Visteon Group (China)[Visteon Group (中国事業)] 2021年12月期の動向
事業動向
吉利の新型SUV向けにスマートコックピットソリューションを提供
-吉利は、ECARX及びQualcommと共同で開発したVisteonのスマートコックピットソリューションを、新型SUVである「星越L」に採用している。このスマートコックピットソリューションは、Visteonの第3世代 SmartCoreコックピットドメインコントローラー、QualcommのSnapdragon Automotive Cockpit PlatformsをECARXのインテリジェントコックピットシステムに統合したもの。今回の搭載でVisteonのドメインコントローラーは初めての量産となる。VisteonのドメインコントローラーはQualcommのプラットフォームとの連携により利用者へさまざまなHMI機能を提供するほか、Qualcommのプラットフォームを採用することで、OTA機能により常に最新サービスの提供が可能になるなどプラットフォームのライフサイクルを延長することができるという。(2021年6月23日付プレスリリースより)
Qualcomm及びECARXと共同でスマートコックピットソリューションを開発
-Qualcommは、Visteon及びコネクテッドカー技術企業のECARXと協業し、内燃機関車及びEVの双方に対応するスマートコックピットソリューションの開発に2021年から共同で取り組むと発表した。Visteonは第3世代 SmartCoreコックピットドメインコントローラーをQualcommのSnapdragon Automotive Cockpit Platformsに統合し、ドライバーやADASへの情報提供を行うインフォテインメントシステムを実現するという。Visteonは2018年からQualcommと共同開発を行っている。ECARXは、車載チップ、4Gスマートコックピット、自動運転システム、HDマップ、ビッグデータ、IoV（Internet of Vehicles）クラウドプラットフォームなどを提供する企業。(2021年2月4日付プレスリリースより)
研究開発体制
| 会社名 | 設立年 | 所在地 | 内容 |
| 偉世通中国技術中心 [Visteon China Technical Center (CTC)] |
2005年 | 上海市 | -エレクトロニクスに関する開発を行う。延鋒偉世通の本社。 |
| 上海偉世通汽車電子系統有限公司 [Shanghai Visteon Automotive Electronics System Co., Ltd.] |
2006年 | 上海市 |
-東風電子科術（出資比率40%）と伟世通（出資比率60%）の合弁会社。 |
| 上海偉世通汽車電子系統有限公司武漢分公司 [Shanghai Visteon Automotive Electronics System Co., Ltd. Wuhan Branch] |
2018年 | 湖北省 武漢市 |
-武漢に位置する技術研究開発センター。 |
| 長春富維偉世通汽車電子有限公司 [Changchun FAWAY Visteon Automotive Electronics Co., Ltd.] |
2014年 | 吉林省 長春市 |
-一汽富維（出資比率49%）と伟世通（出資比率51%）の合弁会社。 |
