Sogefi S.p.A. 2013年12月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万ユーロ) |
2013年 12月期 |
2012年 12月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 1,335.0 | 1,319.2 | 1.2 | 1) |
EBIT | 69.1 | 63.4 | 9.0 | - |
エンジンシステム部門 | ||||
売上高 | 818.6 | 792.6 | 3.3 | 2) |
EBIT | 45.7 | 39.0 | 17.2 | - |
サスペンション部品部門 | ||||
売上高 | 518.6 | 528.6 | (1.9) | - |
EBIT | 35.7 | 32.3 | 10.5 | - |
要因
1) 全社売上高
-2013年12月期の売上高は、前年比1.2%の増加。北米とアジアでの伸びが、それぞれ前年比24.5%増と同27.1%増であった。
-欧州以外への売上が売上全体の36%を占める。
-南米への売上は前年比マイナスであったが、市場の下落幅よりも小幅に抑えた。
2) エンジンシステム部門売上高
-2013年12月期の売上高は、前年比3.3%の増加。米国、中国、インドでの売上が伸びた。
新工場
- インドPuneの新工場にてフィルターシステムの生産を開始した。
- 2013年9月、メキシコMonterreyの新工場にて、Chrysler、GM、FordのV8エンジン部品の生産を開始した。
工場再編
-2014年2月、サスペンション部品部門の子会社であるAllevard Rejna Suspension S.A.が、フランスのLieusaint工場の閉鎖を発表した。受注
-2013年、Porshce 「Cayenne」 のV6およびV8エンジン用に、オイルモジュールを受注した。-2013年、Audi 「A6」、「A8」 のV6およびV8エンジン用に、オイルモジュールを受注した。
-ブラジルの現代自動車 「HB」向けに初受注。2014年第3四半期より、コイルスプリングとスタビライザーバーを納入する。
地域別状況
<欧州>
- エンジンシステム部品: 2013年に最も販売台数が多かった乗用車10車種のうち8車種が採用。
- サスペンション部品: 同10車種のうち6車種が採用。
- エンジンシステム部品: 2013年にブラジルとアルゼンチンで最も販売台数が多かった乗用車10車種のうち9車種が採用。
- サスペンション部品: 同10車種のうち8車種が採用。
- エアインテークシステムにおいて、トップサプライヤー。
- エアインテークシステム: 北米で最も販売台数が多かった乗用車20車種のうち8車種が採用。V6/V8エンジン用に強みあり。
- 欧米の自動車メーカーとの取引関係を継続。
- 2017年に100百万ドルの売上を期待。
- 2013年に最も販売台数が多かった乗用車8車種のうち3車種が採用。
- ディーゼルフューエルフィルター: 2013年に最も販売台数が多かったスポーツ用多目的車7車種のうち4車種が採用。
受賞
-2013年、GMより 「2013 Supplier of the year」を受賞した。開発動向
研究開発費 |
(単位:百万ユーロ) |
2013年12月期 | 2012年12月期 | 2011年12月期 | |
全社 | 35.0 | 35.9 | 26.1 |
売上に占める割合 (%) | 2.6 | 2.7 | 2.3 |
共同開発
-Solvey と共同で、ディーゼル車向け添加剤ストレージおよびドージングシステムの評価システムを開発中。製品開発
ディーゼル車向け添加剤ストレージおよびドージングシステム-ディーゼルフューエルフィルターと添加剤タンクおよびドージングをユニットとして一体化。重量で3.5kg、体積で60%の削減が可能。
アクティブマルチウェイバルブ
-アクチュエーターとセンサーを使用し、クーラントを状況に応じて3つの排出口に分配する。摩擦ロスを低減しスタートストップシステムを瞬時に起動する。CO2排出量を3%低減する効果があるという。量産は2013年6月を予定。
アクティブクーラントポンプモジュール
-電子制御式アクチュエーターでウォーターポンプの排出口にある比例バルブをコントロールし、最適な水流を確保する。CO2排出量を3.5%まで低減する。量産は2016年を予定。
水冷式給気冷却器つきエアインテークマニフォオールド
-インテークマニフォールドと冷却器を一体化することにより、シリンダー間の空気の分配を最適化する。量産は2016年を予定。
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万ユーロ) |
2013年12月期 | 2012年12月期 | 2011年12月期 | |
全社 | 36.0 | 45.2 | 36.3 |
-中国蘇州呉江にてサスペンション部品部門とエンジンシステム部門の2工場を建設。
-インドのPuneにてエンジンシステム部門の工場を開設。
-メキシコのMonterrey工場を拡張。