グリッドフレンドリーな充電インフラの機会

再生可能資源による電力とエネルギー貯蔵システムの発展

2024/07/31

要約
はじめに
ドイツ政府は2030年までに100万カ所の充電ポイント設置を計画
高収益を生む電動モビリティハブ / 裁定取引のインターフェースとしての充電パーク
周波数制御予備力（FCR）の取引 / EPEXスポット電力取引所へのOEMの参加
スポット市場における歴史的な収益の可能性 / インテリジェント電力購入システム
累積貯蔵容量はすでに12GWh / 年率30％の急成長

要約

　本レポートは、弊社と提携関係にあるドイツSpringer社の自動車技術専門誌「ATZ」（www.atz-magazine.com）および「MTZ」（www.mtz-magazine.com）のSpotlight記事を掲載しています。

Springer Fachmedien Wiesbaden GmbHについて

　2010年に、世界有数の科学・技術出版社Springer Nature Companyの傘下企業として設立。主に、エンジニアや社会科学者を対象とした技術専門誌の発行、書籍の出版、ならびに各種技術イベントの開催等を行っている。

自動車技術専門誌ATZについて

　Motorwagen-Zeitschrift (Motored Vehicles Magazine)として1898年に創刊された自動車技術専門誌。1929年からは「ATZ（=Automobiltechnische Zeitschrift：Automotive engineering magazine）」に誌名を変更。ドイツ語に加え、2001年より英語版の発行を行っている。

Opportunities for
a Grid-friendly
Charging
Infrastructure

ドイツでは、再生可能資源による発電のコストがマイナスになる日さえある。その結果のひとつが、数十億ユーロ規模の電気エネルギー貯蔵市場の発展である。そして、電動モビリティもその恩恵を享受している。現在、一部の充電パークは、EPEX（欧州電力取引所）の電力スポット市場を利用して、高額な投資を最短で回収している。

資料：ATZ | MTZ | ATZ electronics記者 Andreas Burkert氏によるATZ worldwide 2024年7-8月号のIN THE SPOTLIGHT記事 "Opportunities for a Grid-friendly Charging Infrastructure" をSpringer Fachmedien Wiesbaden GmbH（同社ウェブサイト www.springerfachmedien-wiesbaden.de）の許可を得て掲載しています。