富士通テン (株)

会社概要

■URL

http://www.fujitsu-ten.co.jp/

■本社所在地

〒652-8510 兵庫県神戸市兵庫区御所通1-2-28

業容

-富士通グループのカーナビゲーション、カーオーディオメーカー。市販ナビは、ECLIPSEブランドで展開。OEM向けでは、純正ナビ・オーディオの他、ミリ波レーダー、エンジン・エアバック制御用ECU等をラインナップしている。

-2014年秋、車とクラウドがつながる世界を 「Future Link」 というコンセプトで発表。2015年にそのコンセプトを具現化した製品の発売を開始。

-2016年4月、来るべきV-ICT (Vehicle-Information and Communication Technology) 時代に向け、「VICT技術本部」 を新設した。

-2016年9月、デンソー、トヨタ自動車、富士通は、富士通テンの資本構成を変更し、デンソーが51%を出資し筆頭株主になる方向で検討することに基本合意したと発表。2017年3月までに最終的な契約締結を目指す。現在の資本構成は富士通55%、トヨタ35%、デンソー10%。これをデンソー51%、トヨタ35%、富士通14%に変更する。高度運転支援 (ADAS) や自動運転のカギであるヒューマンマシンインターフェース (HMI) 開発を加速する狙い。

資本構成

新資本構成
-非上場

(2017年3月31日現在)

筆頭株主名称 持株比率  (%)
株式会社デンソー 51
トヨタ自動車株式会社 35
富士通 14

主要製品

カーインフォテインメント機器 (Car Infortainment)
-カーナビゲーションシステム (Car navigation systems)

  • つながるナビ 「ECLIPSE SZシリーズ」 (Connected navigation; ECLIPSE SZ series)


-カーオーディオ (Car audio systems)
-サウンドシステム (Car sound systems)
-移動通信システム (Computer telephony integration automated dispatch systems)
-CDチューナー (CD tuners)
-後席ディスプレイ (Rear seat displays)
-ラジオアンテナアンプ (Radio antenna amplifiers)

V-ICT機器 (Vehicle-Information and Communication Technology)
-周辺監視システム 「マルチアングルビジョン」 (Real-time display of a vehicle's surroundings ; Multi-Angle Vision)
-ミリ波レーダー (遠距離、近距離) (Millimeter wave radars: Long-range/Short-range)
-「eCall緊急通報システム」 対応テレマティクスユニット (Telematics units for the eCall emergency call systems)
-盗難防止システム (Vehicle Security Systems: VSS)
-クラウド型タクシー配車システム (Cloud connected taxi dispatch systems)
-クラウド連携ドライブレコーダー (Cloud connected drive recorders)

自動車用電子機器 (Automotive Electronics)
-ハイブリッド車用ECU (Hybrid module ECU)
-電動パワーステアリングECU (Electric power steering ECU)
-エンジン制御ECU (Engine control ECU)
-エアバッグECU (Airbag control module ECU)
-パワーマネジメントECU (Power management ECU)
-リモートエンジンスターター (Remote engine starters)
-スマートフォン連携リモートエンジンスタートシステム
 (Remote engine starter systems with smartphone connectivity)



沿革

1920年 川西機械製作所創立。
1949年 神戸工業 (株) 設立。
1955年 トヨタ「Crown」用カーラジオ納入開始。市販用カーラジオ製造開始。
1959年 日本初のオールトランジスタカーラジオ開発。
1967年 テンオンキョー (株) 設立 (現 (株) 栃木富士通テン)。
1967年 日本初の8トラック方式カーステレオ発売。
1968年 神戸工業 (株) 、富士通 (株) が合併、ラジオ部門は富士通 (株) 神戸工業部の所属となる。
1972年 富士通 (株) からラジオ部門が分離・独立、富士通テン (株) 設立。
1973年 トヨタ自動車工業 (株) 、日本電装 (株) の資本参加を得る。
安全ベルト制御および排出ガス制御用電子機器をトヨタ自動車工業 (株) に納入開始。
1975年 中津川テン (株) 設立 (現 中津川工場)。
1977年 コンポーネントカーステレオ発売。
1978年 クルーズコントロール用電子機器をトヨタ自動車工業 (株) に納入開始。
1979年 電子同調ラジオおよび録音機能付カーステレオをトヨタ自動車工業 (株) に納入開始。
1981年 電子制御自動変速装置用電子機器をアイシン精機 (株) に納入開始。
1982年 車高制御装置をアイシン精機 (株) と共同開発、同社に納入開始。
1983年

ディーゼル車用プリヒートタイマーをトヨタ自動車 (株) に納入開始。
車載用CDプレーヤをトヨタ自動車 (株) と共同開発。
電子制御燃料噴射装置 (EFI) のコントロールユニットをトヨタ自動車 (株) に納入開始。
1984年 本社工場内にモートロニクス棟建設。
盗難防止 (セキュリティ) 機器をトヨタ自動車 (株) に納入開始。
1985年 本社工場内に製造棟建設。
車両一体音響システム「ライブサウンドシステム」をトヨタ自動車 (株) と共同開発、同社に納入開始。
1987年 中津川テン (株) 吸収合併。
Fujitsu Ten Corp. of Americaのラッシュビル工場が完成。
1991年 中津川工場内に製造棟増設。
Fujitsu Ten Corporation of the Philippinesの工場が完成。
1992年 アンチロックブレーキシステム (ABS) のコントロールユニットをトヨタ自動車 (株) に納入開始。
1994年 車載用マルチメディアプレーヤ「CAR MARTY」発売。
車間距離警報装置「レーザーアラーム」発売。
1996年

欧州においてカーオーディオの生産開始。
カーナビゲーション用VICSユニットをトヨタ自動車 (株) に納入開始。
ディーゼル黒煙浄化制御ECUを (株) 豊田自動織機製作所と共同開発・同社へ納入。
1997年


Fujitsu Ten de Mexico,S.A.deC.V.工場が完成。
中津川テクノセンター開設。
天津富士通天電子有限公司[Tianjin Fujitsu Ten Electronics Co., Ltd.]の工場が完成。
1DINサイズ6枚CDチェンジャーをトヨタ自動車 (株) に納入開始。
タクシー用CTI (Computer Telephony Integration) 自動配車システムを発売。
1998年

米国ビッグ3 (GM、Ford、DaimlerChrysler) が制定している品質管理基準QS-9000の認証を取得。
60GHz帯自動車用スキャン型ミリ波レーダーを開発、サンプル出荷開始。
自動車制御用ECU開発ツール、リアルタイムシュミレータ「CRAMAS」開発。
1999年 76GHz帯自動車用スキャン型ミリ波レーダーを開発、サンプル出荷開始。
自動車エンジン制御用電子機器の累計1,000万台達成。
2000年 DVDナビゲーションとオーディオビジュアルを2DINサイズに集約したDVD-AVNをトヨタ自動車 (株) に納入開始。
2002年 Fujitsu Ten (Thailand) Company Limitedの工場が完成。
20GBハードディスクを2基搭載したカーナビゲーションシステム発売。
2003年 「76GHz帯ミリ波レーダー」を本田技研工業 (株) に納入開始。
2004年 富士通天電子 (無錫) 有限公司工場完成。
車載用TVアンテナとGPSアンテナをフィルム型に統合した「TV/GPS一体型フィルムアンテナ」開発。
2006年 車の天井材を振動させて音を出す「ヘッドライナースピーカシステム」をトヨタ紡織 (株) と共同開発。
2007年


インターネットの情報を携帯電話でナビに取り込めるECLIPSE2007年夏モデル発売。
ナビ部着脱型オーディオ一体カーナビゲーションを米国・欧州・豪州で発売。
ハイブリッド車用ECUをトヨタ (株) に納入開始。
地デジチューナー・B-CASスロットを本体に内蔵した「AVN」発売。
2008年 次世代音響空間コントロールシステムを開発、新型「Crown」の「トヨタプレミアムサウンドシステム」に採用。
ホンダ新型「Life」向けに「ディスプレイ付カーオーディオ」を納入。
2009年 トヨタ自動車 (株) が開発した「前側方プリクラッシュセーフティシステム」向けに、76GHz帯ミリ波レーダーを納入。
2010年 車両の周囲を様々な視点から立体的な俯瞰映像で確認できる「マルチアングルビジョン」をトヨタ自動車 (株) に納入開始。
2011年 車載用ディスプレイの直射日光補正機能を搭載したLSI「Vivid View Processor3」を開発。
2012年 中国ビジネス統括会社の富士通天 (中国) 投資有限公司[Fujitsu Ten (China) Ltd.]を設立。
インドに製造合弁会社Fujitsu Ten Minda India Private Limited.を設立。
2013年 川崎センサ開発センターを開設。
2014年 中津川工場と (株) 栃木富士通テンを統合し、富士通テンマニュファクチュアリング (株) を設立。
2016年 「VICT技術本部」を新設。

補足 1

>>>2015年3月期までの動向
>>>2016年3月期までの動向


(注) 本文中のカッコ内の数字は、減少幅や損失を指すマイナスを示しています。