LMC Automotive 2021年10月自動車市場月報(欧州)

2021年10月の西欧販売は29.9%減の72万台、季節調整済み年率換算販売は900万台/年

2021/11/08

西欧主要17ヵ国の販売状況と直近の市場予測

※当レポートは自動車、パワートレイン分野の市場予測サービス専門の調査会社 LMC Automotive によるライトビークル市場トレンドレポートをマークラインズが翻訳したものです。

 

  • 西欧の2021年10月の乗用車販売台数は季節調整済み年率換算で900万台/年となり、9月の970万台/年から減少した。半導体不足を中心とした部品供給の問題が世界的に自動車生産を抑制しており、西欧の販売結果にも反映された。また市場への逆風に加えて、高価格で利幅の大きい車両が優先的に生産される状況が現在生じている。

  • ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、英国
    ドイツの10月の季節調整済み年率換算販売は210万台/年となり、既に低調であった9月の230万台/年から更に減少した。ドイツと同様にフランスも年率換算販売は低い水準にあった9月から減少し、140万台/年となった。イタリアで10月の年率換算販売はわずかに減少して120万台/年となった一方、スペインでは77.2万台/年となり、9月の92万台/年から低下した。英国では10月に160万台/年と9月の120万台/年から上昇したが、これは季節的に販売規模が大きくなる9月の台数の一部が10月に遅れて車両登録されたことが一因となった。

  • 今後の展望
    10月の結果により、西欧の2021年通年の販売が既に低調であった2020年の結果を上回る可能性は一段と低下した。2022年については一定の販売増加を見込むが、供給制約の問題は引き続き市場を強く下押しすると見込まれる。一段の下振れリスクとしては、パンデミックに関連する規制の強化や、景気回復の強さへの懸念がある。