・マレーシアの現地メディアNew Straits Timesの4月24日付報道によると、アウディはマレーシアのパハン(Pahang)州ペカン(Pekan)工場でフルサイズSUV「Q7」の生産を正式に開始したという。東南アジアでアウディの高級モデルが組み立てられるのは今回が初となる。
・生産が開始された「Q7」は7人乗りのマイルドハイブリッド(MHV)モデルで、マレーシア現地法人Volkswagen Group Malaysia (VGM)のペカン工場で生産される初のアウディブランド車となる。また、同モデルは4月上旬より受注を開始している。
・同工場は提携先のDRBハイコム(Hicom)が操業しており、アウディの東南アジアにおける唯一の生産拠点となっている。VWの車両をマレーシア市場へ向けて生産することに加えて、アウディの現地生産能力を拡大し、生産台数を年間5,000台まで増やすことを計画している。
・アウディはこの計画に1,200万リンギット(約3億9,000万円)を投資しており、マレーシアの高級車セグメントにおける存在感を強めていく。