LMC Automotive 2020年12月自動車市場月報(欧州)

2020年販売は24.5%減の1,079万台、2021年は1,245万台まで回復すると予測

2021/01/12

西欧主要17ヵ国の販売状況と直近の市場予測

※当レポートは自動車、パワートレイン分野の市場予測サービス専門の調査会社 LMC Automotive によるライトビークル市場トレンドレポートをマークラインズが翻訳したものです。

 

  • 西欧の12月の乗用車販売台数(登録台数)は前年同月比で3.8%減となったが、12月の季節調整済み年率換算販売は1,440万台/年に上昇した。12月の販売が2020年通年販売をいくぶん引き上げることが期待されたが、西欧全体で新型コロナの感染者数が再び急増したことでこの望みも絶たれ、通年販売は前年比で24.5%減に終わった。

  • ドイツ、英国、イタリア、フランス、スペイン
    ドイツの12月の季節調整済み年率換算販売は420万台/年となり、11月から上昇した。英国の12月販売は10.9%減となったが、年率換算販売は200万台/年へとわずかに上昇した。イタリアの12月販売は14.9%減となったが、年率換算販売は先月とほぼ同じ190万台/年であった。フランスの12月販売は11.8%減となったが、月初に販売店の営業再開が許可されていたことを考慮すれば、非常に低調な結果であった。スペインの12月販売は前年とほぼ同水準であったが、年率換算販売は130万台/年にわずかに上昇した。

  • 今後の展望
    2020年は自動車産業にとって戦後最も困難な時期の一つとなり、西欧地域の通年販売は1,079万台となった。新型コロナの感染者が急増し、販売店が閉鎖されたことで3月~5月の販売は過去に例の無い規模で急激に減少し、これ以外の時期の市場の動きはこれよりもはるかに小さいものとなった。急激な落ち込みからの回復の道筋は長く、また均等ではなかった。期待された政府による支援策も、感染の再度の広がりが消費者信頼感の回復を阻害する中で、長期に渡る経済面の課題の影響を相殺することができなかった。