業績

(単位：百万円)

	2012年 3月期	2011年 3月期	増減率 (%)	要因
全社
売上高	103,800	99,022	4.8	-
営業利益	1,366	3,765	(63.7)	-
経常利益	888	3,557	(75.0)	-
当期純利益	1,420	1,481	(4.1)	-
ダイカスト事業 日本
売上高	65,114	65,624	(0.8)	-主要販売先である国内自動車メーカーにおいて、上期は東日本大震災の影響により大幅に自動車生産が減少。下期はタイの洪水被害による影響があったものの、東日本大震災からの回復、エコカー補助金の復活による国内市場活性化効果等により増産となり、売上は前年比横ばい。
営業利益	1,463	1,929	(24.2)	-上期の受注減少等による減益の影響が大きく、減益。
ダイカスト事業 北米
売上高	18,761	16,020	17.1	-東日本大震災の影響で減少した主要顧客からの受注が上期後半より回復。メキシコでの受注も増加し、増収。
営業利益	314	1,029	(69.5)	-メキシコでの受注増への生産対応の遅れを挽回するための費用が発生。
ダイカスト事業 アジア
売上高	13,723	11,666	17.6	-中国では、一時的に東日本大震災の影響により受注が減少したものの、引き続き旺盛な自動車販売状況の下、夏季以降の受注は回復し増加。インドでは、ガソリン高による自動車販売低迷や一部顧客の減産の影響があったものの、新規製品の立ち上がりにより受注が増加し、増収。
営業利益	(504)	723	-	-東日本大震災による中国での急激な売上減少の影響、育成過程にあるインドの先行投資等の影響等により、赤字に転落。
アルミニウム部門
売上高	3,744	3,524	6.2	-東日本大震災の影響による上期の受注量減少分を下期に挽回できたことにより、増収。
営業利益	(42)	(13)	-	-原価低減活動による一定の効果が得られたものの、円高等により市況販売価格が低迷。

海外事業

-主軸のダイカスト事業で2012年度にも海外売上高を400億円超に引き上げる。同事業の売上高構成比の4割となるもので、供給先となる完成車メーカーが促進する部品の現地調達比率向上に対応し、海外拠点の生産能力拡大や生産性を改善することで目標達成を狙う。二つの生産拠点を持つ中国で工場拡張を行うほか、アジア地域全体で拡販をすすめ投資回収を急ぐ。同時に北米拠点も含めて生産性改善をさらに促進し、海外拠点の収益への寄与を高めていく。(2011年11月28日付日刊自動車新聞より)

<中国>
-中国子会社である合肥阿雷斯提汽車配件有限公司 [Hefei Ahresty Casting Co., Ltd.]の開業式を開催したと発表。同子会社は2010年8月に設立し、2011年7月より稼働を開始。今回、量産に向けての体制整備が整ったもの。なお、同子会社では、ダイカスト製品の鋳造・機械加工を行っている。(2011年11月30日付プレスリリースより)

事業再編

-中長期的には国内ダイカスト需要が減少すると予想されるため、浜松工場と豊橋工場を東海工場として統合し、2013年3月を目途に集約・再編を予定。

>>>次年度業績予想 (売上、営業利益等)

研究開発費

(単位：百万円)

	2012年3月期	2011年3月期	2010年3月期
全社	882	940	875

研究開発拠点

名称	所在地
テクニカルセンター	愛知県豊橋市

研究開発活動

-東松山工場に設置したNI鋳造機を用いた足回り部品のプロセス改善を推進し、更なる競争力向上に向けて標準化が進みつつある。さらに自社真空技術を用いた高延性材料による足回り部品の開発、次世代ディーゼル車をターゲットにした製品の開発を進めている。
-車体骨格部品、シャーシ部品のアルミダイカスト化やプラスチック、鋼鈑との接合技術に取り組んでいる。

設備投資額

(単位：百万円)

	2012年3月期	2011年3月期	2010年3月期
全社	14,088	7,929	6,070
ダイカスト事業	14,081	7,890	6,056

2012年3月期に完成した主要設備 (ダイカスト事業)

事業所・子会社	内容
同社	生産設備の新設
(株)アーレスティ栃木	生産設備の増設
Ahresty Mexicana S.A. de C.V.	生産設備の増設
広州阿雷斯提汽車配件有限公司 [Guangzhou Ahresty Casting Co., Ltd.]	生産設備の増設
Ahresty India Private Limited	生産設備の増設
合肥阿雷斯提汽車配件有限公司 [Hefei Ahresty Casting Co., Ltd.]	生産設備の増設

海外投資

<中国>
-広東省でダイカスト製品製造を手がける子会社「広州阿雷斯提汽車配件有限公司(広州アーレスティ)」で生産能力を拡大する。このほど第1工場の隣接地約2万1千平方メートルの使用権を取得し工場の拡張が可能となったためで、ダイカストマシン8台や機械加工で9ラインの追加を計画、鋳造製品生産で約30%の能力拡大を見込む。これにともなって、2年間で合計63億円を設備投資する予定。現地の旺盛なダイカスト需要を取り込み、生産能力の拡充と効率的な生産を目指す。(2011年10月4日付日刊自動車新聞より)

設備の新設計画

(2012年3月31日現在)

会社名 事業所名	所在地	設備の 内容	投資予定 金額 (百万円)	着手	完了	完成後の 増加能力
同社 東海工場	愛知県 豊橋市	ダイカスト生産設備	900	2012年 4月	2013年 3月	-
(株)アーレスティ栃木	栃木県 下都賀郡	ダイカスト生産設備	700	2012年 4月	2013年 3月	-
		ダイカスト加工設備	200	2012年 4月	2013年 3月	-
Ahresty Mexicana S.A. de C.V.	メキシコ サカテカス州	ダイカスト生産設備	1,300	2012年 1月	2012年 12月	16%増加
		ダイカスト加工設備	3,800	2012年 1月	2012年 12月	-
広州阿雷斯提汽車配件有限公司 [Guangzhou Ahresty Casting Co., Ltd.]	中国 広東省	ダイカスト生産設備	900	2012年 1月	2012年 12月	18%増加
		ダイカスト加工設備	2,400	2012年 1月	2012年 12月	-
合肥阿雷斯提汽車配件有限公司 [Hefei Ahresty Casting Co., Ltd.]	中国 安徽省	ダイカスト生産設備	300	2012年 1月	2012年 12月	-
		ダイカスト加工設備	400	2012年 1月	2012年 12月	-