドネシア市場の拡大を見込み、またタイに続く輸出拠点としてインドネシア事業の強化を進めている。またインドネシアでは、現在多人数乗りの車種(トヨタAvanza/ダイハツXeniaなど)に人気が集中しているが、燃費や部品の現地調達率を規定するエコカー(低価格小型車)を優遇する政策が実施される予定で、各社は適合車の投入を目指している。

 トヨタとダイハツは、それぞれ第2工場を建設し、トヨタはインドで発売したEtiosベースの小型車、ダイハツはさらに小型の800~1000ccクラス車を生産しトヨタにも供給する計画とされる。

 日産は生産能力を拡充し、インドネシア政府の推進するエコカーを生産する計画。

 大型商用車メーカーでは、いすゞと日野自動車が、インドネシアをタイと並ぶ重要拠点と位置付け、開発・生産体制を強化している。

 欧米韓メーカーでは、2005年にインドネシア市場から撤退したGMが、2013年に生産を再開すると発表した。

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