Hayes Lemmerz International Inc. 2009年1月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万米ドル) |
2009年1月期 | 2008年1月期 | 増減率(%) | 要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 1,904.3 | 2,126.7 | (10.5) | - |
営業利益 | (252.3) | (38.7) | - | - |
自動車用ホイール | ||||
売上高 | 1,848.4 | 2,051.9 | (9.9) | 1) |
営業利益 | (262.3) | 36.7 | - | |
その他部品 | ||||
売上高 | 55.9 | 74.8 | (25.3) | 2) |
営業利益 | 10.0 | (75.4) | - |
2008年度の同社アニュアルレポートにて、監査法人は同社の継続企業としての存続能力に重要な疑義を抱かせる状況が存在すると述べた。
要因
1)
- 自動車用ホイール部門の2008年度売上高は、前年度2,051.9百万ドルから1,848.4百万ドルと203.5百万ドルの減少。売上げ数量減による 売上高の減少は、有利な製品構成により一部相殺されたが、売上げ減のうち281百万ドルを占めた。しかし、対米ドル為替差益により、86百万ドル相殺。金 属材料費高騰分の価格転嫁により、36百万ドル増加。ベルギーのHoboken工場売却による売上げ減は42百万ドル。
2)
- その他の製品部門の2008年度売上高は、前年度74.8百万ドルから55.9百万ドルと18.9百万ドルの減少。2007年度のインディアナ州 Wabashのパワートレイン工場売却による減少が28百万ドル。本年度からメキシコNuevo Laredo、パワートレイン工場で生産されたインテークマニホールドのGMC Acadiaの新規受注により、売上げは前年にくらべ8百万ドル増加。
事業売却
-2008年12月末にジョージア州にあるGainesvilleアルミホイール工場を閉鎖すると発表。全世界的に小型車向けアルミホイールの供給がだぶ ついており、低コスト国で生産された安価なアルミホイールの流通量が北米市場で増大していることから、閉鎖を決めたもの。Gainesville工場は従 業員数約290名。同工場の閉鎖にともない、現行事業の一部をメキシコのアルミホイール工場に移管する予定。(2008年5月12日付プレスリリースよ り)-BBS International GmbH (BBS)に、同社のベルギー子会社を売却したと発表。 BBSの親会社Punchは、同社の米国ジョージア州にある拠点の不動産と一部設備を買い取る契約を併せて締結。この事業資産移譲は、同社が既に閉鎖を決 定しているジョージア州Gainesville工場の生産が終了した後に実行される。(2008年6月16日付プレスリリースより)
開発動向
研究開発費 |
(単位:百万米ドル) |
2009年1月期 | 2008年1月期 | 2007年1月期 | |
全社 | 12.4 | 9.6 | 4.4 |
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万米ドル) |
2009年1月期 | 2008年1月期 | 2007年1月期 | |
自動車ホイール | 77.6 | 91.6 | 65.4 |
その他部品 | 2.6 | 10.8 | 5.0 |
合計 | 80.2 | 102.4 | 70.4 |