LMC Automotive 2020年4月自動車市場月報(欧州)

2020年4月の西欧販売は80%減の24.3万台、季節調整済み年率換算販売は280万台/年まで低下

2020/05/08

西欧主要17ヵ国の販売状況と直近の市場予測

※当レポートは自動車、パワートレイン分野の市場予測サービス専門の調査会社 LMC Automotive によるライトビークル市場トレンドレポートをマークラインズが翻訳したものです。

 

  • 西欧の4月の乗用車販売台数(登録台数)は前年同月比80.0%減、季節調整済み年率換算販売台数(月次販売実績から季節的要因を除去し、年率換算(12倍)して算出した数値)は280万台/年となった。3月の単月販売も前年同月比で52.9%減と過去に例の無いレベルで落ち込んでいたが、4月の落ち込みはこれを上回った。COVID-19の感染拡大とこれに関連したロックダウンの実施が西欧地域全体に支配的な影響を及ぼしており、完成車工場やディーラーが閉鎖される中で、自動車業界の市場規模に甚大な影響が現れている。
  • フランス、ドイツ、スペイン、英国、イタリア
    フランスの4月販売は前年同月比88.8%減となり、季節調整済み年率換算販売は23.5万台/年となった。ドイツの4月販売は61.1%減の12万台となったが、他の主要市場に比べて落ち込みは緩やかなものとなった。スペインの4月販売はわずか4,000台強となり、前年同月比の減少率は過去に例のない96.5%減となった。英国市場も同様に状況は深刻で、4月販売は前年同月比97.3%減の約4,000台となった。イタリアの4月販売も97.6%減となり、季節調整済み年率換算販売も4.7万台/年に低下した。

  • 今後の展望
    2ヵ月連続でCOVID-19が西欧市場にとって最大の影響要因となった。ただLMCとしては、西欧市場の年率換算販売は5月以降弱いながらも改善に転じると想定する。2020年通年の販売予測については、コロナウイルスの自動車業界と経済全般への影響度を考慮し、前年比で26.5%減へと先月時点の予測から引き下げた。