Lumax Industries Ltd. 2019年3月期の動向

業績	(単位：百万インドルピー)

	2019年 3月期	2018年 3月期	2017年 3月期
売上高	18,514.5	16,911.9	14,258.9
EBITDA	1,822.2	1,402.1	1,003.1

受注

ｰ2019年3月期、インド国内において、以下のモデルについてヘッドランプ及びテールランプ等の受注を獲得した。

四輪：トヨタ「Yaris」マルチスズキ「Ertiga」「Wagon R」Force Motors「Gurkha」Mahindra & Mahindra「Marazzo」
二輪：HMSI「Aviator」Hero MotoCorp「Destini 125」「Maestro Refresh」「Xpulse」Mahindra Jawa
商用車：Piaggio Vehicles「Ape」

ｰ海外市場においては、AudiとのQ2向けLEDハイマウントストップランプ開発事業を開始した。また、日産ヨーロッパとのスモールランプにかかわる事業も継続している。

受賞

ｰ2019年3月期、主な受賞は以下の通り：

Maruti SuzukiよりOverall Performance (Shield) Awardを受賞
Honda MotorcycleよりNew Product Development awardを受賞
SML IsuzuよりDesign and Development awardを受賞 (バワル工場)
Pantnagar 工場がJIPM Awardを受賞
Bengaluru 工場がJIPM-TPM Excellence Awardを受賞

研究開発費

(単位：百万インドルピー)

	2019年3月期	2018年3月期	2017年3月期
全社	429.6	390.7	343.4

-2019年3月期、売上高に占める研究開発費の割合は2.32%。

研究開発活動

-2019年3月期の主な研究開発活動は以下のとおり：

四輪車向けBI-LED プロジェクター付きヘッドランプの設計
四輪車向けLEDフロントポジションランプの設計
四輪車向け次世代ヘッドランプの設計、試作品開発
ポジションランプ向けライトガイドの設計
リフレクター(ロー/ハイビーム)付LEDヘッドランプの設計
二輪車向けライトカーテン付LEDの設計
新型二輪車向け次世代ヘッドランプおよびテールランプの設計、開発

-今後の研究開発計画に含まれる内容は以下のとおり：

ナンバープレートランプへのLED導入
LEDウィンカーの導入
LEDプロジェクター付ヘッドランプの導入

技術提携

-スタンレー電気と技術提携を行っている。

設備投資額

(単位：百万インドルピー)

	2019年3月期	2018年3月期	2017年3月期
全社	940	1,620	660

インド国内投資

ｰ2019年3月期、Sanand工場における第2工程の拡張を行った。同工場の設備稼働率は拡張前の段階で80～85%で、2018年1月10日からSuzuki Motors Gujarat向けにヘッドランプとリアランプの生産を開始している。同工場はSuzuki Motors GujaratおよびTATA Motors向け製品も受注している。年間300,000セットの乗用車向け製品を製造可能であるものを、400,000セットまで増強した。

ｰ2018-19年度に、800百万ルピーを投資する計画を発表した。BengaluruとSanandの工場は拡張中という。グジャラート州Vitthalapur地区では、Suzuki Motor Gujarat (SMG) の第1、第2工場の近くに工場用地を取得。当初は、2021年と2022年に稼働を開始する予定だったが、マルチスズキやSMGとの協議により、計画を前倒しする可能性があるという。現在、Sanand工場の稼働率は約80％だが、2019年には約95％に引き上げる計画。また、300百万ルピーを投資して3,000平方メートル拡張し、乗用車・二輪車用部品約15万ユニットを生産するラインを導入するという。(2018-2019年度第1四半期投資家向け決算電話会議より)

ｰ同社は同社の取締役会が照明システム用プリント回路基板(PCB)製造施設の導入を決定したと発表した。今回の決定は、自動車メーカーからの電子部品の需要増に対応するもので、導入にあたって必要なプロセス技術と製造の専門知識は、この分野のパイオニアである合弁パートナーのスタンレー電気が提供するという。投資額は750百万ルピー規模となる見込み。(2019年2月15日付プレスリリースより)