APM Automotive Holdings Berhad 2018年12月期の動向
業績 |
(単位:百万マレーシアリンギット) |
2018年 12月期 |
2017年 12月期 |
増減率 (%) | 要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 1,344.4 | 1,188.5 | 12.3 | 1) |
税引前利益 | 77.4 | 71.4 | 8.4 | 2) |
部門別売上 | ||||
-サスペンション | 73.7 | 67.2 | 9.7 | 3) |
-内装・プラスチック | 749.6 | 627.4 | 19.5 | 4) |
-電子部品・熱交換器 | 112.0 | 121.8 | (8.0) | 5) |
要因
1) 売上高
-2018年12月期の売上高は前年比12.3%増の1,344.4百万マレーシアリンギット。増収要因は、下半期の新モデル投入によるOEM部品の需要増および2018年6月から8月にかけてのマレーシアの消費税撤廃による自動車販売台数の増加など。
2) 税引前利益
-2018年12月期の税引前利益は、前年比8.4%増の77.4百万マレーシアリンギット。増益の要因は、OEMからの需要増や内装・プラスチック部門の好調な製品構成などによるもの。
2) サスペンション部門
-2018年12月期の部門売上高は、前年比9.7%増の73.7百万マレーシアリンギット。欧州、北米およびASEAN地域へのリーフスプリングの輸出増と、ショックアブソーバーの現地での需要増が売上増に寄与した。
4) 内装・プラスチック部門
-2018年12月期の部門売上高は、前年比19.5%増の749.6百万マレーシアリンギット。2018年6月から8月にかけてのGST(消費税)廃止と、年間を通じてOEM向け現地コンテンツ増により、製品需要が高まった。
5) 電子部品・熱交換器部門
-2018年12月期の部門売上高は前年比8.0%減の112.0百万マレーシアリンギット。減収の要因は、当該部門の製品需要減と、ライフサイクル終了となった製品の生産終了によるもの。
受賞
-2018年、タチエスから「Global QCC Contest Award 」を、ホンダから「Quality and Delivery Appreciation Awards」を受賞した。
研究開発費 |
(単位:百万マレーシアリンギット) |
2018年12月期 | 2017年12月期 | 2016年12月期 | |
全社 | 15.0 | 11.3 | 8.5 |
研究開発拠点
-中央試験所を開設し、顧客向けに検証を行うため第三者認証を取得中。
技術提携
製品 | 会社名 |
コイルスプリング | 日本発条 |
リーフスプリング | ホリキリ |
ショックアブソーバー | 日立オートモティブシステムズ |
電子部品 | 三菱電機 |
ミクニ | |
空調システム | Valeo |
ラジエーター | カルソニックカンセイ |
シート | タチエス |
プラスチック部品 | 富士シート |
設備投資額 |
(単位:百万マレーシアリンギット) |
2018年12月期 | 2017年12月期 | 2016年12月期 | |
合計 | 43.1 | 93.4 | 88.9 |
-2018年12月期の設備投資は、主に施設の刷新および生産ライン新設に充てられた。
-同社のサスペンション事業部門は、最新設備やインフラへの投資を通じて事業の自動化に取り組んでいる。特にSUV向けのサスペンション生産ラインの拡張に注力。
海外投資
<ミャンマー>
-2019年内にミャンマー工場完成予定。間もなく生産を開始する見込み。