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(株) アーレスティ 2015年3月期の動向

事業計画

中期経営計画
-2017年に売上高1,430億円 (13年度比12.8%増)、営業利益率5.0% (同1.5ポイント増) を目指す中期経営目標を発表した。需要が増えている北米やアジア向けにアルミダイカスト製品を拡販することで売り上げを伸ばす計画だ。利益拡大に向けて中国工場やインド工場の生産性を高めるほか、収益が見込める適正な価格体系での受注を増やしていく。(2014年5月30日付日刊自動車新聞より)

>>>次年度業績予想 (売上、営業利益等)

研究開発拠点

研究開発活動

-グローバルで競争力のある高品質パワートレイン、車体部品を供給できるダイカストメーカーになるための生産性の改善に寄与する生産技術を開発している。
-自社真空技術を用いた車の軽量化、燃費効率向上に貢献する足回り部品、車体骨格部品を開発している。
-技術部と量産工場が一体となり、機を逃さないグローバルな新技術の展開を行っている。

-2015年3月期に完成した主要設備 (ダイカスト事業)

海外投資

<米国>
-米国でのアルミダイカスト部品の旺盛な需要に対応していくため、現地工場の生産効率を改善する。技術者の再教育や鋳造設備の追加導入による省人化を進め、北米事業の収益基盤の強化を図る。他拠点での臨時生産の対応費用などで一時的に収益が悪化している米国工場を今期中に建て直し、今後も予想される需要増加に備えていく。同社ではメキシコを含む北米事業の売上高が全体の3割近くを占め、日本に次ぐ2番目の市場となっている。とくに12年度以降は北米の景気回復や自動車部品のアルミ化などが寄与し、米国での受注が大幅に伸長。13年度は11年度比で約2倍の生産量をこなしたが、14年度上期はさらに生産量を増やしたことで工場の稼働バランスに歪みが生じたという。(2014年12月2日付日刊自動車新聞より)

<インド>
-インド子会社のAhresty India Private Limited (ハリアナ州) でアルミダイカスト部品の生産能力を2割以上引き上げる。日系自動車メーカーが現地での生産を拡大していることから、14機の鋳造マシンを備えている現在の工場建屋を増築し、新たに3機の鋳造マシンを設置して需要増に対応する。追加設備では7月から生産を開始し、2015年度序盤までに全面稼働する計画だ。(2014年5月26日付日刊自動車新聞より)