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Inteva Products, LLC 2016年12月期までの動向

受注

-同社製品を搭載したモデルが2015 North American International Auto Showで展示された。主要展示モデルと搭載製品は以下の通り。

• BMW 「2-Series」 「5-Series」： サンルーフ
• Chevrolet 「Suburban」 「Tahoe」： コンソール、インストパネル
• Volkswagen 「Beetle」 「Golf」 「Jetta」 「Passat」 「Tiguan」： ラッチ、クロージャーシステム

(2015年1月12日付プレスリリースより)

近年の受注

受賞

直近の主な受賞

研究開発拠点

-ドイツのWuppertal技術センターを、 複数の顧客の拠点に近い同国Solingenへ移転。より広いオフィスと実験室を備えたこの｢Solingen Technical Center｣では、引き続き欧州自動車メーカー向けに開発やエンジニアリング、設計、製品試験を行う。扱う製品は主に、コックピット、内装部品、ラッチ、ドアモジュール、内装トリム、モーター、プラスチック部品などで、Daimler、Volkswagen、BMWをはじめとする欧州メーカーが顧客となる。(2015年4月14日付プレスリリースより)

-テクニカルセンター

• 英国 Birmingham
• ドイツ Dietzenbach
• ドイツ Gifhorn
• ドイツ Wuppertal
• フランス Esson
• フランス Sully-sur-Loire
• フランス Saint-Die
• メキシコ Juarez
• 米国 オハイオ州Vandalia
• 米国 ミシガン州Troy
• インド Bangalore
• 日本 横浜市
• 中国 鎮江
• 中国 上海
• 韓国 ソウル

<中国>
-2011年、同社と上海実業交通電器有限公司 [Shanghai SIIC Transportation Electric Co., Ltd. (STEC)]の合弁会社Shanghai Inteva Automotive Door Systems Co., Ltd. (Inteva SDADS) は、中国上海市に自動車ドアシステム用テクニカルセンターを開設し、製品開発能力の増強を図っている。5万平方メートルの敷地内に、音響室、豊富な検査設備、エンジニアリングセンターおよび開発ラボを保有する。Inteva SDADSは上海においてVolkswagen、上海汽車、GM等の顧客向けにラッチ、アクチュエーター、コントロールモジュール、ドアモジュールなどを製造・開発しており、約400名が勤務している。(2011年9月15日付プレスリリースより)

製品開発

フルインストパネルシステム (All-Olefin, Soft-Skin, Stitched Full Instrument Panel System)
-2014年、フルインストパネルシステム (All-Olefin, Soft-Skin, Stitched Full Instrument Panel System) が「2015 Automotive News PACE Awards」のファイナリストに選出された。このインストパネルシステムは、軽量・低価格でありながら高級感を演出している。同社が特許取得済の素材「Inteather」を用いることで柔らかさを、オレフィン素材が軽量化と高いリサイクル性の実現を可能とした。成形・裁縫工程においては同社が開発した自動裁縫製法により、手で裁断および裁縫したような外観を演出しつつ、製造時間を数時間単位から分単位にまで大幅に短縮した。また、インストパネルに初めてプレス接着および積層成形を可能とする製造工程も開発した。(2014年10月15日付プレスリリースより)

革質熱可塑性素材
-2014年、WardsAuto Interiors Conferenceにおいて革質の複合素材「Intheather」を発表。その他のビニール系の熱可塑性素材と比べてしなやかな特徴を持つ「Intheather」は、紫外線に強くコスト効果も高いという。現在さまざまな製品に採用されているが、同社は今後「Intheather」を中核製品に据えたいとしている。

海外投資

<ルーマニア>
-2015年、ルーマニアのOradeaに新工場を開設したと発表。同社にとって同国で2番目の生産拠点となる。ルーフシステム部品を生産し、主に欧州の顧客に納入する。従業員数は100名超で、2015年夏に生産を開始する予定。(2015年4月14日付プレスリリースより)

<中国>
-2015年、中国の武漢に新工場を開設した。まずは広汽Fiat (GAC-Fiat) 向けにルーフシステムを生産する。武漢工場は同社にとって中国7番目の生産拠点となる。(2015年4月14日付プレスリリースより)

-2012年、同社は中国の成都にルーフシステムを生産する新工場 「Inteva Chengdu Operations」 を開設したと発表。同社とShanghai SIIC Transportation Electronic Company, Ltdの合弁会社、Shanghai Inteva Automotive Parts Co. Ltdの生産を補完する。新工場ではルーフシステム部門の生産能力と検査体制を整備し、将来のInteva製品群の拡大に対応していく体制とする。(2012年5月23日付プレスリリースより)

<インド>
-2012年、インドのPuneにクロージャーシステムとモーターの生産工場を開設したと発表。新工場には、ドアラッチ、ウィンドレギュレーター、モーターなどの生産ラインが設置され、工程内試験機能も備わっている。面積は72,000平方フィートで、建屋は最大35,000平方フィートまで拡張できる。(2012年9月12日付プレスリリースより)

<ブラジル>
-2011年、同社はブラジルにおけるクロージャーシステム事業の拡大に向け、Cordeiropolisに新工場を開設する。開所式は2011年10月に行われる。新工場では、ウィンドレギュレーターおよびラッチの生産ラインを設置するほか、今後の事業拡大に対応したスペース拡張も可能。新たなクロージャーシステム工場の従業員は約100名で、既存のLimeira工場の代替となる。同社はブラジルにおいて、Renault、 Volkswagen、GMをはじめとする多数の自動車メーカーに納入している。Limeira工場は1999年に操業を開始し、近年では12カ月連続で部品不良率がゼロPPMを達成したとしてRenaultより品質実績が評価された。(2011年8月1日付プレスリリースより)

従業員数