万向銭潮股份有限公司 2006年度の動向
ハイライト
2006年度の業績
<事業概要>
近年はシャシーシステムのOEM供給の現地化・モジュール化に注力。大手カーメーカーに隣接する新工場の完成・納入開始が相継ぎ、シャシー系部品の売上が大幅に増加。その他、ドライブライン、ベアリング部門も新規OEM納入先を開拓、着実に売上げを伸ばしている。
シャシーシステム
-2006年12月、子会社「哈爾浜万向哈飛汽車底盤系統有限公司 (Harbin Wanxiang Hafei Auto Chassis System Co. ,Ltd.)」が出資し、シャシー部品の新生産会社「哈爾浜万向汽車部件有限公司 (Harbin Wanxiang Automotive Parts Co., Ltd.)」を設立。
-2006年10月、子会社「万向銭潮(桂林)汽車底盤部件有限公司(Wanxiang Qianchao (Guilin) Chassis Parts Co., Ltd.)」の新工場が完成し10月19日稼動を開始した。同子会社の前身は国有企業だが、2003年に万向が資本参加して以来この3年間で急速な発展を遂げた。今回の新工場の完成により更なる発展を見込む。
ドライブライン
-2006年6月、銭潮ブランドのユニバーサルジョイントが一汽解放汽車有限公司(FAW Jiefang Automotive Co., Ltd.)と北汽福田汽車股份有限公司(Beiqi Foton Motor Co., Ltd.)から自社完成車に搭載するドライブシャフトシステムの独占部品として指定された。
-2006年12月、等速ドライブシャフト事業の業績が過去最高を記録、前年同期比でそれぞれ生産高189.18%、売上高196.50%、利益191.30%となった。また供給先についてもここ数年間でアフターマーケット中心からOEM供給中心へのシフトを果たし、2006年は国内市場では中高級車メーカーへの納入を開始、海外市場ではGMとの商談が進行中。なお等速ドライブシャフトの年産能力は120万本強(2006年末時点)。
ベアリング
-2006年3月、子会社「江蘇銭潮軸承有限公司(Jiangsu Qianchao Bearing Co., Ltd.)」 の新工場建設が江蘇省鎮江市経済開発区で始まった。同子会社は現在年商2億元規模にまで成長したが、今後国際OEM市場への本格的参入を目指し新工場を建設することになった。3年後にはベアリング年産4000万セット、売上5億元規模を目指す。
-2006年12月、子会社「銭潮軸承有限公司 (Qianchao Bearing Co., Ltd.)」がブラジルZF社向けに高級アクスル用部品の供給を開始すると発表。第一期の受注総額は約15百万元。
-2006年12月、子会社「銭潮軸承有限公司 (Qianchao Bearing Co., Ltd.)」が一汽集団(FAW)より2007年のOEMサプライヤー資格を取得、さらに両社間で新製品開発、技術提携、製品供給に関する協議書をかわした。これまで一汽にベアリングを供給してきた老舗の2社に替わって銭潮（Qianchao‘QC’)ブランドが採用されたことは同社にとって大きな意義を持つ。
ホイールハブ
-2006年3月、子会社「浙江万向精工有限公司(Zhejiang Wanxiang Jinggong Co., Ltd.)」が韓国から導入した五本目のホイールハブ組み立てラインが先ごろ稼動開始した。１つのハブの組み立て時間は20秒を切る。年産能力は107.4万セット。
| (百万元) | 2006年度 | 2005年度 |
要因 |
| 売上高 | 3,581.59 | 2,829.26 | -大手メーカーへの高付加価値製品の納入増加による売上・利益増。 |
| 純利益 | 229.27 | 130.62 |
<事業概要>
近年はシャシーシステムのOEM供給の現地化・モジュール化に注力。大手カーメーカーに隣接する新工場の完成・納入開始が相継ぎ、シャシー系部品の売上が大幅に増加。その他、ドライブライン、ベアリング部門も新規OEM納入先を開拓、着実に売上げを伸ばしている。
シャシーシステム
-2006年12月、子会社「哈爾浜万向哈飛汽車底盤系統有限公司 (Harbin Wanxiang Hafei Auto Chassis System Co. ,Ltd.)」が出資し、シャシー部品の新生産会社「哈爾浜万向汽車部件有限公司 (Harbin Wanxiang Automotive Parts Co., Ltd.)」を設立。
-2006年10月、子会社「万向銭潮(桂林)汽車底盤部件有限公司(Wanxiang Qianchao (Guilin) Chassis Parts Co., Ltd.)」の新工場が完成し10月19日稼動を開始した。同子会社の前身は国有企業だが、2003年に万向が資本参加して以来この3年間で急速な発展を遂げた。今回の新工場の完成により更なる発展を見込む。
ドライブライン
-2006年6月、銭潮ブランドのユニバーサルジョイントが一汽解放汽車有限公司(FAW Jiefang Automotive Co., Ltd.)と北汽福田汽車股份有限公司(Beiqi Foton Motor Co., Ltd.)から自社完成車に搭載するドライブシャフトシステムの独占部品として指定された。
-2006年12月、等速ドライブシャフト事業の業績が過去最高を記録、前年同期比でそれぞれ生産高189.18%、売上高196.50%、利益191.30%となった。また供給先についてもここ数年間でアフターマーケット中心からOEM供給中心へのシフトを果たし、2006年は国内市場では中高級車メーカーへの納入を開始、海外市場ではGMとの商談が進行中。なお等速ドライブシャフトの年産能力は120万本強(2006年末時点)。
ベアリング
-2006年3月、子会社「江蘇銭潮軸承有限公司(Jiangsu Qianchao Bearing Co., Ltd.)」 の新工場建設が江蘇省鎮江市経済開発区で始まった。同子会社は現在年商2億元規模にまで成長したが、今後国際OEM市場への本格的参入を目指し新工場を建設することになった。3年後にはベアリング年産4000万セット、売上5億元規模を目指す。
-2006年12月、子会社「銭潮軸承有限公司 (Qianchao Bearing Co., Ltd.)」がブラジルZF社向けに高級アクスル用部品の供給を開始すると発表。第一期の受注総額は約15百万元。
-2006年12月、子会社「銭潮軸承有限公司 (Qianchao Bearing Co., Ltd.)」が一汽集団(FAW)より2007年のOEMサプライヤー資格を取得、さらに両社間で新製品開発、技術提携、製品供給に関する協議書をかわした。これまで一汽にベアリングを供給してきた老舗の2社に替わって銭潮（Qianchao‘QC’)ブランドが採用されたことは同社にとって大きな意義を持つ。
ホイールハブ
-2006年3月、子会社「浙江万向精工有限公司(Zhejiang Wanxiang Jinggong Co., Ltd.)」が韓国から導入した五本目のホイールハブ組み立てラインが先ごろ稼動開始した。１つのハブの組み立て時間は20秒を切る。年産能力は107.4万セット。
設備投資
2006年度の主な設備投資プロジェクト
| プロジェクト | 予算 (百万元) |
本年度の投資 (百万元) |
投資済の 対予算比率 |
詳細 |
| 湖北万向汽車零部件有限公司 の新工場建設 |
30.19 | 20.40 | 95.52 |
- |
| 奇瑞汽車シャシー部品生産ライン建設 | 29.90 | 2.29 | 75.67% | 奇瑞汽車 に供給するブレーキ、ブレーキドラム、ステアリングナックル等の生産ライン建設。 |
| 桂林シャシ-システム部品生産工場建設 | 32.00 | 8.02 | 101.63% | - |
| 浙江万向系統柳州工廠の新工場建設 | 10.00 | 1.21 | 12.10% |
上汽通用五菱汽車に供給するシャシーシステム工場建設。 |
| ステアリングナックル8万本生産能力増強 | 27.20 | 19.77 | 83.09% | - |
| 熱間鍛造(Hot Die Forging)4,000t生産ライン建設 | 12.00 | 10.96 | 97.58 | - |
| 第3世代ホイールハブ生産能力増強 | 12.50 | 10.86 | 86.91% | - |
