LMC Automotive 2020年11月自動車市場月報(欧州)

2020年11月の西欧販売は14.1%減の94万台、季節調整済み年率換算販売は1,230万台/年に低下

2020/12/07

西欧主要17ヵ国の販売状況と直近の市場予測

※当レポートは自動車、パワートレイン分野の市場予測サービス専門の調査会社 LMC Automotive によるライトビークル市場トレンドレポートをマークラインズが翻訳したものです。

 

  • 西欧の11月の乗用車販売台数(登録台数)は前年同月比で14.1%減となり、11月の季節調整済み年率換算販売は1,230万台/年に低下した。新型コロナウイルスの感染第2波を受けて多くの国で全国を対象としたロックダウンが実施されたことで、持続的な販売回復の望みは断たれることとなった。多くの制限が経済に加えられた中で、これまで上昇傾向にあった消費者信頼感も急激に低下した。

  • 英国、スペイン、フランス、イタリア、ドイツ
    英国の11月の年率換算販売は170万台/年となり、6月以降で最低の水準となった。スペインの11月の年率換算換算販売は期待はずれの水準にあった10月の100万台/年と同じレベルとなった。フランスの11月の年率換算販売は170万台/年に低下したが、ロックダウン前にあった発注分の納車がなければ、更に低下していたと見られる。イタリアでは政府インセンティブによる当初の販売押し上げの効果が減衰しつつあり、11月の年率換算販売は180万台/年に低下した。ドイツの11月の年率換算販売は360万台/年となり、主要国の中で唯一年率換算販売が上昇した。

  • 今後の展望
    西欧地域全体で様々な強度のロックダウン措置が導入されたことは、市場に明らかに深刻な影響を及ぼしている。効果的なワクチンに関するニュースは当然ポジティブな話題だが、大規模な接種を実現するためには物流上の課題が残っている。こうした中で2020年の末から2021年にかけて一段の移動制限措置が導入される可能性もあり、短期的な市場の見通しは依然として厳しいものとなっている。2021年の市場については現在の危機が過ぎて徐々に年率換算販売が上昇すると想定しており、通年販売は、1,250万台と予測する。