LMC Automotive 2021年8月自動車市場月報(欧州)

2021年8月の西欧販売は20.5%減の63万台、季節調整済み年率換算販売は1,190万台/年に改善

2021/09/07

西欧主要17ヵ国の販売状況と直近の市場予測

※当レポートは自動車、パワートレイン分野の市場予測サービス専門の調査会社 LMC Automotive によるライトビークル市場トレンドレポートをマークラインズが翻訳したものです。

 

  • 西欧の2021年8月の乗用車販売台数は季節調整済み年率換算で1,190万台/年となり、7月の1,050万台/年からわずかに増加した。経済状況の改善を支えとした新車需要の本格的な回復は、半導体不足の影響によって阻害されている。

  • ドイツ、英国、フランス、スペイン、イタリア
    ドイツの8月の季節調整済み年率換算販売は280万台/年となり、7月の270万台/年からわずかに改善した。英国の8月の年率換算販売は230万台/年となり、7月の180万台/年から増加した。フランスにおいても8月の年率換算販売は190万台/年に改善した。一方でスペインは8月に90万台/年へとわずかに改善したが、依然として厳しい水準にとどまっている。イタリアでは8月に170万台/年に改善したが、通常の状態にあった2019年通年実績(190万台)は未だに下回っている。

  • 今後の展望
    今年1~8月の年率換算販売の平均は1,100万台/年となった。一方で2017年~2019年の年間販売実績の平均は1,430万台弱であった。パンデミックは未だ終息した訳ではないが、現在業界が直面している最大の課題は車載半導体の供給不足であり、車両を購入できない(あるいは購入可能な車両も価格が上昇している)状況が、自動車登録台数を下押ししている。この問題は来年にかけて持続する可能性が高く、LMC Automotiveでは今後数ヵ月の短期的な販売予測を下方修正した。年率換算販売が本格的に上昇するのは2022年下半期と見ており、車両供給の問題の改善に伴い、車両登録が遅れて増加することが追い風になると見られる。