LMC Automotive 2020年6月自動車市場月報(欧州)

2020年6月の西欧販売は24.8%減の102万台、季節調整済み年率換算販売は1,030万台/年に回復

2020/07/09

西欧主要17ヵ国の販売状況と直近の市場予測

※当レポートは自動車、パワートレイン分野の市場予測サービス専門の調査会社 LMC Automotive によるライトビークル市場トレンドレポートをマークラインズが翻訳したものです。

 

  • 西欧の6月の乗用車販売台数(登録台数)は前年同月比で24.8%減となり、同じ月の季節調整済年率換算販売台数は1,030万台/年となった。過去最低を記録した4月を底にした市場回復が続いているが、COVID-19が引き続き欧州経済を下押しし、新車需要が抑圧されていることは明らかである。
  • フランス、イタリア、英国、ドイツ、スペイン
    フランスの6月販売は前年同月比で1.2%増を記録し、西欧諸国の中で目立った結果を示した。他の全ての国は引き続き前年割れに沈んでおり、この結果は例外的なものであったと言える。イタリアの6月販売は23.1%減となり、季節調整済年率換算販売は140万台/年となった。英国の6月販売は14.5万台となり、わずか2万台であった5月からは改善したものの、前年同月比では引き続き34.9%減と落ち込んでいる。ドイツの市場回復は期待を下回り、6月販売は32.3%減、季節調整済年率換算販売は230万台/年となった。スペインの6月販売は36.7%減少し、8.3万台であった。

  • 今後の展望
    西欧新車市場は回復の初期段階にあるが、COVID-19は引き続き西欧市場の見通しに支配的な影響を及ぼしている。一方でフランスの例が示したように、政府による販売インセンティブが今後の回復ペースを占う上で非常に重要な要素となる。LMC Automotiveでは、2020年通年の西欧販売について引き続き前年比26%減と予測する。これはロックダウン措置が継続的に緩和される中で消費活動が改善し、今年後半の販売が徐々に回復することを前提としている。